無職ニートの日々 PR

【無職3年】アラサー女が語るニートの苦楽

アラサーニート女の末路
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無職転生できない。

どうもこんにちは、あまぼしすずめ(@S_amaboshi)です。

近ごろさかんにGoogle窓へ打ち込む言葉は『生活保護』。
そんな私の心情はガン無視で、いよいよ二十代最終レースが始まりました。

あ~逆走してえ~右上にジュゲム出しながら逆走してえ~
「立った」「歩いた」「喋った」の三拍子で拍手喝采だった頃に戻りてえ~~

ジュゲム マリオカート

ねえ私、今立ってるよ! 歩いてるよ! 喋ってるよ! ねえねえねえ!! マッマ!!

年齢もさることながら、2021年の10月で、職を失い丸3年が経ちました

無職になった原因……ですか?
たぶんアレですね、そう。コロナ。

世に多大なダメージを与えたコロナですが、一つありがたいこともありました。
それは、昼間から家にいても不審に思われづらくなったという点です。

最近は、

お仕事は?

と聞かれた際には、

すずめ

ええと、家で出来る仕事を少々……

といった具合に、お茶を嗜むお嬢さま風で解答するようにしています。
便利な言葉ですよね。家で出来る仕事。

実際は月収5桁でも勝手にリモートワークだと勘違いしてもらえます。
定職がない方は積極的に使用していきましょう。

さて。

無職3周年ということで、1年目より希少価値が出てきました。
さすがに無職を1年経験した人は大勢いても、3年は少ないのではないでしょうか?

今回はそんな希少性を活かし、

  • 無職丸3年
  • アラサー女
  • 親ナシ実家暮らし

というこの世の終わりみたいな生活を送る私が、無職の実情と苦楽をまとめました。

無職になりたい!

仕事辞めた。将来が不安

という方は、社会のレールから脱線し続けるとどうなるのか、参考にしてみてください。

我のスペック

まずは簡単に私のスペックを載せておきます。

理由としては、ここで私が「一流大卒」「元GAAF」などの肩書を持っていると、全然ひっ迫感が出ないからです。

「オイオイこいつマジで詰んでんじゃねえか、芋焼いてる場合じゃねえぞ!」と思われるために書いておきます。

最近のマイブーム、芋。地元じゃ負け知らずの焼き加減。

ストーブで作った焼き芋
あまぼしすずめの経歴
  • 2021年現在29歳
  • 地方の普通高校を出た後、二度大学受験に失敗
  • 願書締め切り三十分前に存在を知った大学へ通い、1単位でも落としたら留年、という綱渡りで卒業
  • 地元の商社で4年経理を務め、退職
  • 電話応対がまったくできないため電話は全スルー
  • かといって細かな事務作業が得意なわけでもない
  • シュレッターを6時間かけ続けた過去を持つ
  • 所持資格、自動車免許と簿記3級(のみ)
  • 特技:感覚だけで半熟ゆで卵を作れる
  • 3年間、就職活動歴はなし
  • 無職の兄と二人暮らし

……というわけで「こいつ本気だしたら就職できるだろ」感はないので安心してくださいね。

あまぼしすずめはネオニート

無職ニートと言っているが本当はどちらでもないんじゃないか、という「あまぼしすずめはネオニート説」が横行しています。

たしかに書面上は開業していて、日々、小金も稼いでいる。

そんなわけで、厳密には無職でもニートでもないのかもしれません。

しかし収入は高校生のアルバイト程度で、月の収支は常に赤字。
ときどき「光熱費の引き落としができない」という催促状が届きます。

それなのにバリバリ仕事をやる気も正直あまり起きません。

何かに属したり、肩書として『定職』を名乗ったりしたくないのです。

つまり……?

こころはいつだって無職なの

すずめ

無職を3年続けるとどうなるのか?

長期にわたり社会から離れると何が起こるのか、私の場合はこうなりました。

① 一般的な社会復帰をする気がなくなる

一生ニートをやるつもりはないものの、一般的な企業に再就職する気など今はミジンコの触覚ほどもありません。

ここでいう一般的な企業とは、朝8時に出社してうんぬん、といったよくあるオフィスワーク形態の会社に勤めるということ。

はっきりいって、3年も生活を自分好みにカスタマイズしたら、ほぼ無理です。

8時半から労働とか意味わかりませんし。
昼寝ができないとかありえませんし。
そもそも8時半は寝起きです。

決められた時間に決められた場所へ行き、決められた仕事をやることが拷問にしか思えなくなります。

そんなわけで、

ああ、もう自分一般企業では絶対働けない……

という諦めの境地にたどり着くようです。

② 悟りを開き覚悟を決めた

①の続き。

会社勤めに向いていない人間って一定数いますから、自分がそうであると認めた方がよいと思います。

いっそ諦めた方が楽になれるはずです。

向いていないのに一般企業や正社員にこだわり続けて就活・退職の繰り返しって、つらいじゃないですか

淡水魚なら無理して海で生きようとせず、川での幸せを見つけた方がいいじゃないですか。死にますし。それと同じです。

どうしたら一般的な社会に戻れるか、よりも、『社会不適合者でも生きていけるすべは何か』という方向に頭を使うようになりました。

……すみません、御幣です。そんなに頭使えてないです。

ただ、ひと昔前だったら困難だった選択も、かつてないほど自由な働き方を得ている21世紀の今なら叶う気がします。

人間的に終わったコンテンツの自分でもきっと生きていけるはず!

③ 何だか知らんけどハイテンション

むしろこのまま落ちていったらどこまで行けるのか?
マントルへたどり着けるのではないか?

ニートを続けたらどうなるのか、知りたい。爆発する探求心。
そう、これが俗にいう「オラわくわくすっぞ症候群」である。

……まあ、行きつく先は生活保護かホームレスなんですけどね。

あいつは多分ヤクか何かやってるよ。

オラわくわくすっぞ

無職の苦楽

では次に、無職になっての苦楽をまとめます。
内容は2年前に書いた「【無職1年で貯金はいくら減るのか】無職のメリット・デメリットを振りかえる」とほぼ変わらないので、コチラを読んだことがある方は飛ばしてもらっても構いません。

① 楽その1.時間に縛られない

これだけで無職やる価値ある。

例えばですよ、会社員だったら――

通勤中に「ああ、小春日和だなあ、空が綺麗。紅葉が映えてる……今日は出かけたい」って思ったときに出かけられません。

私はゲームがやりたくて有給使ったりしましたが。

今は晴れていると起きてから40秒で支度して出かけられます。
夜も休日・平日問わず晴れていたら外に出ます。

自然にしたがって生きているって素晴らしいですね。
つまり無職は原始人なれるってことです。ウホッ

② 苦その1.お金がない!

今なら織田裕二と共演して叫べそう、ってくらい金欠です。

なぜなら働いていないからです。
昨年の治験報酬も底をつきました。

貯金をつつきながら暮らす日々。

よく「ニート無職は親がいなくなったら終わり」と言われます。
でも私には、布団販売訪問まがいの仕打ちをしてくる親しかいません。
俗に言う『いつまでもあると思うな、親の金』――そう、齧る脛がないのです。

終わりの始まりは既に始まっているというわけですね。

金銭的な問題に関しては、多くの人が不安でいっぱいになるかもしれません。
生きていけないと悲観的になるかもしれません。

けれどこれだけは言わせてください。

インスパイア

人は飲食物があって睡眠が取れれば早々死なない。

③ 楽その2.俗世の混雑に巻き込まれない

休日も平日もないため、空いている日や時間を狙って出掛けられます。

渋滞に巻き込まれることも少なめ。

とはいえ、平日に山へ行ったら、バスのチケットを買うだけで1時間並んだことがありました。

平日に? 全員ニートか?

我々無職が本当に戦うべき相手は、定年退職を迎えたご老人かもしれませんね。

④ 苦その2.人との意思疎通ができなくなる

極度に人とのコミュニケーション回数が減るため、会話が困難になります。
他人が何を言っているのか聞き取れないのです。

तळलेल्या कोळंबीला एक मधुर शेपटी असते
すずめ

(え? 何言ってるか全然わからん)


どういう意図でこの話をしているのか、私にどんな回答を求めているのか。

なにもわかりません。

ベネッセには犬猫の気持ちを書く前に『ひとのきもち』を創刊していただきたいものです。

⑤ 楽その3.心身の不調が和らぐ(?)

会社員時代は、毎日お腹が張っていて、頭痛に肩こり腰痛、頭がぼーとして常に眠く、顔中にはニキビがいっぱいでした。

主に食生活と睡眠が乱れていたことと、ストレスが原因かと思われます。

会社を辞めてからはカフェイン錠剤をカフェイン飲料で飲み込むような生活はやめて、睡眠時間を7時間にし、菓子パンで済ませる昼食を改めました。
お腹の不調やニキビは消えつつあります。

適度に昼寝を取り入れることで、頭痛や倦怠感も緩和できるのでありがたいです。

真面目な話、私のような症状が出ている方は心身が狂いだしてるかもしれないので休んだ方がいいでしょう。

退職する1年前からは気が違ってきて、毎朝車に蹴りを入れてから出社していました。

解せぬ

⑥ 苦その③.たまに不安に襲われる

29歳無職で
凪のお暇1巻

翌日には元気にカレー食べていたりする。

ま、人生ってそんなものだよね。
働いていても終始不安に襲われている人もいるわけですし。だったらむしろ働いてない分お得じゃない? って。

先輩の声

私の近くには、金がなくて会社と家を失ったファーザーと、10年寝太郎ブラザーという、私など足元にも及ばない人種がいます。

そんな彼らでものうのうと生きているので、人間ってしぶといですね。

無職の先輩に、楽しく生きるコツを伺ってみました。

10年寝太郎

金って「なくなりそう」ってなった時には不思議とやってくるもんなんだよ
意外と尽きないんだよなあ

私の目には年に20日ほど働いて、残りの340日ほどをウマ娘とグラブルに費やしているように見えます。

どうも彼は宇宙ではない次元に生きているのかもしれませんね。

……参考になったでしょうか?

3年間で変わったこと

石の上で3年寝太郎。

幼稚園児が小学生になるくらいの年月が経ちました。

2018年10月~2021年12月まで、どのようなことを行ない、生活はどうかわったのでしょうか。
簡単に振り返ってみました。

2018年
  • フリーダムの生活を噛みしめつつ、日がなネットサーフィーン
  • あんまりこのころの記憶がねえな……と思ったけど、毎日ばあちゃんのお見舞いに行って「のび太とおばあちゃんの思い出」みたいな日々を過ごす
2019年
  • 夏まで毎日図書館で本を読み、長編小説を書いていた
  • 明治時代の書生みたいなニート
  • っていうか明治時代の小説に出てくる主人公は10代~20代で働いてる気配もなくフラフラしてるやつ多いけど、なんなの?
  • 結局家が金持ちの奴が勝者ってことなの? 昔の文豪、大体ニートやんけ。
  • 精神衰弱患ってるやつ多いけど、そりゃニートなんてやってるからだバーカバーカ
  • 夏、8月にブログ開設
  • 青春18きっぷ旅をしたり。今の生活の基盤ができ始めたのがこのころ
2020年
2021年
  • 何だかんだ12か月フルでライター活動を行なうことに成功
  • ただ他の活動ができなくなりつつあるので思案中
  • エイプリルフールのノリで開業届け
  • 写真が楽しくなりいろいろな場所へ出かける
  • デジタルデトックスをしたり緑を育てたり、やたらと精神の安定を図る。効果はあまりない模様
  • 会社員時代の給料と同じくらいの月収を得ることに成功
  • 来年やりたいことを考えている。ブログ、もうちょっと力入れたいなあ、とか……

こう見ると、日々同じことの繰り返しに見えて、実は前年と同じように過ごしている年は1年もなかったということに気づかされます。

そのときそのときに1番やってみたいこと、興味のあることをやり続ける3年間でした。

継続できなかったり、結果として何も実にならなかったりすることの方が多かったものの、後悔はありません。

できなかったことは、これからできるようにしていきます。

中でも大きかったことは、

  • 長編小説を完結できたこと
  • ブログとライター活動を続けられたこと
  • ひと月でも会社員と同額の金銭を得られたこと

の3つでしょうか。

小説は新人賞に出しても箸にも棒にも掛かりませんし、Webに投稿しても閲覧数は6。
ブログも伸び悩み、巷で目にするような「月10万!」とか全然稼げません。
ライターも月5本書くのが限界です。

報われんもんだなあと嘆きつつ、3年前の自分より確実に前進できている今があると信じて、これからもなんとか生きていこうと思います。

会社員時代の私は、伝票を日付順に並べて引き出しにしまうという小学生でもできる仕事すらできず、

先輩

汚っぐちゃぐちゃじゃん!どうしてこんな事になるの!

すずめ

どうしてでしょうねエ…

となったり、

上司

あまぼしさん、ちょっと机の上片付けようか……?

小学生男児みたいな注意をされてしまったりと、実に無能でした。

まあ、けれど「そんな自分でも〇〇では成功できました!」って胸を張れないのが私でして……。

現実ってそんなものよね、と悟ったところで来年も新しいことに挑戦して1歩でも前進できる年にしていく予定です。

つまるところ長期間無職をしても

生きていけます。
身体が動けるうちは明日の飯代くらいは稼げます。

体が動かなくなったら市役所に駆け込んで、生活保護でも無理やり受ければいいじゃないですか。

私だったらそうします。そしてそのお金でこっそりスシローでも食ってやりますよ。

ここは日本ですから。アメリカのスラム街じゃありませんから。利用できるものはすべて利用しますよ。

それくらいの神経でこれからも自称無職をつらぬいていく所存です。

全世界の無職よ図太く生きろ、そして幸あれ!

無職の姿

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POSTED COMMENT

  1. 先祖がシュージ・ツシマorz より:

    実際にそれでよいと思います~
    日本にはセーフティーネットがありますので、気楽に生きていきましょ~

    • amaboshi より:

      ありがとうございます~
      セーフティーネットがあるという点では弱者にやさしい国かなって思います
      アメリカあたりに生まれていたら生きていけませんでした

  2. […] こんな感じのブログで無職の日常綴ってますのでよかったら。 […]

  3. バイト決まらんニート より:

    先輩!私も無職で、たまにバイトしたりしてって感じで、なんかやる気が出ました。やる気だけ、行動はしないけど笑

    • amaboshi より:

      コメントありがとうございます!
      やる気大事です!やる気があればそのうち何とかなります。

      …知らんけど!!!!

  4. ぷれこ28号 より:

    俺は就職とニートの繰り返しこどおじ
    内容がもうぶっささりまくり(涙出たアルよ)
    仕事時は激痛すぎて
    心ポキポキ折れながら(向いてないの分かりながら)
    お金は稼ぐ・・でも続かない(タヒにてぇ)

    なので経験したジョブはたーーくさん
    ・・まぁほぼレベル1~9(1桁)なので技能的にどうか(笑)

    ブログは続けて欲しいなぁと思う
    やっぱり『継続は力なり』で
    それをやり続ける自分には
    根拠のない自身も沸く=生きる糧
    なので!
    (ってズボラな俺に比べたら
    このブログのデザイン、きれいだな)

    今現在ニートでそろそろ求職活動・・はぁ・・(´Д`)

    • amaboshi より:

      >ぷれこ28号さん
      コメントありがとうございます。
      子供部屋仲間ですね。
      世の中には社会にでて仕事をすることに向いている人種と、どうしても難しいい人種がいるようですね。
      ことさら後者を「ダメな人」と扱う傾向がありますが、私に言わせれば人参が食べられる人と食べられない人との差くらいしかないと思います。

      それはさておき、ブログは続けていきたいと思います。ありがとうございます。
      お互い生き延びましょう…!

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