カメラ・写真

高ボッチ高原で雲海が見られる時期と条件・おすすめの時間帯【気温に注意】

高ボッチ高原雲海の時期

どうもこんにちは、あまぼし(@S_amaboshi)です。

長野県にある高ボッチ高原に雲海撮影へ行きました。

ここは北海道のトマムや富士山、京都の大江山ほどの知名度はありません。
しかしカメラマンの間では、富士山を背景に諏訪湖へとかかる雲海が撮れる場所として有名です。

初めて高ボッチで雲海を見よう! という人は、

いつ雲海が見られるの? 条件や綺麗な時期は?
何時ころに行けばいいの?

という疑問を抱いている方もいると思いますので、実際に行った感想を交えながらこれらの疑問に答えていきます。

  • 高ボッチ高原で雲海を見るための条件・見えやすい時期
  • 雲海や朝の景色が綺麗に見られる時間帯
  • 雲海撮影に行く際の注意点

上記3点を中心に高ボッチ高原の雲海を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

高ボッチ高原についてのアクセスについてはこちら。

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夕焼けや夜景も美しいので、訪れた際には見てもらいたいです!

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高ボッチ高原で雲海が発生する条件と見やすい時期

雲海の発生するメカニズムについて

まずは雲海が発生するメカニズム(理由)について、簡単に説明しておきます。
これを知っておくと、気象状況から自分でもおおよその予想が立てられるようになるため便利です。

① 日中太陽によって温められた地表の熱が、日没とともに宇宙空間へ逃げて行く。
(温暖な空気は上へ向かうため、地表には冷たい空気が残る)

雲海のしくみ

※ この現象を放射冷却(熱を外に放射して冷却する)と呼ぶ。

この時上空に雲があると放射冷却が邪魔されるため、晴れている日の方がより熱が放射されやすくなる。
(晴れている夜の方が冷え込みが厳しいのはそのためである)

② 空気が冷えて気温が下がると、空気中の飽和水蒸気量が減る

雲海の条件・しくみ

飽和水蒸気量=空気が含むことのできる水蒸気(図では青の点)の量のこと

高い気温は、低い気温の時と比べより多くの水蒸気を含むことができる。
よって気温が低い場合、空気中からあぶれた水蒸気が液体(水滴)に変化する。

③ この水滴がたくさん集まることで雲が発生する

雲海の条件・しくみ

雲海は「高所から見落とした海のように見える雲」であり、発生メカニズム自体は普通の雲と一緒。
そのため川・湖の近くや、雨上がりで地表が濡れている場合も湿度が高まり雲海が発生する。

発生した雲が風で流されることなく山間部や盆地に留まった時、雲海として臨むことができる

雲海が発生しやすい条件・時期

上記のメカニズムから、雲海が発生しやすい条件をまとめます。

  • 前日暖かく、夜間に晴れて十分な放射冷却があること
  • 当日に冷え込み、かつ晴れていること
  • 風がない、または弱風であること
  • 盆地・または山間部であること

これらの条件がそろった時、美しい雲海が現れます。
気温や天気は予報で確認できるので、翌日に雲海が発生するか予想できますね!

高ボッチ高原から見る雲海は諏訪上空の盆地にかかっており、諏訪盆地には大きな諏訪湖があります。
そのため冷え込んだ朝、風がない日には雲海を見ることができるのです。

もっとも発生しやすい時期は、春と秋

冷え込みだけで考えると冬のように思えますが、冬は乾燥により雲自体が発生しにくいため雲海観察には適しません。

高ボッチは例年12月の上旬から積雪や凍結のため通行禁止になりますが、11月~閉鎖される直前までがもっとも雲海を綺麗に見るチャンスになります。

自分で予想する以外にも、雲海出現NAVIという『雲海の発生率を教えてくれるサイト』もあるので、利用してみましょう。

※「全国30箇所+週末限定」という制限つき
高ボッチ高原は雲海出現NAVIに含まれています

高ボッチ高原で雲海が見られる時間帯

ここからは実際に訪れた時の写真や記録を交えながら、高ボッチ高原での雲海(明け方の景色)を見るおすすめの時間について解説していきます。

2019年11月6日。
朝4時に高ボッチ高原、第二駐車場に到着。

第一駐車場から第二駐車場にかけての沿道や、第二駐車場には車中泊をしている方が大勢いました。

早い人だと2時~3時にはすでに場所取りを始めています。
ベストポジションで撮りたい方は、そのくらいの時間には登頂した方がいいですね。

4時にはすでに東側はやや白んでいるのですが、この時間は暗すぎてスマホのカメラはまるで役にたちません。

「え? なんでスマホのカメラ?」というと、この日来る途中で私はカメラをぶっ壊してしまったからです……。

まあ、これ記事内容には直接関係ないんでさらっと流しますけど、

カメラバッグにココア入りの水筒入れておいたら、水筒ぶっ壊れていて蓋開いて大参事……みたいな。アハー

カメラとレンズ3本、ココアの海をスイームさせちゃって、もう完っ全に電源入らないんですね。
まあ、そんなところに水筒入れた私がいけないですけどっ!

でもわかります?

ホクホクしながら朝4時に「よ~し雲海撮るぞ~」って車から降りて、バッグから取り出したカメラがココアの熱でホクホクになっていた時の気持ち。

周りに人がいなかったら奇声上げてましたわ。

そんなわけで周囲の人が場所取りを本格的に始める4時ころ、私はせっせとカメラを拭いたり乾かしていたりしたので、この時間の写真はありません。

心は複雑骨折してたので帰りたかったですけどね。
でもここまで来て帰るのは癪だったので、せめて雲海だけは見ることにしました。

あと馬鹿みたいに星が綺麗で腹立ちました。
星景写真も撮るつもりで来たのに、スマホのカメラじゃ話になんねーよ……。

折れた心をどうにか修復、5時ころに私も登頂を始めます。

高ボッチ雲海
いよいよ東の空がオレンジ色になり、マジックアワーが始まります。

すでに20名以上の方が写真を撮っていました。

この日は雲が厚く、諏訪盆地一帯を雲海が覆い尽くしていました。
もう少し雲が薄いと街明かりが見えて夜景が綺麗なのですが、これはこれで美しい。

高ボッチ高原の雲海
富士山、八ヶ岳連峰、南アルプスの山際が霞むことなくハッキリと見えます。(11/6 5:58)

通っぽいおじさんが、

おじさん
おじさん
富士山よりも高く写るから、八ヶ岳は入れない方がいい

と言っていました。へ~

富士山に関しては、望遠レンズで納める方が良さそうです。

高ボッチ高原雲海
スマホカメラの限界。

……ジャギジャギじゃねえか!!笑

いやぁ、でももちろん一眼に比べたら全然ですけど、ここ10年くらいで携帯のカメラもあり得ないくらい発展したよね。

だって今のスマホの画質、20年くらい前の一眼に勝ると思いますよ。
でもやっぱ一眼でこの景色は撮りたかったぁぁ……

当たり前ですけど、この時間帯に来る人って基本カメラマンなんですよ。
パシャパシャピッピと三脚を立てて撮る人達の横で、指をくわえスマホを構える自分。

すずめ
すずめ
私が何したって言うんだい。
何もしてないやんか。仕事すらしてないんだぞ。

半泣きのまま眺める朝陽も馬鹿みたいに綺麗です。

夜明け前の空が最も美しいのは5時半~6時の間だと思いました。

高ボッチ高原の雲海
この日の日の出は6時15分。
だいたい日の出30分くらい前が最高の薄明を楽しめそうです。

日が昇る直前の風景

高ボッチ高原山頂 雲海
太陽は富士山よりややずれて、八ヶ岳連峰の方向から上って来ます。
東の空はピンクに染まり、なんとも言えないグラデーションがかかります。

太陽が昇るころには一気に気温が上がってきたような気がしました。

日の出直前~太陽が昇ったころが光に雲海が照らされて綺麗でしたね。
6時以降はほとんど写真がなく申し訳ありません。

一刻も早く帰り本格的にカメラの修繕に入らなくては、と冷静になったため早めに下山。
雲海はもう少し明るくなってからの方がしっかり見えたのかもしれません……。
できたら今年中にもう一度くらい見ておきたいところです。

南東ばかりが注目されがちですが、北側の空も綺麗ですよ。

高ボッチ高原の朝焼け
こちらは第二駐車場にある展望台から見た松本方面の景色。
高ボッチ高原の朝焼け
雲海とまではいかなくとも霧がかっていますね。

4時台は気温は氷点下になり、植物にも霜が降りていました。

高ボッチ高原の朝
こういうのも朝日が当たれば美しく撮れそうです。

夜明けの高ボッチ高原おすすめの時間帯

薄明時(マジックアワー):日の出前30分ころから
雲海:日の出直前~太陽が昇ったあと

段々と変化していく空の色は、夕暮れ時と同じく目が離せません!

雲海を見る時の注意点

早朝に雲海を見る時に注意する点が3つあります。

  1. 寒いので防寒対策を!(氷点下です)
  2. 暗いため懐中電灯必須
  3. 寒さで電池のバッテリーの消費が早いです

とても見応えのある雲海~日の出の景色なのですが、早朝ということでメチャクチャ寒いです。11月でも氷点下になります。

本格的な登山の格好でなくてもいいですが、防寒対策は過剰なほどしておいて問題ないでしょう。

この日の私の格好はヒートテック+ユニクロの厚手のアウター+ウィンドブレーカー
さらにダウンコートを着ました。

ジャンバー
下も厚手のスパッツに裏起毛のウィンドブレーカー

帽子やネックウォーマー手袋もあるといいですね。
とくに手袋は撮影のために手を出すのであった方がいいです。

防寒具
近所のスーパーで買った手袋と帽子。
メンズとか書いてあったから、多分オジサン御用達の品。

右手は人差し指と親指を穴あきにして、カメラの操作をしやすくしています。
そういえばスマホ操作ができる手袋はカメラにも有効なのでしょうか……。

うっかりしていたのが足元で、普通の運動靴と靴下で行ったらかなり冷たかったですね。
厚手の靴下や重ね履きなどをした方が良さそうです。

暗いということも難点で、5時台になるまでは周囲も見渡せないほどです。
山頂に行くまでの道400mは足場も悪いですし、懐中電灯をもっていくことが得策。

山頂で明かりをやたらに照らしていると怒られるかもしれないので、そこだけは注意しましょう。
(星景撮影ほどではないにせよ、カメラマンは明かりに敏感で、中にはヤベー因縁をつけて来るような人もいるので)

また写真を撮る場合は、寒さでバッテリーの消耗が激しくなっています。
予備のバッテリーも持って行った方が安心でしょう。

まとめ

やはり寒さと眠気を我慢した先に待っている景色は絶景!!

高ボッチ高原は標高1600メートルほどの山ですが、山頂400メートル手前までは車で訪問が可能です。

車中泊はちょっと……という人でも、周辺の塩尻市や岡谷市に泊まって早起きをすれば、30分ほどで向かうこともできます。

人が大勢いすぎるという場所でもないですし、「関東や甲信越近辺で雲海を見てみたい」という人にはおすすめのスポットだと思います。

訪れる際には防寒対策をしっかりして、壮大な景色を眺めましょう!!

以上です。

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