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【鼻茸手術体験①受診編】鼻づまり(副鼻腔炎)を放置したら鼻茸ができた

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どうもこんにちは、SUZUKINことあまぼしすずめ(@S_amaboshi)です。

最近、ビッグYouTuber・HIKAKINさんが好酸球性副鼻腔炎の手術をされたとあちこちのサイトが報じていました。

彼レベルになると蓄膿症ひとつでニュースになってしまい大変ですね。

実は私も数年前、同じく副鼻腔炎の鼻茸除去手術を受けました。

もちろん片田舎の無名無職の手術はどこのニュースも報じていないので、皆さまご存じないかと思います。

あの病気は鼻詰まりに始まり鼻血や痰、鼻の痛みに頭痛とよくある諸症状がいつの間にか積もりに積もり、ある日「え……なんかメチャクチャ苦しい! Why!?」とQOLが地に落ちていることに気づくのです。

1つ1つが細事で死ぬようなものでもないから放置しがち。

まるで茹でガエルですよ。

で。茹ですずめになった私は、全身麻酔まで使って手術するに至ったわけです。

今回はそのときの副鼻腔炎の治療や手術についての体験をまとめました。

鼻づまりピーポーは多いと思われますので、参考にしてください。
というか自覚症状がある人は早いとこ病院へ行ってください。

鼻づまりがひどくて眠れない

遡ること4年前、2021年の年明け。

喉に詰まった餅を吐き出すかのような咳払いで目が覚めた。

すずめ

カハァッ!

……実際そんな風なのか知らんけど。

鼻呼吸ができていないようでした。

洟をかんでも出ない。
ペパーミントオイルを吸ってみても匂いがわからない。

やがて鼻づまりは昼夜関係なく悪化の一途をたどり、夜は眠れず昼間は常に頭がぼーとするようになりました。

あの頃のIQはおそらく65くらいでしょう。

バナナ、頭が悪い人

鼻と喉の中間あたりに何かが詰まっているような……。

咳払いをしても痰が出そうで出ない感覚があるだけで何も出てきません。

時を同じくして、洟をかむと鼻血が出るようになります(洟は出ない)。
鼻の奥が痛い。頭も痛い。

インターネッツは、

G

もしかして蓄膿症?

と言っています。

そんな……蓄膿症なんて洟垂れ小僧がなる病気ではないか。

とはいえあまりに「息もできない冬」だったので、渋々近くの耳鼻科へ行くことにしました。

耳鼻咽喉科、混みすぎじゃね?

混雑した病院
100人乗っても大丈夫! イ〇バの病院!

町医者へ行ったら、なんと患者が外(文字通り野外、道路)まで溢れているではありませんか。

まるでラーメン屋のそれ。

どうも耳鼻咽喉というジャンルは花粉症の子供から難聴のジジイババアまでカバー範囲が広く、重傷者はいないものの問題を抱える人口が多いようです。

日によっては2時間ほど待たされるときもありました。

30秒くらい鳴り続けるクッソうるせーメロディ時計が印象的な病院でした。

慢性副鼻腔炎と診断される

初診でレントゲンを撮られ、

医者

あ~、上顎洞(副鼻腔)に影があるね。
鼻汁や膿が溜まってるね。副鼻腔炎だね

とあっさり原因が特定されました。

副鼻腔炎=蓄膿症。

インターネッツ、間違っていなかった。

ちなみに副鼻腔炎は、何らかの原因(ウイルスやらアレルギー)で鼻の中に生じた炎症で副鼻腔が塞がれ、洟や膿が溜まる病気です。

蓄膿症のイメージ

発祥して間もない場合は「急性副鼻腔炎」、症状が3ヵ月以上続く場合は「慢性副鼻腔炎」

実のところ私は数年単位でなにか詰まっている感覚があったので、慢性副鼻腔炎となりました。

医者が言うにはアレルギーが原因でないシンプルな(まあ昔ながらの?)蓄膿症は近年減少傾向にあるそうです。

というのも、風邪薬やらインフルの抗生剤やらで早々に菌だかウイルスが殺されるため、アレルギー以外で蓄膿症になる人は今じゃ珍しいとのこと。

また、昔と比べ全体的に家がクリーンになっているのも一因だそうです。

なるほど。

私は二十年近く風邪薬も飲んでいないし、インフルエンザも通って来てない道なので抗生剤を取り入れる機会がなかったのでしょう。部屋も汚いしね。

知らぬ間に菌だかウイルスを副鼻腔で飼い慣らしていたようです。

やれやれ。
この分じゃ最悪サナダムシが腹にいてもおかしくないな。

悲報・抗生物質、効かない

副鼻腔の治療はシンプル?で、3ヶ月を目途に抗生剤と鼻汁を出しやすくなる薬を飲むことになりました。

お薬手帳を見ると「メイアクトMS」なる抗生剤と、カルボシステインを飲んでいたようです。あと整腸剤。

このカルボシステインは1日3回毎日で、のちに行く別の病院でも大量処方されるわけですが、術後飲み忘れが多くなり今も信じられないほど在庫を余らせています。

たまに洟詰まりを感じるときに飲んでいます(そんなこと勝手にやったらアカンだろうけど)。

ちなみになぜ3ヶ月かといえば、抗生剤は良い菌も悪い菌もすべからく殺して天地創造、という肥料を生まない焼畑農業的荒業なので、長期間はできないのです。

腸内細菌のバリエーションが健康のバロメーターと言われるなか、なかなかに恐ろしい話です。

とはいえ短期間なので、お薬を飲み続けました。

が、なんとこの抗生剤、まったく効果がなかったのです。

こいつがやらかしたことといえば、せいぜい簿記の会場で私を脱糞させかけたことくらい。

そうこうしているうちに3ヶ月が経ち、薬処方が終了しました。

医者

え? そんなに鼻通りがよくなってない?
困ったなあ……

すずめ

(困ってるのはこっちだ)

私の鼻のポテンシャルはこんなものじゃないと叫びたくなるほど改善されていません。

ただ、冬になると鼻づまりが悪化して春の訪れと共に緩和していく例年通り、その年も多少は良くなっていました。多少です。

多少は……と口にした途端、ヨシ!と判断され治療は終了しました。

全然良くないものの、だましだまし生活をするうち夏が来て秋が過ぎ――再び冬になりました。完全に再発しました。

治っていないものを再発と表記してよいのかもわかりませんが。

Re:耳鼻咽喉科、混みすぎじゃね?

時は2021年12月24日。

世間がクリスマスに浮かれポンチの日、私は粛々と耳鼻咽喉科のソファに座っておりました。
そう、鼻悪化による再受診です。

前回の町医者はヤブではないでしょうけど、検査設備もショボいだろうとの偏見から市民病院へ行ってみました。

そしたらまたもラーメン屋の騒ぎ。

混雑した病院
100人乗っても大丈夫! イ〇バの病院!

16時で予約したのに終わったのが19時過ぎなんてこともザラでした。
しかもこの病院は予約しても2時間待ちなのです。予約とは?

なぜか先生がひとりしかいないのが一番の要因だと思うのですが、3年経っても改善されていないようです。

鼻茸ができる

市民病院ではドーナツの輪っかをくぐるようなCTを行ないました。

レントゲンの上位互換的存在で、立体的に見るので精度が高いそうです。たくさん被ばくするだけあるね!

それだけでなく、鼻腔内視鏡を使った検査もしました。

5mmもなさそうな細い管(カメラ)を鼻へぶっ刺して中を調べるのです。

軽く吸引麻酔をかけられているとはいえ、最初はぶったまげました。

普通に痛いですよ。なにせ鼻は物を入れる場所じゃなくて出す場所ですからね。

とはいえ担当の医者――年の功50半ばのいかにも女医! という風貌な女性だったのだけど――の明快さとユーモラスな感じが面白くて、あまり不快さを味わわずにすみました。

器具ひとつ入れる際も、やたらとリズムを刻むんですよね。愉快。

で、検査の結果、鼻腔内に鼻茸ができていることがわかりました。

鼻茸というのは、鼻の中にできるポリープです。

鼻茸のイメージ

原因はアレルギーや細菌感染などいろいろあるようですが、

炎症ができる→粘膜が破ける(鼻血として現れてるのがこれ)→最近や水が貯まる→より大きな炎症

の無限ループでどんどん成長し、やがて鼻の通り道を塞ぐために鼻詰まりの悪化を招くそうです。

これが前回の町医者で見逃されてしまったのか、病院通いの後にできてしまったものなのかはよくわかりませんが、慢性炎症の類なので薬で炎症を抑え様子見になりました。

ナゾネックス点鼻液という鼻にシュッと入れるタイプの点鼻薬と、クラリスロマイシンなる抗菌薬。そして再びのカルボシステイン。

せっせと飲みましたが、またも効果がありません。

医者

アレルギーはないんですよね?

ありません

という問答が疑われたわけではないと思いますが、アレルギー検査も受けました。

結果、すべて項目において数値が低くアレルゲンらしいものは見当たらないようでした。

衛生仮説が本当なのであれば、おそらく幼いころに土などを食べていたのが功を奏したのでしょうね。

医者

あら、本当に何もアレルギーがないんですね

先生はちょっと羨ましそうでした。花粉症なのかもしれません。

とはいえ原因もわからなければ薬も効かないので、治療はいよいよ物理的展開のフェーズへ移行します。

鼻へ穴を空けられたり鼻の中の軟骨を引っぺがされたりするわけですが、それは次回に回しましょう。

冬になり乾燥する日々が続きますので、皆さまお鼻をご自愛(?)ください。

つづく

【↓鼻うがいは注射器タイプがやりやすい)】

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