どうもこんにちは、あまぼしすずめ(@S_amaboshi)です。
【青春18きっぷ旅】長野から岐阜篇(岐阜城・科学館・飛騨高山コース)の続きで、冬の青春18きっぷ旅、まとめ記事を書いていきます。
決行は1月8日~1月10日
- ブログを始めてから5ヶ月の収益(23,471円)で旅をする
- 行先はダーツで決める
という企画旅でもありますので、詳しく知りたい方は前回までの流れを読んでみてください。
![青春18きっぷ旅](https://shimotsuki29.com/wp-content/uploads/2020/01/musyokutabi-320x180.jpg)
この記事では2日目(飛騨高山~岐阜)と、最終日(岐阜~三重~愛知)についてまとめています。
おすすめの旅行プランは?
などとピンポイントに検索してくる人はいないかもしれませんが、旅行の参考にしていただけたら嬉しいです。
Contents
2日目 飛騨高山にてスタート
1日目が終わり、残金・16,077円
(詳しい出費については後述)
2日目は飛騨高山の町を1日かけて巡ります。
アニメ「氷菓」の舞台でもありますので、聖地巡礼も楽しめますね。
例えばOP最初に出てくる橋は、宮川を流れる鍛冶橋。
©京都アニメーション(http://www.kotenbu.com/)
手なっが!
足なっが!
私の大好きな『いらすとや ときめきスタンプ』にある、このスタンプを使う場面に初めて遭遇し感動です。
これは手足手長の巨人伝説を元に作られた像になります。
手や足が異様に長い巨人の伝説は、長野や秋田、福島やなど各地にあるようですね。
どんな言い伝えがあるのか、私、気になります。
高山市は古き良き日本の町並が残された場所で、いつまでも消えることなくあり続けて欲しいと思える町でした。
飛騨高山の旅行記は『飛騨高山観光 ー冬の服装と1日のおすすめコースを紹介ー』にてまとめております。
![飛騨高山冬のおすすめ](https://shimotsuki29.com/wp-content/uploads/2020/01/hidatakayama-320x180.jpg)
夕方前に観光を切り上げ、岐阜市へ!
レンタルカメラ、逝く
旅にトラブルは付きもの。
とはいえ、まさかこのレベルのハプニングに見舞われるとは思っていませんでした。
今回のカメラは『Canon EOS M6』
人生初のミラーレス。
CANON EOS M6 EF-M18-150mmレンズキット(ブラック) ミラーレス一眼
そこそこ使い勝手もよかったので、レビューをそのうちします。
通常このエラー(E20)は電源を入れ直したりバッテリーを抜いたりすると直るようなのですが――なんどやっても直らない!
レンティオからのレンタル品であるため焦る。
一旦冷静になるため、名鉄岐阜駅前のドトールへ足を運びました。
店内に入ると……
恥ずかしいわ!
自動ドアロックしておいてくれよ!
余計動転しながら、仕方なくホテルに向かいました。
故意による故障でなければレンタル会社から全額返金も可能なようです。
と思いましたが、最終日の午後に復活しました。
カメラ趣味失格レベルの邪な思いを抱いて申し訳ありません。
バカ安ホテル・ウィークリー翔 岐阜
岐阜を中心に他県にも展開する、格安ウィークリーマンション。
その名も「ウィークリー翔」
1泊から宿泊可能。
風呂・トイレは共同なものの、完全個室で1泊2400円というわけわからん安さ。
そこらのネカフェより安い。
部屋は狭く防音はレオ○レス並ですが、テレビと冷蔵庫が付いています。
個人的にはテレビ置くのであればティッシュを置いておいて欲しかったですが。
アメニティの類は一切存在せず、タオルも有料(100円)
隣の部屋のドアを閉める音がかなり響くので、気になる方にはおススメできません。
壁はコンクリ打ちっぱなしなので、牢獄収容ゴッコが楽しめそうです。
ゴミ捨てなどは各自で。
何はともあれとにかく安いので、貧乏旅行にはうってつけのホテルでした。
3日目 岐阜市から鳥羽市
2日目終了の時点で、残金は8,800円ほど。
これ、余裕じゃね?
こうなってくると「貧乏旅行が可能か?」ではなく、「どこまでギリギリを攻められるか」という目標シフトが起こります。
で、三重を経由して愛知に行き、長野へ帰る計画を立てました。
目的地は愛知県田原市にある伊良湖岬。
なんでもここにある『幸せの鐘』が、私が絶賛ハマり中の漫画「五等分の花嫁」に出てきた鐘のモデルではないかという噂を聞きつけたからです。
これは見に行かねばなりません。
こういう行動力を勉学や仕事に生かしていたら、年収1000万くらいいけたんじゃねえの? と時々思います。
青春18きっぷでも乗れる「快速みえ」
よくわかりませんが何故か三重が好きな私、嬉々として「快速みえ」に乗る。
一部非電化なので気動車です。
名古屋から終点・鳥羽まで約2時間。
指定席もあり。
青春18きっぷでも乗車できますが、河原田~津の区間は伊勢鉄道を利用するため、問答無用で運賃520円をとられます。
亀山駅を経由するJRで回避は可能なものの、今回は時刻表のすり合わせができなかったため、快速みえを利用しました。
海へと流れる木曽川、長良川をはじめとする河川を越えていきます。
四日市工業地帯の不思議な魅力。
コンビナートをめぐる写真撮影会なんかも面白そうです。
とくに理由もなく2時間立ちながらの乗車。
おそらく2グラムくらい痩せました。
鳥羽・漣(さざなみ)で昼食 エビフライを食す
10時40分ころ、鳥羽駅着。
立ちながらスマホでぽちぽち調べたところ、鳥羽市にある『漣(さざなみ)』というお店でおいしいエビフライが食べられるという情報をゲッツです。
今後のプランですが、12時10分には鳥羽港よりフェリーに乗る予定。
昼食時間はやや短めです。
漣の食レポはこちらの記事にて。
お高めですがエビフライが絶品だったので、鳥羽に訪れた際にはぜひ!
![鳥羽漣のエビフライ](https://shimotsuki29.com/wp-content/uploads/2020/01/2020110_0000_sazanami-320x180.jpg)
伊勢湾フェリー
たらふくエビフライを食べ10キロの荷物を背負い全力疾走、という我ながらガッツある所業をし、乗り場へ着きました。
間違いなく2グラムは痩せています。
以降しばらく『青春18きっぷ』は不在。
「交通費にお金はかけない」という誓いはどこへ消えたのでしょう。
片道1,600円。往復だと少し安くなります。
乗船時間は55分。
船内はこんな感じです。
売店や、酔いやすい人のために寝るスペースも用意されています。
プラス400円を支払うことで入室できる特別室が3階にありました。
今回は内部をお伝えするためだけに400円のお支払い。
2階に比べるとややVIP感がありますね。
年金で悠々自適に暮らしていそうなご夫婦だけがいました。
どうやら私は場違いのようです。
甲板にも出られ、海原を臨むことができます。
特別室は室内でも海を見ることができますが、私は甲板で見たい派なので、わざわざ400円払う必要はなかったかな、というのが正直な感想です。
水 平 線!!!
(信州人、海に興奮しがち)
テラスのようになってはいますが、人はいません。
1時間甲板を歩いているアホは私くらいしかいませんでした。
恋人の聖地・伊良湖岬
1時間かけ、愛知県にある伊良湖岬に到着。
ちなみに鳥羽から伊良湖岬まで車で行くと、およそ5時間ほどかかるようです。
乗船場の近くにあるのが、道の駅『伊良湖クリスタルトボルト』
ここは鳥羽市から船で1時間(運賃1,600円)、バスだと愛知の三河田原駅から1時間(1,500円)の立地であり、車で来るのが一番よさげです。
伊良岬は、
愛知県・渥美(あつみ)半島の先端に位置する「伊良湖岬」。そこに広がる恋路ヶ浜は昔、高貴な男女が許されぬ恋ゆえにこの地に逃れてきたという伝説から名前がついたと言われています。
現在も恋人たちがここを訪れ、砂浜を歩いたり、浜の景色をながめたり、愛を語り合う恋人たちの聖地のような場所。潮騒の声を聴きながら「恋さんぽ」の道を歩いて、二人の絆をさらに深めませんか?
ということで、『恋人たちの聖地』として有名な場所になります。
なんかクリスマスの夜に一人でみなとみらいを訪れてしまったレベルの場違い感なのですが……
まあ、自らと愛を語り合い、絆を深める時間にしていきましょう。
こちらがモデルコース。
![伊良湖岬](https://shimotsuki29.com/wp-content/uploads/2020/01/irakomisaki-733x1024.jpg)
![伊良湖岬](https://shimotsuki29.com/wp-content/uploads/2020/01/irakomisaki.2jpg-734x1024.jpg)
うーん、どこも素敵ですね。
Dの初立池だけは、冬に来たら物寂しいような気がします。
- 朝日 → Bの日出の石門周辺
- 夕陽 → Cの西ノ浜周辺
- 日中の海 → Aの伊良湖岬周辺
となるような感じでしょうか。
1日かけてすべてのコースを回っても飽きないかもしれません。
ところどころリア充が散りばめられているものの、網羅率の高いよいマップです。
今回はAの伊良湖岬周辺を歩きました。
伊良湖岬周辺を歩くコース
初っ端からコーズ外。
知らない清掃員のおっちゃんに「ショートカット」と言われて登ったのですが……。
途中から正規ルートに合流し、しばらくは林道を進みました。
木の合間から三河湾が顔をだします。
万葉の磯道を通り、「急な階段」を下りると、海沿いに出ました。
なんとここにきて、ダメ元でいじっていたカメラが復活したのです。
おせえ! と言いたいところですが、まあギリギリセーフでしょう。
海ギリギリに建つ伊良湖灯台。
5分ほど歩くと、砂浜(恋路ヶ浜)にたどり着きます。
寄せては帰す白波と、どっかのお兄さん。
空の青に比べ、海の蒼は深いです。
砂浜沿いに150台ほど停められる駐車場があり、近くに飲食店も並びます。
Aコースをまわるのであれば、ここに車を停めるのが良さそうです。
伊良湖岬・幸せの鐘
この駐車場脇に設置されているのが、幸せの鐘。
恋人と鳴らし愛を誓いましょう、的な場所です。
実際に3組のカップルをお見掛けしました。
彼らの背中を、すぐ横にあるベンチに座り舐めるよう見つめること十数分。
今思うと結構気持ち悪い行為だったのでは? と反省しております。
せっかく来たので、私も鐘を鳴らしてみましょう。リンゴォォォン!!
私の恋人が見えない人はまだまだですので、修行を積んできてください。
余談ではありますが、この幸せの鐘には対になる鐘が存在します。
![伊良湖岬](https://shimotsuki29.com/wp-content/uploads/2020/01/irakomisaki3.jpg)
それが友好都市・宮田村にある『永遠(とわ)の鐘』
(写真は公式サイトより)
「2つの鐘を鳴らすことで幸せが永遠に続くように」との願いが込められています。
この永遠の鐘、駒ケ根高原――つまり、長野県にあるのです。
さて。今後私がやることは……もうわかりますよね?
鐘とは別に、幸せの鍵なるものもあります。
多くの人の想いや願いを一身に受けてきた鍵たちです。
そしてこれが、2013年に過去の鍵を溶かして固めたモニュメントになります。
「永遠の幸せ」を表したそうですが、既に破局したカップルの鍵もあることでしょうから、ちょっとした呪いのアイテムです。
足で踏むのは躊躇われます。
近くにあるのは、持ち上げて軽かったら想いが叶うという「想い石」
伏見稲荷神社にある「おもかる石」のパクリ的アイテムですが、どこにでもあります。
どれどれ、さっそく持ってみましょう。
心折れますわ。
ゆうに漬物石くらいの重さがありました。
すべてが四つ葉のクローバー型で統一されているのは、ここが四つ葉のクローバー発祥の地だからです。
四つ葉や五つ葉がたくさんある株が植えられています。
数年前にごっそりパクられた話がニュースになっていた気もしますね……まったく。
これが五つ葉。
この日、風速700メートルくらいの突風でぶっ飛びそうになっており、クローバーの撮影どころではありません。
ひとつだけ持ち帰れるとのことなので、遠慮なくもらってきました。
せっかくなので押し花にしましょう。
パッと目についた、部屋の中で一番厚そうなこいつを使用します。
720P以上あるので、もはや軽い鈍器です。
人を殺めるくらいはわけないですね。
そして半月ほど放置したクローバー。
ラミネート加工でもしてしおりにする予定です。
そんなわけでおよそ1時間ほどかけて、伊良湖岬周辺を散策しました。
早足でしたので、ゆっくり回れば1時間半~2時間ほど堪能できるかもしれません。
私としては夕陽を見たかったのですが、電車の時間がるのでこれにてさらば。
帰りはバスと私鉄を利用し、豊橋駅まで帰りました。
豊橋から帰郷 飯田線
ようやく青春18きっぷが再登場。
長い道のりですが、乗り換えがゼロということで飯田線を利用します。
JR在来線の中では、トップクラスの乗車時間を誇る路線。
出発する時は17時前でしたが、地元駅についたら23時でした。
これにて2020年、冬の青春きっぷ旅は終了です。
出費について
肝心な出費について簡単にまとめました。
まず1日目
- 岐阜バス 440円
- 金華山ロープウェイ 1,100円
- プラネタリウム 620円
- 甚五郎ラーメン 600円
- 飛騨コーヒー牛乳 119円
- 宿泊費 2,700円
- きっぷ代 1,815円(小数点切り捨て)
計 7,394円
続いて2日目
- 昼食 1,240円
(コロッケ・牛にぎり・朴葉味噌饅頭・牛串) - 飲み物2本 208円
- さるぼぼバス 420円
- 飛騨の里 700円
- 夕食
(牛乳とサラダチキン・ドンキにて購入)341円 - 宿泊費 2,500円
- きっぷ代 1,815円
計 7,224円
最終日
- 水 108円
- 快速みえ・伊勢鉄道 520円
- 昼食 2,750円
(漣にてエビフライ定食) - フェリー 2,000円
- バス 1,070円
- 鉄道 520円
- きっぷ代 1,815円
計 8,783円
ということで、合計23,403円也
差額68円で、無事予算内に納めることがきでました!!
項目別に見るとだいたいこんな感じになります。
青春18きっぷ代 | 5,447円 |
食費 | 4,931円 |
宿泊代 | 5,200円 |
交通費 | 6,070円 |
娯楽費 | 1,320円 |
飲料 | 435円 |
交通費をもっと押さえて食事を豪勢にすべきでした。
(これ前回も言ってる)
![青春18きっぷ旅行費用の抑え方](https://shimotsuki29.com/wp-content/uploads/2019/10/seisyun18-320x180.jpg)
食費安すぎ問題ですが、1日のうち1食以外はかなりいい加減な食事をしていました。
具体的には持参したバナナと6つ入りのパン、野菜ジュース。
しかし1食はきちんと食べられるので、不満は感じなかったです。
水分摂取量が少ないため、夏なら厳しかったかもしれません。
達成できたポイントはやはり、宿泊料の安さ。
貧乏旅行では、ここがいかに安く抑えられるかが重要になってきます。
(ネカフェ利用とか!)
![女のネットカフェ宿泊は危険か?](https://shimotsuki29.com/wp-content/uploads/2019/10/netcafe7-320x180.jpg)
最後にフェリーに乗り出したりしなければ2万円台に納められましたね、これ。
というわけで……
青春18きっぷ旅(2泊3日)は、苦痛を感じず2万円台で行ける!
ということがわかりました。
(※ お土産を含めると厳しいです!)
無職にとって2万は結構デカいんですが、まあ国内旅行という点で考えたら安上りかなぁ、と思います。
次回も企画を混ぜつつ、まだ見たことのない地へ足を運んでいきたいです。
以上です。
すずめさん、相変わらず写真のクオリティが素晴らしい!
エビフライ定食が支出のかなりのウェイトを占めているのに、クスッとなりました。
>なぎささん
ありがとうございます!
写真、もっと頑張っていきます。
3日目のエンゲル係数がえらいことになってますねw
エビフライって高価なんだなぁ、と改めて実感しました笑