生活のちょっとした知識

初めてのコンタクトレンズで失神(気絶)!? 神経調節性失神について

コンタクトレンズで失神

どうもこんにちは。

眼鏡を外したら超絶美少女と名高い甘星(@S_amaboshi)です。
もちろん嘘ですよ。

私が眼鏡をかけているという話は初出かもしれませんが、9歳から眼鏡をかけている生粋の眼鏡っ子です。

唯一の顔だし写真からはわかりにくいでしょうけど、

あまぼしすずめ

これも眼鏡をしてるんですね。

眼鏡
こんな感じで。
……まあ、それはさておき。

長年眼鏡という恋人と寄り添ってきた私ですが、過去に一度だけコンタクトレンズとの浮気を考えたことがありました。

出来心ってヤツです。

しかし結果からいうと、それは未遂に終わりました。
というのも、初めてコンタクトをつけた時に、気絶(失神)してしまったのです。

この話をリアルで言っても誰も信じてくれない!
しかしごく稀ですが、コンタクトレンズで失神をするケースが存在するのは事実です。

原因は、神経調節性失神(血管迷走神経性失神)という、脳全体が血液不足になった時に起こる一時的な疾患によるもの。
※ 別名:反射性失神

今回は、

  • コンタクトで失神でどういうこと?
  • 神経調節性失神(血管迷走神経性失神)ってなに?

という2点について、実体験を踏まえつつ語ります。

初めてコンタクトレンズを作る人には頭の片隅に置いておいて欲しい話ですし、同じような失神体験がある人には共感してもらいたいと思い書きました。
(リアルじゃ誰も信じてくれないから!)

コンタクトにしようと思った経緯

コンタクトでぶっ倒れた話だけ読みたい人は、コチラから飛んでください。

幼少期から眼鏡で過ごしていた私が「コンタクトにしよう」と思い立ったきっかけは、成人式でした。

成人式で、振袖を着ることになったんですね。
あの有名な殺生丸ファッションの経験者というわけです。

成人式のファーが殺生丸
©高橋留美子・読売テレビ・サンライズ

(これ、オシャレとかじゃなくて単純に「寒いから」だと思うんだが)

前撮りなどをしている際に「振袖なら眼鏡は無い方がいいんじゃないか?」という話になりました。

そこで二十歳にしてコンタクトデビューを決意。
期待と不安を胸に、近所の眼科へと向かった日を今でも覚えています。

初めてのコンタクトは眼科へ

初めてコンタクトレンズを購入する際は、まず眼科で検査をし、コンタクトレンズ処方箋(装用指示書)を受ける必要があります。

薬事法では、コンタクトレンズ購入の際の処方箋提示は義務ではありません。
……ですが自己判断でのコンタクト購入はフツーに危険なので、眼科に行きましょう。

なにも目ん玉取られるわけでもないですし。

コンタクトレンズを作るまでの流れ
  1. 問診
  2. 機械による検査・視力・屈折などの検査
  3. 診察室での検査
  4. フィッテング検査
  5. 度数合わせ
  6. 装用・ケア指導

眼科ではおよそ1時間ほどかけて、これらの検査を行います。

実際にコンタクトレンズを装着するのは、④のフィッテング検査。
トライアルレンズを付けて、付け心地をはかる検査になります。

私は定期交換タイプのソフトレンズを希望したのですが、事件はここで起きました。

初めてのコンタクトで気絶

問診やら視力検査やらを受けて、ようやく初のコンタクト装着。
「上手くつけられな~い」みたいな話を聞くので、「大丈夫かな?」と不安でした。

すずめ
すずめ
目に物近づけられるの苦手なんだよなぁ……
(マスカラとかできないし)

そんな私の不安も露知らず、目ん中にコンタクトをぶち込んで来る看護師さん。

容赦ない!!

眼科によってやり方は異なるでしょうけど、私が行った眼科は自分でつける方式ではありませんでした。

看護師さん
看護師さん
目ぇ、開いててくださいね~ 行きますよー ブシュ

って感じ。

ひぃぇ……と驚きながらも、初めてのコンタクトは、やはりよく見えました
装着していても違和感はなく、目の中に物を入れているという感覚がありません。

つける瞬間はちょっと痛かったのですが、すぐに慣れて目の前にはクリアな世界。

瞬きをしてもずれることはなく、感動モノです。
遠くの『C』もハッキリ見えます。

すずめ
すずめ
うお~コンタクトすげ~!!

なんてテンションが上がったのもつかの間、「視力検査をするのでこちらに来てください」と言われ立ち上がった瞬間――

景色が歪み、傾いたと思ったら目の前が暗転しました
立っている感覚がなくなり、気が付くと目の前には床。

頬をぶっ叩かれ言葉を掛けられているのですが、耳がおかしくなっているのかよく聞き取れない。
目も霞み、景色が全体的にガウスぼかしをかけているようでした。

視界ぼやける
すずめ
すずめ
え? は? ……え? ちょ、なに? え?

真面目に大混乱。
辛うじて自分が床に倒れている、ということだけはわかりました。

しかし当時『コンタクトで失神する』なんて可能性を知らなかった私は、自分になにが起きたのか理解不能です。

頬を叩かれたあとは足を持ってずるずる引き摺られ、そのまま車いすへ運ばれる。
(運び方ひでーな! と内心ツッコミましたが、末端を高くして頭に血を巡らすためだったのではないかと思われます)

しっかりと意識が戻るころ、別室のベッドに寝かされていました。

マジで奇怪体験レベル

人って本当に気絶するのかぁ……と若干二十歳で思い知らされた瞬間です。

ちなみに痛みや苦しみはなく、ただ身体の力が抜けるだけでした。
床に倒れた前後数秒は意識がないので、衝撃も感じていません。

コンタクトで失神する原因は『神経調節性失神(血管迷走神経性失神)』

神経調節性失神とは?

しばらく眼科のベッドで横になり、落ち着いたころ先生から軽く説明がありました。
コンタクトをつけて失神(気絶)する例は、ままあるみたいです。

「たまにそういう人もいるからね。心配しなくていいよ」(苦笑)
みたいな感じで軽く流されてしまいました。

こちらとしても「はあ……そうなんですか」くらいにしか返せず。

コンタクトレンズ装着の際の気絶原因は、神経調節性失神と呼ばれるものです。
(近年は反射性失神という名称で統一されているのですが、今回は神経調節性失神の呼称を使います)

簡単に言ってしまうと、一過性の意識消失……つまりは失神です。
健康な人にも起こり得るもので、年間1000人に6人くらいは経験しています。
予後は安定するため、危険性は低い失神です。
(むしろ倒れた際に頭を打ったりすることの方が危ない)

神経調節性失神の症状・予後
  • 前駆症状(ぜんくしょうじょう ※前触れのこと)
    頭が重い、浮遊感、冷や汗、視覚障害、血の気が引く、腹痛、吐き気、耳鳴りなど
    これらの症状ののち、意識を失う
  • 意識を失い倒れたことで脳血流が回復し、意識を取り戻す
  • ただちに立ったり座ったりすると再発の可能性があるため、頭部を低くして横になることが望ましい
  • 健康被害が通常残ることはない

神経調節性失神は、誘因(きっかけ)別に分けられた下記3つの失神を含みます。

名称 誘因(きっかけ)
血管迷走神経性失神 長時間の立位・座位
痛みや刺激を受ける
不眠・過度な肉体的疲労
精神的恐怖の体験
状況失神 排尿、排便、飲み込み、咳き込みなどの日常動作
頸動脈洞(けいどうみゃくどう)症候群 極端な首振り・首回し
首を絞める(首の一定の場所を圧迫する行為)

まっったく関係のないクッソどうでもいい話ですが、「立位ってエロい単語じゃね?」と思って調べていたところ「立位=駅弁」と呼ばれるゆえんを知ってしまいました。

今後の生活でこの知識が役立つことはないでしょうが、一つ賢くなれてなによりです。
ありがとうウィキペディアさん。

コンタクトレンズで失神する理由は恐怖か……?

今回コンタクトをつけて失神した原因は、血管迷走神経性失神にあたります。

原因は恐らく、精神的恐怖の体験によるもの。
言ってしまえばショックです。

よくドラマなんかで

お父さんが事故に……!

と驚いて受話器を手に倒れる奥さんが出てきたり、サスペンスの死体登場シーンで

きゃーーっ!!

と悲鳴をあげて倒れる人がいますけれど、あれと同じ。

本当にざっくり原因を説明してしまうと、

ヒトには緊張・ストレス時に働いて心拍数や血圧を上げる交感神経と、それらを抑制する副交感神経があります。
これらのバランスが上記の誘因(きっかけ)で崩れた結果、血圧や脈拍が低下して意識を失ってしまうのです。

コンタクトをつける(目にものを入れる)という行為が極度の恐怖となり、体内のバランスが崩れたということでしょう。

どんだけビビりやねん!

と自分でも驚きました。
……まあ、レンズ目に入れる時怖かったしね。

神経調節性失神(血管迷走神経性失神)は一時的なもの

先ほども書いた通り、神経調節性失神は予後良好な疾患です。
後遺症もありませんし、私もそれ以来失神したような経験はありません。

ですからコンタクトをして倒れてしまった人がいても、心配する必要はありません。

また先生曰く、「時間を置けばコンタクトをつけることは可能」とのことでした。

しかし2回目以降は問題ない人もいれば、やはり同じくつけられない人もいるのだといいます。

コンタクトで倒れる人と倒れない人の差は、原因に対する耐久力の差、みたいなものなのでしょうか。
ストレス耐性的な。
結局のところ体質というわけです。

事前に知る方法はないので、つけてみるしか確かめようがありません。

もしも『恐怖』が原因であれば、人より自分で装着するほうが緩和されるのではないかと私は考えています。
慣れてくるまでは何度もやる、という根性論も有効なのかもしれませんが……。

いずれにせよ『コンタクトで失神する可能性もある』ということを知っているか知らないかでは覚悟が違うので、覚えておいていただけたら嬉しいです。

……まあ、そんな人滅多にないでしょうから、構える必要はないです。
むしろ下手に緊張しすぎるとそれこそ倒れるかも。

まとめ

結局この時は、処方箋をもらわずに帰ってきました。

「めんどくせぇ……」と思い、成人式も眼鏡のまま出席。
眼科にぶっ倒れに行ってお金を払っただけですよ。

そして「眼鏡の方がやっぱ楽だな」という結論にいたり、私はコンタクトデビューを止めたのでした。
今さらコンタクトにする気は、もうありません。

すずめ
すずめ
愛しの眼鏡……
やっぱり俺にはおまえしかいないんだ
めがね
めがね
私もあなたしか考えられないわ

というわけで、これからも私は眼鏡ウーマンとして眼鏡のすばらしさを普及していきます。(そんな話したこと1度もないけど)

ただ「今だったらもう普通にコンタクトつけられるのでは?」とも思うので、いつか再チャレンジしてみたいです。
なんか負けた気がして悔しいので!

以上です。

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