落し物は日常茶飯事!
どうもこんにちは、甘星(@S_amaboshi)です。
『1年間のうちに電車定期を3回落とした』というギネス記録所持者であるため、息をするがごとく物を落とします。
そんなわけで先日もやらかしました。
家に着くまでが遠足ですって言葉、車の鍵をなくして駅前で呆然としてる私のためにあるんだと思う。
いや、マジでどこで落とした? 秩父か?— あまぼしすずめ@ブログ更新中in信州 (@S_amaboshi) October 10, 2019
秩父市へ行ったのですが、地元に戻ってきて「お家帰ろ♪」と思ったら車の鍵がない。
リュックの中身すべてひっくり返したけれど、どこにもない。
とは言えそこはギネス保持者です。
「あー、はいはい。またどこかに落としましたね~」と冷静に対応。(ツイッターなんぞをしているところからも余裕が見てとれる)
心当たりがありそうなところへ翌日にもしもし。
紆余曲折あり、無事鍵は数日で手元に返ってきました。
今回はその紆余曲折を詳しく書いていきたいと思います。
旅先(県外)で落とし物をしても、諦めないでください。
見つかる可能性はありますし、郵送で届けてもらうことも可能です。
実体験を踏まえ、旅先(県外)で落とし物をした時の対処法を解説していきます。
Contents
旅先(県外)で落とし物・なくし物をしてしまったら?
その① 心当たりのある場所に問い合わせる
「旅先で落し物をしたかも!」と思っても、まずはもう一度よく探してみましょう。
『いろいろ問い合わせた結果、自分が持っていました』なんてオチだと、穴がなくとも掘って入りたくなります。
それでも見つからない場合は、心当たりのある場所に問い合わせをします。
宿泊施設、電車(駅)、飲食店などですね。
私は秩父駅にてロッカーの鍵を取り出す時にポケットの中身をばら撒いており、「あの時だろうな~」という心当たりがありました。(実際にあった)
(※ 鉄道会社は独自の忘れ物預かりシステムで遺失物を管理しているため、システムに登録されるまでに時間がかかります。
問い合わせは1日~2日経ってから行った方がいいかもしれません。)
心当たりのある場所に電話をして、見つかれば御の字。
引き取りに行けない場合は、郵送をしてもらえるか話し合ってみましょう。
着払いにはなりますが、基本的に貴重品以外のものは郵送をしていただける可能性が高いです。
問題は現金や携帯、鍵などの貴重品の場合。
これらのものは、各施設からの直接郵送ができないことがあります。
(鉄道会社は、貴重品の郵送は行えないと言われてしまいました)
その場合は、警察署を介して郵送してもらう手続きをとる必要があります。
具体的な手続き方法を次にまとめました。
その② 落とした都道府県の警察署HPを確認する
貴重品を落としてしまった場合、または心当たりのある場所に問い合わせても落とし物が見つからなかった場合。
各都道府県の警察署HPで、落とし物検索をしてみましょう。
問い合わせ施設(ホテルなど)にて「郵送ができない」場合
施設が警察に遺失物を届け出る ⇒ 警察が遺失物として登録・保管する
という手順を踏む必要があります。
施設へ問い合わせをしてから数日後に、警察署HPで届けられているか確認をしましょう。
平成19年の12月に施行された「改正遺失物法」により、都道府県警察は遺失物を公表するページを設けることになりました。
警察庁のページより、落とし物をしてしまった都道府県の警察署HPへ飛びます。
各都道府県によって表示は異なりますが、機能は同じです。
例えば私が住んでいる長野県警のサイト。
物品ごとに、警察署へ届けられた遺失物の検索ができるようになっています。
※公表期間は3ヶ月(埋蔵物は6ヶ月)
分類・特徴・拾われた日・取得場所(○○市店舗/○○市公園など)・問い合わせ先・問い合わせ番号などが一覧になっており、ここから自分の落とし物を検索します。
(該当ページは転載禁止のため下記は類似表)
分類 | 特徴 | 在中品等 | 拾われた日 保管満了日 | 拾得場所 | 問い合わせ先 | 問い合わせ 電話番号 | 問い合わせ 番号 |
財布 | 黒 | 現金 | 2019年04月××日 2019年11月××日 | ○○市店舗 | △△署 | XXXX-XX-XXXX | XX-XXX XX-XXXXXX XXXX |
警察署へ落とし物の問い合わせをする場合
検索をかけてみて、該当情報から「これは自分のものだ!」と発見できた場合。
問い合わせ番号をひかえ、問い合わせ先の警察署に電話をします。
入っているロゴやついている傷など、落とし物の特徴を具体的に説明しましょう。
警察署から落とし物を郵送してもらう場合
たしかに持ち主である確認が取れると、
- 警察署に引き取りに行くか
- 引き取りに行けないため郵送にするか
遺失物引き取りについて確認されます。
私は県外での落し物でしたので、郵送を希望しました。
郵送の場合はFAXまたは封書で、氏名・住所が確認できる身分証明書(保険証・免許証など)のコピーを提出する必要があります。
物件送付依頼書という書面を提出させる場所もあり、遺失物の種類や各警察署によって対応が異なる可能性があります。
対応してくださった警察署の指示に従ってください。
私は身分証のコピーを、およそ社会人が書いたとは思えないレベルのFAX送信状とともに送りました。(二―トだしね)

まあこれでOKだったらしく、次の日にゆうパックで落とし物が届きました。
着払いで870円。少々高いです。
(物によりけりさらに請求される可能性があります)
また自己負担で受領証を送り返さなければいけません。
【初! 令和元年記入記念日!】(どんだけ書面書く機会がないんだ)
……1年を無理矢理修正したのがモロバレである。なんだこれ。
もろもろ出費はありましたが、早急に対応していただきとても助かりました。
今回は公共交通機関に拾得されたため、報労金(お礼)の権利は放棄されていました。
しかし一般人拾得の場合、遺失物の5%~20%の報労金を請求されることもあります。
(一千万拾ったら50万も手に入る! ……まあ、そんなやばそうな状況に関わりたくもないが)
よほどの大金でない限りは気にする必要はないですが、覚えておきましょう。
警察署のHPで落とし物が見つからなかった場合
便利なシステムがあるとはいえ、落とし物が100%見つかるとは限りません。
警察署HPの検索でも見つからなかった場合は、近くの警察署、または交番等で遺失届出書の作成をすることになります。
遺失物届書を提出すると、物件が警察に届けられた際に連絡をしてもらえます。
ただし積極的に探してもらえるわけではありませんので、もう運次第みたいなところがありますね。
拾ってもらえなければ、残念ながら諦めるしかありません。
まとめ
以上『旅先(県外)で落し物をしてしまった時の対処法』でした。
貴重品の落し物の方が、案外早めに見つかる可能性が高いです。
というのも、拾った財布から現金を抜き取る、なんていうクズはさておき、たいていの人は貴重品を拾ったら警察に届けます。
一方で衣類や化粧品、傘やハンカチなどを拾ってもいちいち警察に届ける人は多くありません。
そもそもここら辺の小物は落ちていても拾いませんし。
そういう理由で、貴重品の方が警察に届けられることが多く、結果として見つかりやすくなるのです。
もしも旅先(県外)で落とし物をしても、諦めずに問い合わせや検索を行いましょう。
旅先で落とし物をしてしまった時のまとめ
……で、この話、最後のオチ言っていいですか?
私、郵送で鍵が届いた(10/17)2日後……結局また秩父に行ったんですよ!!
(無駄な手間かけさせて警察署さんすんませんっ!!)
以上