どうもこんにちは。竹から生まれた桃太郎、あまぼしすずめ(@S_amaboshi)です。
今回は自分のルーツであるご先祖様を調べた話をします。
ご先祖様って、ぶっちゃけ曾祖父母(ひいじいちゃんばあちゃん)くらいまでしか知らないんですよね。
しかし戸籍を遡れば、200年ほど前まで知ることができるのです。
つまりはひいひいひいじいちゃんくらい。
だいたい5~6世代前です。
先祖を調べて家系図を作りたいぞ~
という方向けに作り方も説明していきますので、参考にしてください。
- 江戸後期までの先祖を調べる方法
- 遡れる戸籍と戸籍の種類、戸籍の入手方法
Contents
戸籍からご先祖を遡る方法
私が実際に調べてみた記録は以下になります。
ご先祖を遡る方法ですが、200年ほど前(江戸後期)までであれば、多くの人が自力で調べられます。
それより古くなると、専門家でないと厳しいでしょう。
やり方は簡単。戸籍謄本・除籍謄本・改正原戸籍……すべてを取ればよいだけです。
つまりは『戸籍』を遡ってご先祖様の名前を調べていくというわけですね。
詳しく解説している書籍もあります。
戸籍謄本・除籍謄本・改正原戸籍とはなにか?
戸籍には人が生まれてから(入籍)、死ぬまで(除籍)のいっさいが記されています。
戸籍? 除籍?
なにが違うんや……
簡単に違いを解説します。
戸籍謄本(こせきとうほん)とは
現在戸籍に入っている人『全員』の事項を、そっくり写して記載したもの。
- 生年月日
- 家族関係
- 出生地
などが明らかにされており、データで管理されている現在では、『現在事項証明』と呼ばれた横書きの見やすい形式になっています。
……なんだこのキャラクター。
自分の記載のみ、など一部の人間の情報だけが記載されたものは戸籍抄本(しょうほん)と呼ばれます。
改正原戸籍とは
現行の戸籍は『平成6年式』と呼ばれる、コンピューター化された最新の戸籍です。
夫婦と子供、二世代までしか記載がありません。
この平成6年に改訂されるより以前に作られた戸籍のことを『改正原戸籍』と呼びます。
例:父・母・娘・息子の家族が記載された戸籍
娘が結婚して除籍になってから新戸籍に移行された場合、新しい戸籍に娘の情報は記載されない
父母、息子が娘との続柄を証明するには、古い戸籍も取得する必要がある
除籍謄本(じょせきとうほん)とは
人は死んだり結婚して籍から抜けたりした場合『除籍』という扱いになります。
子供が結婚をして親の籍から抜け、両親も亡くなった戸籍は『誰もいない戸籍』となり、除籍扱いになります。
また本籍地を移した場合(転籍)も、除籍となります。
戸籍の取り方
戸籍は本籍がある町の役場でしか取得できません。
自分の本籍と現住所がA市であればA市の役所窓口で簡単に請求できますが、B市に住んでいる場合、B市の役所では請求できません。
隣町くらいなら問題ありませんが、県外など遠方の場合は郵送で送ってもらうのがよいでしょう。
その際には、
- 各自治体の請求書(HPなどからダウンロード可)
- 身分証明書のコピー
- 返信用封筒(要切手)
- 手数料 戸籍は1通450円
などが必要になります。
先祖が途中で別の町に戸籍を移籍している場合は、遡って申請しなくてはいけません。
また、戸籍の取得は直系尊属(父母・祖父母……など親子関係が続く系統のこと)に限られています。
父方・母方の直系であれば請求できるけれど、従妹の家などはわからないというわけです。
戸籍謄本は何年前まで遡れる?
現在、取得可能なもっとも古い戸籍は明治19年に作られたものです。
そのため、明治19年以降に戸籍を作った人(とその父母)あたりが遡れる限界といえます。
日本初の戸籍である『壬申(じんしん)戸籍』は、族称や職業、犯罪歴、田畑の広さなどの個人情報が満載で、プライバシー的問題から見ることができません。
むしろ見てみたいのですがね。
戸籍・除籍には現在、150年の保存期間が設けられています。
しかし、2010年の戸籍法改正以前は80年が保存期間でした。
場所によっては、80年より前の戸籍が処分されてしまっている場合があるのです。
いつまでも残っているものではないので、気になるのであれば早めに取得しておいた方がよいでしょう。
戸籍をとってご先祖様を遡ってみた
それでは実際に戸籍をとってご先祖様を調べてみた結果を綴ります。
本当は父方と母方両方できればよかったのですが、メチャクチャ手間なので今回は父方の方で。
幸い本籍は遠方ではないため、窓口で申請できました。
明治20年に戸籍を作ってから一度も転移がなかったのも、ありがたいポイントです。
実際取ったのは1年前で覚えてはいませんが、6通あるので、
450円×6=2,700円
かかっています。……地味に痛い出費ですな。
自分&親世代 昭和後期
明治20年から現在におけるまで、長野県某市に戸籍があります。
まずは自分と親世代。
漢字が多くて早くも頭がおかしくなりそう。
親世代はともに昭和30年代生まれです。
父母が結婚し、昭和60年に新戸籍が作られました。
本籍というのは現住所とは別の場合があり、私も本籍と住所は別です。
最近(2023年)、10年ぶりにGogleマップが更新されたっぽいクソど田舎が本籍地です。
二世代前・祖父母 昭和中期
ここからは手書きゾーンに入ります。
祖父母は昭和初期の生まれ。
祖父祖昭和33年に結婚し、新戸籍になったようです。へえ。
祖母は存命ですが、ここからはほとんどが空の住人なので実名出しても無問題でしょう。
祖父は昭和55年に亡くなっているため会ったことはありません。
そしてなんと!
8年ほど前、知らないオッサンが祖母の養子縁組になっています。
誰?
三世代前・曾祖父母 昭和初期
明治生まれの曾祖父母。
曾祖父・古壽(ふるとし?)
曾祖母――
でた! 読めない字!
3~4代くらい遡ると旧字が出はじめるんですね。
『すみえ』でしょうか。すみえさんにしておきましょう。旧姓小島。ひいばあちゃん。
旧字の解読にはこちらのサイトを利用しました。謝謝。
曾祖父は三男なので、分家という形で昭和20年にこの戸籍を作ったようです。
息子に壽男(長男)・幸治(祖父)・娘に久子の3人の子供の記述あり。
※ しかし後々調べていくとプラスで大量の兄弟が……(後述)
四世代前・高祖父母世代 明治中期
さらにその父母。
高祖父・松次郎
高祖母・はな
字のクセが強すぎる!!
当時は戸主を中心に一族が入っている戸籍だったため、戸主は曾祖父の兄「忠明」になっています。
昭和5年に高祖父・松次郎が亡くなり、長男に引き継がれました。
ここで昔ならよくありそうな事実発見。
曾祖父の妻「すみえ」
曾祖父の兄・忠明の妻「さな」
(多分さなでいいはず……「むふ」じゃないだろさすがに)
両親が同じ!
つまり兄と姉、弟と妹が結婚してるってことですね。まあ昔なら普通にありそう。
兄弟・養子が多く、まとめるのにどえらい時間がかかりました。
五世の祖
もう呼び方が存在していない最後の段階です。
明治20年に松次郎が戸主になり、それ以前が父・小兵衛であったことしかわかりません。
松次郎の母の名はわかりません。
なんかもう公式とは思えないくらい適当。
それにしても全部手書き……昔の人はよくやったもんですね。
家系図にしてみた
なにがなんだかわからないので、簡略家系図にしてみました。
人が多すぎるよ……。
父方だけでもコレですので、母方も合わせたらえらいことですね。
一番古い人は「小兵衛」。
文政9年(1828)生まれ。192年前の人です。
いやー、文政なんて歴史の教科書よ。
まとめ 先祖は五、六世代前までは遡れる!
こんなにも沢山の人がいて、自分が生まれてきたんですね。
そう考えると私の誕生は奇跡というより、交通事故みたいなものです。
う~ん、五世代までかぁ……
私としては300年前くらいまで知りたかったのです。
というのも、江戸初期まで遡るとウチはある武士だったという話を以前耳にしました。
日本人なら恐らく誰もが知っている有名な事件に関わっている武士なので、もし本当なら嬉しいな、と思っているのですが証拠がない。
母方の方も含め、いつか調査してみたい次第です。
どうやら50万~90万くらいあればできるようで。
……(;^ω^)
それでは戸籍を辿って先祖を調べてみた記事は以上になりま~す。
郵送でも戸籍は取り寄せできるので、ぜひ自分のルーツを探ってみてください!
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曾祖父の兄・忠明の妻は「さな」ではなく「はな」でしょう
「はな」は妻ではなく母ではないでしょうか…?(ちょっと前の話で自分自身よくわからなくなっていますが)
者と奈の変体仮名で「はな」です。
者、なるほど…たしかにそうですね、ありがとうございます。
偶然にも母と妻の名前の読みが一緒だったのですね。