どうもこんにちは、あまぼしすずめ(@S_amaboshi)です。
洗濯した服に、ワカメのような鰹節のような、薄茶色いぴろぴろしたものがついていることってありませんか?
「なんやこれ汚いな~」とはらっていたのですが、実はあれカビなんですね。
この茶色いワカメらしきカビが出てきてしまったら、洗濯槽の掃除を検討しましょう。
(たいだい掃除をしてから半年後くらいが目安です)
放っておくと洗濯機だけでなく、洗濯物にもカビ臭さが移ってしまいます。
今回、私も『7年間掃除をしていなかった洗濯槽』を初めて掃除しました。
「放置しすぎだろ!」というツッコミはさておき、酸素系の漂白剤を使ったやり方がとても効果的だったので、手順をわかりやすく解説していきます。
なにが必要? 時間はかかる?
などなど、実際にやってわかったことをまとめましたので参考にしてみてください。
少し時間がかかりますが、初めてでも簡単にできちゃいます!
Contents
洗濯槽は汚れ・カビだらけ!
洗濯機の汚れは主に、
- 水垢
- カビ
- 衣類のよごれ
- 洗剤の残りカス
の4つなのですが、中でもカビの汚れが本当にひどいんです。
嫌ですわね、奥様……。
なにせ、洗濯機の中は半端じゃなく湿気が高いですからね。
梅雨時なんかは「洗面所が臭い!」と思う日があるかと思いますが、洗面台の配管からだけではなく、洗濯機が出しているカビ臭の可能性も高いです。
少しでも洗濯機のカビを防ぐために、洗濯後に蓋を開けておくことが良いといわれています。
(ウチのばあ様なんかは洗った洗濯物を忘れて1日放置、とか平気でするので「何やっとんじゃい!!」と怒鳴りたくなりますよ)
洗濯物の放置もカビ繁殖の原因ですのでご注意。
7年も洗濯機を洗わずにいて今更ですが、カビ&雑菌だらけの洗濯機だと、衣服の洗浄効果も落ちます。
カビでコーティングされた洗濯槽に水と洗剤を入れて服を洗ってると考えると、ゾッとしますね。
カビ臭さが移るのも当然のことです。
私が洗濯機の掃除に踏み切ったのも、「服が臭い気がする」ということが理由でした。
そこで洗濯槽のワカメ(カビ)退治をしようと思い立ったわけですが、酸素系漂白剤がもっとも効果的、ということがわかりました。
酸素系漂白剤とは
漂白剤には大きくわけて、塩素系と酸素系がの2種類があります。
主な違いは、下の表にまとめました。
塩素系漂白剤 | 酸素系漂白剤 | 酸素系漂白剤② | |
形状 | 液体 | 液体 | 粉末 |
主成分 | 次亜塩素ナトリウム | 過参加水素 | 過炭酸ナトリウム |
液性 | アルカリ性 | 酸性 | 弱アルカリ性 |
漂白力 | ☆☆☆ | ☆ | ☆☆ |
使えるもの | 白色繊維 | 白色繊維 色柄物繊維 | 白色繊維 色柄物繊維 |
使えないもの | 色柄物の繊維製品 ナイロン・ポリエステル繊維 毛・絹 金属製品 | 毛・絹 金属製品 | 金属製品 |
塩素系漂白剤
塩素系漂白剤の代表は、ピンクの蓋に緑色のパッケージが特徴的な【キッチンハイター】です。
プールのにおいがしますよね。
こちらは強い殺菌力・漂白力があるため『服についたソースの汚れ』などを落とすことができますが、色柄物には使えないという特徴があります。
また塩素系漂白剤と酸素系洗剤を混ぜると、毒性の強いガスが発生するため気をつけましょう。
酸素系漂白剤 ①液体
一方の酸素系漂白剤は染料を脱色することがないため、色柄ものにも使用できます。
普段の洗濯物にも使用でき、脱脂力が強いため頑固な油汚れにも効果的。
液体タイプの酸素系漂白剤は酸性~弱酸性のもので、オキシドールなどの消毒液としてよく使われています。
酸素系漂白剤 ②粉末
粉末タイプは弱アルカリ性。
油汚れや皮脂汚れ、洗濯槽や浴槽の汚れなど家庭の汚れの大半は酸性の汚れなので、大体のものは粉末タイプの酸素系漂白剤で中和して落とすことが出来ます。
オキシクリーンは爆発的に売れたので、馴染み深いかと思います。
今回はその粉末タイプである酸素系漂白剤を使いました。
酸素系漂白剤で洗濯槽を洗う手順
まず用意するものですが、この3つだけです。
- 酸素系漂白剤(粉末タイプ)
- 目の細かい網
- 洗面器またはバケツ
酸素系漂白剤は、薬局でもネットでも買えます。
意外と安いんですよね。今回はこれを使いました。
成分は同じなので、オキシクリーンでももちろん代用できます。
目の細かい網は、魚すくい(ポイじゃないですよ!)用の網で問題ないです。
針金ハンガーとストッキングで作れないこともないですが、百均で売っているものなので買ってもいいんじゃないかと思います。
1. 洗濯槽にお湯を張る
まず、洗濯槽にマックスまでお湯を張りましょう。
お風呂の残り湯が使える家なら、それで問題ありません。
酸素系漂白剤は30℃~50℃のお湯で溶かさないとあまり効果が無いので、必ずお湯にしてください。
これがウチの7年間掃除をされていなかった洗濯槽です。
う~ん、そこまで汚いかなぁ、と思ったけど……。
いや普通にメチャクチャ汚いわ。
洗濯槽うんぬんのレベルじゃないこれ! ここは掃除しろよ! 自分。
2. 酸素系漂白剤を投入
分量はパッケージに書いてありますが、洗濯槽に使う場合はだいたい水10Lに対して50~60g。
結構使いますが、大容量パックなので安心安心。
一気に投入してしまいましょう。
3. 洗濯槽を回す&1~3時間以上放置
洗いモードのみで、約5分ほど攪拌します。
間違っても脱水までやって水を流してしまわないように!
浮いてきたゴミが詰まって洗濯機がぶっ壊れます。
さて、これが攪拌したあとの状態です。
おやおやおや~?
すでにカビの欠片が浮いてきているのが分かると思います。
この状態で、数時間放置(つけ置き)します。
そうすることで頑固なカビたちが剥がれてきますよー。
夜にここまで終わらせて、一晩置いておくのがおすすめですね。自分もそうしました。
~~翌朝~~
きったな!!!!
なんだこれドブか!? ゴミが浮いていても違和感ないだろこれ……。
こんな感じの汚い池とかあるやん。
4. ゴミすくい&攪拌
そんなわけで浮き出てきたゴミ(カビ)を、網を使ってすくっていきます。
うへ~。
こんな汚いものが張りついている洗濯機で服を洗っていたんですね。
バケツや洗面器に水を溜めて、そこに入れていくと楽ちんです。
綺麗になったかと思いきや、攪拌したり洗濯槽を手回ししたりするとどんどんワカメが出てきます。
取りきらないまま脱水すると詰まってしまうので、根気よくすくって行きましょう。
最初は楽しいですが、ソッコーで飽きました。
5. 脱水&再度お湯張りとごみ取り
もうほとんどゴミを取った! というところまできたら一度脱水をします。
この時、ゴミ取ネットを装着しておくとすくいきれなかったゴミを取ってもらえます。
そしてもう一度お湯を張り攪拌。
するとどっからともなくやって来るカビ。
「生きとったんかワレ!」という気分ですが、もう一度取り除きましょう。
6. 排水&脱水
完全にゴミがなくなったところで排水&脱水をして終わりです。
こころなしか綺麗になった気がします。
なにせ取れたカビの量はこれです。
途中で捨てているので、実際にはもっとありました。
そして洗剤投入口もこんなに綺麗に!
いや、これはもっと定期的に掃除やれよ、という感じですが。
まとめと注意点
酸素系漂白剤を使った洗濯槽の掃除、とても効果がありました!
これ以降洗濯をしても、服がカビ臭いな~と思うことはなくなりました。
もちろん茶色いワカメも見られなくなっています。
(追記 この掃除を行ったのは3月の半ばですが、半年が過ぎた10月現在、再びワカメのカビが見られるようになりました)
やはり目安として、半年~1年に一回やるのが理想的のようですね。7年は論外(笑)
手順自体は簡単ですので、ぜひ試してみてください。
時間はかかるので要注意。
最後の方、マジで飽きてきます。
ただ、洗濯機の種類によってやドラム型の洗濯機ではこの方法が使えないため、事前に説明書を読んで確認をしてください。
以上です。
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