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花火撮影は一眼レフカメラの手持ち(三脚なし)で撮影できるのか検証してみた

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もう! 本当に! あー、もう!

どうもこんにちは、あまぼしすずめ(@S_amaboshi)です。

夏だー花火だー!! みたいなテンションで花火大会に行きました。地元の。

諏訪湖祭湖上花火大会っていう、4万発もアホみたいに火薬ぶっ放す花火大会でして、まあとにかく迫力はある花火大会。

最近自分の中ではカメラが熱いのでカメラを持って行ったのですが、諸事情により三脚が立てられませんでした。くう。

諏訪湖祭湖上花火大会の有料桟敷席は、原則後ろのお客さんの妨げになる可能性があるため、三脚の利用は禁止です。

三脚を利用する場合は、カメラマン席の購入が推奨されています。

まあ、今回は有料席ではなかったので、ぶっちゃけ17時くらいに着いた時には三脚立てて撮影できそうな場所が無かったというだけなんですけどね。

で、仕方が無いので手持ちで撮ることに。

すずめ
すずめ
花火は三脚必須と言われてるけど実際のとこどうなの?」「スマホでも撮れるらしいし、案外いけるんじゃない?

そう思っていた時期が私にもありました……。

結果から言うと、手持ちだけだと上手く撮れません。
今回舐めプした体験記を書いていきますので、手持ちで花火撮影をしようとしている方は反面教師にしてみてください。

なぜ花火撮影には三脚が必須なのか

そもそもなぜ花火撮影に三脚が必須かというと、シャッターの開放時間が長いからです。

花火はこのように打ち上がった時の光跡が綺麗ですが、一瞬のうちに姿が変化するため、線として仕上げるには長時間のシャッター解放が必要になります。

シャッター速度を遅くし(シャッターを長い時間開き続けて)、光を多く取り込むという撮影方法です。

長時間露光などと言われます。

マニュアル設定でシャッター速度を10秒とか20秒に設定したり、バルブ撮影モードでシャッターボタンを押し続けている間、シャッターを開き続けたりして撮影します。

この手法を用いることで、点に見えている星の軌道を撮影出来たり、

テールランプの光を線にする写真が撮れたりするんですね。

花火も同じです。

光跡を納めるには、長い露光時間が必要になるわけです。

しかし手でカメラを持ったまま数十秒とか、普通に考えたら手ぶれを起こします。
もうブレッブレです。

手持ちで手ぶれを起こさない限界ラインは、だいたい『シャッター速度1/焦点距離』秒。

例えば24mmの広角レンズなら、手持ちで限界のシャッター速度は1/24秒。

300mmの望遠レンズなら、1/300秒。

1秒なんて当然のようにぶれるわけです。
広角レンズの方が手持ちでぶれにくい、と言われるのはこのためですね。

そのため数秒単位でシャッターを開放しなくてはいけない花火撮影は、その間カメラを抱えていても手ぶれをしない能力を身につけるか、三脚が必須となってくるわけです。

謎の能力を身に着けるより三脚に頼りましょう。

一眼レフカメラで花火を撮影する時の設定

ですが、今回は無謀にも三脚なしの手持ちで花火撮影に挑戦してみました。

すずめ
すずめ
というわけで撮影に臨んだわけなのですが……。

因みに一般的に一眼レフ(三脚あり)で花火を撮影する場合、設定はだいたい以下のようになります。

  • 撮影モード:B(バルブ)or M(マニュアル)
  • ISO:100~200 出来れば100
  • F値:8~16
  • レンズ:広角レンズ AF(オートフォーカス)でピントを合わせた後はMF(マニュアルフォーカス)に切り替え
  • ホワイトバランス:好み
  • シャッター速度:4秒~10秒 適宜調整

花火撮影においては普段よく使うAvモードなどはゴミと化すので注意。

F値を低くし過ぎると、被写体自体が明るいため白飛びします。
こんな感じ。

一眼レフカメラ手持ちで花火を撮ってみた

そしてこれが手持ちで撮った写真たちだー

(F7.1 シャッター速度1/4秒 ISO800)
(F値9 シャッター速度0.7秒 ISO800)
(F値11 シャッター速度0.8秒 ISO800)

ゴミか!!??
なんだこのクオリティ……

まあ、何というか……様々な失敗をしてしまったので一つ一つ振り返って行きたいと思います。

ISO800という意味不明のミス

なんででしょうね。自分でもよくわかりません。
撮影最中は気付かなかったです。
いや、散々モニタ見てたやんって感じですが。

F値設定が不適切だったか

撮ってる時はいいと思ったんですけどね、帰って来て見直したらやっぱり明るすぎましたわ、テヘ。

シャッター速度が遅い

0.5秒~1秒くらいのものが多かったです。
どうしてブレないと思ったんでしょうかね。よくわかりません。

レンズが広角じゃない

これ、かなり大問題。

Canonの単焦点レンズ、EF50mm F1.8 STMを持って行ったのですが、50mmは花火が大きすぎて収まりきらない問題が発生!

なんでこのレンズ持って行っちゃったんでしょう。

本当は別のものを持っていく予定だったのですが、付け替え忘れてしまいました。

というわけで、何も考えずに「とりあえず撮ったろ」精神で撮影したところ、みごと数々のゴミを生産する結果となりました。残念!!

まとめ 三脚が立てられない花火撮影はどうすればいいの?

はい、以上今回は完全に惨敗してしまった花火撮影。

結論 花火撮影はおとなしく三脚立てろ! 以上。

設定にもう少し気をつかっていたら、手持ちでもまだマシなものが撮れたのだろうか……?

とはいえ基本手持ちで普通に撮影するのはほぼ不可能です。

どうしても三脚が立てられない場合は、次のような選択肢を取りましょう。

  • バッグ(リュック)などの上に置いて固定
  • 橋の手すり、石垣などの建造物にカメラを固定
  • あえてぶれさせて、アート的な作品を作る方向に転換

今年はまだ9月にも諏訪湖花火が行われるので、できたらリベンジしますよ!!

まあ、次は三脚を立てられるよう場所取りですかね……。

どうでもいいんですけど、花火大会中にちょくちょくBGM流れていたんですよね。
スピッツの優しいあの子とか、RADの前前前世とか、流行りの曲。

米津玄師のLemonも流れましたけど、

いや、そこは打上花火を流せよ! と思ったり思わなかったり。

以上です。

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