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電気ケトルでレトルト食品・レトルトカレーが作れることに気づいてしまった……

電気ケトルでレトルト食品を温める
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なにが起きても当サイトでは一切の責任を負いません!!

どうもこんにちは。

とりあえず免責事項さえ述べておけば、すべての責が免されると思っているあまぼしすずめ(@S_amaboshi)です。

当方、どうしようもないものぐさです。
どれくらいかと言いますと、働くのが面倒すぎて会社を辞めたレベル。

そんな私ですから当然『お昼ごはんの用意』なんてものは、地球と小惑星イトカワを往復するくらいの重労働に感じるわけです。

いやはやはやぶさ君、君はエライ。

普段は前日に用意した米を納豆にぶち込んで漬物などをつついているのですが、うっかり切らすとまったくの『無』になってしまう日がありまして……そんな日は無から有を生み出す、任務を課せられてしまいます。

そう、世にいう料理ってやつですね。

私は実家暮らしでありながら『夕食時以外は1階の台所に行けない呪い』にかかっているので、基本的に昼ごはんは2階の冷蔵庫にストックした食料しかありません。

火はない。使える器具はレンジと包丁。
で、そんな私の心強い味方がこちらです。

レトルトパウチカレー

レトルトパウチカレ~~
(プロクオリティ)

実はレトルト食品ってあまり食べないのですが、都心で「コロナ買占め」が起きているときに、何故か自分を都民だと思っている信州人になってしまった私はノリでインスタント麺とカレーパウチを買っていました。

しかし活用する機会もなく月日は流れ――
あるお昼、冷凍ごはん以外の食料がなかった私はついにレトルトカレーを食べることにしたのです。

とはいえ例の呪いのせいで皿がない私。
ついでにガスもないので湯銭もできないわけです。

「あれ? これ温められないんじゃ……どうしよ」と考えた瞬間、コンマ5秒でひらめきました。

すずめ

レトルトカレーって電気ケトルで作れるんじゃね??

このひらめき力、おそらく前世はエジソンか伊集院光さんに違いありません。
……あ、伊集院さんはご存命でした、深謝。

ずいぶんと前置きが長くなりましたが、今回は

電気ケトルでレトルトパウチ料理は可能なのか??

検証についてまとめました。

まあ結果からいうと可能なんだけど、もちろん公式は推奨していないですし壊れたり怪我したりしても私は責任とれないので、真似する場合は自己責任でお願いします(2度目)

それではLet’s cook in the kettooooooooooole!!!!

電気ケトルでレトルト料理を作る裏技

裏でもなんでもなく普通に技なのですが……
手順はとても簡単。

  1. ケトルにレトルトパウチを入れる
  2. パウチが隠れるくらい水を入れる
  3. お湯を沸かす
  4. 数分放置
  5. 完成!

今回検証に使ったのはコチラのケトル。

ティファールの電気ケトル

80代のお年寄りいわく、「テファール」と呼ばれるブランドのケトルです。
私の部屋で365日年中無休労働を強いられているかわいそうな子。

0.8L、保温機能はナシです。
どんな型でもレトルト料理はできると思いますが、水が0.6L~0.7Lほど必要になるので、最低でも0.8Lタイプでないと難しいかもしれません。

あとお湯注ぎ口が極端に狭いとパウチが入らない可能性があります。

電気ケトルでパウチを温めてみた

それでは実際に料理していきましょう。

世の中には、

カップラーメンは料理に入らない

レトルト食品は以下略

などアホみたいなことを抜かす輩がおるようですが、洗浄・選別・成形・加熱・調味・盛り付けのどれかを行っていれば料理ですよ。
ポテサラを更に盛るのも立派な料理です。

カレー

こちらの一般的なパウチカレー。
近所のスーパーで4個入り300円台くらいで売っていたお得用(ハウス)。

レトルトパウチカレー
レトルトカレーの湯銭時間

カレーはだいたい、

  • レンジ(600w)で1分半
  • 沸騰したお湯で3~5分

が主のようです。

① まずケトルにパウチをねじ込みます

衛生面を考えるとパウチは綺麗に洗ったり拭いたりしてからの方が良いでしょう。

② お湯を入れる

最初は0.8LMaxになるように入れましたが、パウチが隠れれば問題ないので0.6~0.7Lくらいで大丈夫です。
Maxまで入れると時間もかかりますし、少なめの方がよいかもしれません。

電気ケトルにレトルトカレーを入れる

③ スイッチオン

沸騰が始まります。
水の温度や量、季節によって差がでますが、お湯が沸くまでに約4分50秒かかりました

パウチの分少し感知が遅くなるのか、普通に沸すより長くかかる気がします。
あと音が激しい。

とはいえ適正な水量を守っていれば溢れ出す、転倒する、といったことはないので安心してください。

④ 3分~5分待つ

湯銭だと沸騰したお湯で3~5分と書いてありますが、3分後お湯もほぼ熱湯であることがわかったため、このまま放置です。

ケトルのお湯を3分放置した温度

厚めの布でくるんであげれば多少保温効果は高まります。

ケトルを布で包み保温力を上げる

⑤ 3分たったらお湯は捨てて、パウチを取り出す

そして――完成!

電気ケトルで作ったレトルトカレー

おい待て、なにサトウのごはん的なもの使ってんねん、というツッコミは受付ませんが、この手のご飯があればお皿がなくてもレトルトカレーを食べることができます。

また完全に器がない場合は、パウチに直接ご飯を入れるという方法も手。

レトルトカレーパウチに直接ご飯を入れる

見た目はゲ○みたいな遭難飯ですが、洗い物をひとつ減らせてお得です。

電気ケトルで温めたレトルトカレー
※ 温度計は食用

ちなみにカレーの温度は75℃。
食べるのに十分温かいと言える温度ではないでしょうか。
むしろ熱々って感じでした。マイウ!

牛丼

レトルトの牛丼

カレー以外もいけるの? ということで試してみました。
実はレトルト牛丼、初めて食べます。

こちらは水を減らして0.7Lくらいにしたこともあり、3分18秒で沸きました。

カレーに比べて具が固体だろうという予想のもと4分放置。
こちらも冷たい、などということなくしっかり温まっています。

レトルトの牛丼

それにしても肉少ねえ!
すき屋は偉大だな、と思った今日この頃。

ハンバーグ

レトルトのハンバーグ

さらに固形っぽいものにしてみました。

……お肉屋さんのハンバーグぅ!?
嘘だろ! と思ったけど「滝沢ハム」は精肉会社に入るのでしょうか?

カレーや牛丼にくらべ小ぶりなので、水も少々少なめの0.6Lほど。
2分54秒、約3分で沸きました

しかし湯銭だと6分の温めが必要なようで、ケトルで6分放置すると水が少ないこともあり温度は85℃まで下がってしまいました。

ケトルのお湯を5分放置した温度

とはいえハンバーグ自体は中までしっかり温かくなっていたので問題なさそうです。

レトルトハンバーグ

チーズの溶け具合が微妙ですが、そもそもこのレベルまでしか溶けないのか温度が低かったせいなのかはよく分かりません。

レトルトハンバーグマイスターがいたらご教授願います。

結論:問題なく温かいしおいしい

カレー、牛丼、惣菜(ハンバーグ)と試した結果、問題なく温められ美味しく食べられることがわかりました。

調理にかかる時間は、

  • お湯の沸騰までに3分~5分(0.65Lくらいがベストで約4分)
  • 放置する時間 3~5分

ということで、ケトルだと平均8分ほどでレトルト食品が作れるようです。

電気ケトル VS ガス(LP)VS 電子レンジ 一番コスパがいいのは?

『電気ケトルでも7,8分でレトルト食品が作れる』という結果になりましたが、果たしてコスパがいいのでしょうか?

すでに5倍以上の時間を要する点でまったくコスパがいいとは言えないのですが、年のため『調理にかかる値段』という観点からも調べてみることにしました。

電気ケトル

まず我らがケトルさん。

  • ワット数:1250w(1.25kw)
  • 使用時間:3.6m※1(0.06h)
  • 1kwhあたりの値段※2:25.54円

※1 3.6分は前述の検証でかかった3回の秒数の平均から出しています
※2 ウチのプランをよく覚えてないので、中部電力ミライズの料金を参照

1分あたりのおよその電気代を以下の計算式で求めます。

ワット数÷1000(kwhに変換)×時間(h)×1kwhあたりの電気料

ということで、1250wを3.6分間使用した時の電気代は……
1250w÷1000×0.06h×25.54=1.9155円

約 1.9155円であるようです。
ついでに大体水1Lが0.2円くらいなようなので、0.5L使うとして0.1円をプラスしておきましょう。

プロパンガス

次がガスを使ってお湯を沸かし、湯銭した場合。

ガス代はプロパンか都市ガスかによって変わりますし、コンロによっても変化するので調べるのがクソ面倒です。

昼ごはんを作る労力を渋る私ですので、ここはショートカット。
下記サイトを参考に、1Lあたりの水を沸かすには2.94円かかるということにしました。(ウチはLP)

この方の家のガスなのでまるで比較にならないのですが、参考までに。

念のためガスの湯銭を使ってみたところ0.6Lの水が必要だったので、ガス代は1.764円ということで。
……いや、絶対この計算ちゃうと思うけどね。

電子レンジ

電子レンジは電気なので、電気ケトルと同じ要領で求めます。

  • ワット数:600w(0.006kw)
  • 使用時間:1.5m(0.025h)
  • 1kwhあたりの値段:25.54円

600÷1000×0.025×25.54=0.3831円!!

まとめると――

  • 電気ケトル:1.9155+0.1=2.0155円
  • ガス:2.94円+0.12=3.06円
  • 電子レンジ:0.3831円

ということで、電気ケトルでのレトルト調理は圧倒的に電子レンジのコスパに負けていることがわかりました。

こんなクソみたいなざっくり計算しなくても予想できてたわ!!

まとめ・電子レンジを使おう

一見便利なように思えて、手軽でもなければ節約にもならなかった電気ケトル調理。
電子レンジがないという方は使えますが、そうでないのなら皿を用意して電子レンジを使用するのが無難なようです。

料理しない人も電子レンジはあった方がいいですよ、マジで。

結局のところ最近出てきている『電子レンジ対応パウチ』こそが最強なのかもしれません。

あと『ケトルでうどんや卵を茹でる』みたいな話を聞きますが、それは壊れる可能性があるので止めた方がいいです。
洗うのも面倒ですし。

そんなわけで適材適所、ケトルちゃんにはお湯沸しとしてこれからも十二分に働いてもらおうと思います。

以上

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