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【アジサイ写真の撮り方】初心者・スマホでも綺麗に撮れる撮影のコツ

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どうもこんにちは、あまぼしすずめ(@S_amaboshi)です。

梅雨の花といえば……?
そう、紫陽花(あじさい)です!

土質によって色が変わることから「七変化」「八仙花」とも呼ばれ、国を問わず人気の高い花。
数々の花をしゃぶり尽してきた私も、ヤツには手を出せていません。

さて。
そんなあじさいを写真におさめようと撮影してみたものの――

想像よりパッとしない写真になった……

という経験はありませんか?

そこで今回は、初心者でもすぐに実践でき、それなりに綺麗な写真が撮れるコツを8つ+αまとめてみました

ぶっちゃけスマホでも使えます。

あじさい以外の花撮影でも共通なので、ぜひ今後の撮影に取り入れてみてください~。

この記事の内容
  • あじさい撮影のコツ8選
  • あじさい撮影のカメラ設定
  • あじさい撮影にオススメのレンズ

アジサイ撮影に使えるテクニック8選

それではさっそく紹介していきます。
前提として、お花(被写体)は元気なものを選びましょう。

枯れかけた花で味を出せる人もいますが、良い状態の花を撮る方が簡単に雰囲気ある写真が撮れます。

① アジサイ撮影に適した天気は曇り

いつ撮るかも大事。
実は、お花の撮影日和は晴天の日ではありません。
青空が映える場合もありますが……(ヒマワリとか)

ピーカンの日に撮ると、陰影が強くなり過ぎてしまったり、白飛び※してしまったりします。

あえて太陽光を利用するという撮影もありですが、難しいのでまずは曇りの日を狙ってみましょう。
梅雨時はたいていが曇りの日なので、むしろありがたいですね。

ガクアジサイの花
太陽光を利用して影を写す

白飛び…ハイライト(明るい部分)部分が白く抜けてしまう現象。情報が失われるため、後の処理でも色を取り戻すことができない

② 主役を決める

なんとなくシャッターを切ると、何を撮りたかったのかよくわからない写真になってしまいます。

アジサイ撮影

そのため、複数の花を写す場合も、主役になる花を決めましょう

あじさい撮影方法

とはいえたくさんの花の中で一輪を決めるのは難しいもの。
慣れないうちは2つの花だけに寄って、どちらかを主役にする、という撮影方法がオススメです。

③ 構図は三分割か日の丸が撮りやすい

三分割構図とは、縦横三分割にした交点に被写体を配置する構図のことです。

三分割構図
●の位置に被写体を配置する

イメージとしては空きを作る感じ。
花が咲いている方向に空白(余白)を作ると自然な感じになります。

アジサイの撮影テクニック

補助線が出てくれる機種が多いので、それを利用するとわかりやすいです。

もう一つ使えるのが、日の丸構図
被写体をど真ん中に配置する撮り方です。

あじさい日の丸構図

失敗すると素人っぽくなりますが、アジサイはこの構図がとても映えると思っています。
このときできるだけ周りの情報をカットしてあげると、花が強調され綺麗な写真に仕上がります。

あじさい日の丸構図

(露出アンダー、レタッチにて修正などのやり方があります)

④ 複数の花を撮る場合は対角線・斜め線・ラインを意識する

2つ以上の花を撮影する場合は、対角線に配置するとすっきりします。

あじさい撮影の構図

横並びはどうしてもビミョーな感じになりがちです。
ちなみにこちらは、初めて一眼レフを手にした私が最初に撮ったアジサイ。

フィルムカメラで撮ったあじさい

15年ほど前なのでフィルムカメラです。
とりあえず撮りました感がすごい。(実際とりあえず撮ったんだが)

あとは花で画面を斜めに分割したり、曲線を描いたりしても面白いかと思います。

あじさい園など、たくさんのアジサイがある場所では撮れますが、庭だと難しいかもしれません。
こちらはVっぽい曲線を意識しました。

あじさいの写真

⑤ 立体感を出す

複数のあじさいを写す場合は、前ボケや後ボケなどを利用して奥行を出します
前ボケは写真撮影の時に出しゃばり過ぎてボケてしまった奴、みたいなイメージ。

あじさい前ボケ

ボケはF値が低いレンズ・望遠レンズ(70mm~200mmくらいがおすすめ)を使うと作れます

そこまで低くなくても、とりあえずF4~F5まで下げればそれなりにボケてくれました。

⑥ 低い位置から見上げるor真上から見下ろす

低い位置から見上げたり真上から見下ろしたりする構図も面白いです。

あじさいを見上げた構図

見上げる場合は中腰になる場合が多いので注意。

ガクアジサイは種類によって星を散らしたように撮れたりもしますが、珍しい品種にはなかなか会えないですね。
こちらもポイントは余計な情報を減らすことです。

ガクあじさい

ガクアジサイ…日本原産の原種アジサイ
手毬咲をする球状のアジサイは品種改良をされた西洋アジサイである

⑦ 背景を工夫

背景を工夫して花を強調させるやり方。
地面や壁、木、空などを背景に選びます。

黒背景

あじさい黒背景

背景部分は地面を利用しています。

あじさい

これはあまりいい例ではないですが、白く潰れたのでいっそ全部潰してしまった例。

玉ボケ

あじさい玉ボケ

構図自体はちょっと品がないけど、背景を玉ボケさせました。

玉ボケはF値を開放して、背景に木漏れ日を入れると作り出すことができます。
(あまりに曇り過ぎていると難しいです……。)

⑧ 水滴や虫などを一緒に撮影してみる

梅雨の花なので、水滴が合います。
前日に雨が降った朝などがシャッターチャンス!

あじさいと水滴

あとはカエル・カタツムリ・蜂などの虫と一緒に撮ってみるというのも風情があります。

蜂は大人しくしていないので、ブレブレのブレ。

アジサイ撮影の設定・オススメレンズなど+α

アジサイ撮影は、絞り優先モードが便利です。

ふんわりと背景をぼかしたい時はF値を小さくして(F2.8~F5.6くらい)、背景も含めてパンフォーカスを狙う時はF8~F11くらいに絞るのがオススメ。

レンズの種類 おすすめは中望遠~望遠 or マクロ

アジサイがある風景を撮る場合は広角~標準でも良いですが、花をメインに撮るなら焦点距離50mm以上の中望遠~望遠レンズがオススメです。

70mm~200mmくらいのカバー力があれば色々な構図に対応できます。

今回使ったレンズ。
キヤノンの「EF24-70mm F4 L IS USM」と、「EF50mm F1.8 STM」

キヤノンEF50mm F1.8 STM単焦点レンズを初心者におすすめする4つの理由「初めて単焦点レンズを買う」そんな人におススメしたいのが、キャノンのEF50mmF1.8STMです。撒き餌レンズとも呼ばれるほど安価で使い勝手が良く、とても初心者向けの一本。今回はキャノンのEF50mmF1.8STMの魅力を細かく紹介します。...

マクロレンズもおすすめ

花といったらマクロ、という風潮があるくらい花撮影と相性のよいマクロレンズ。

タムロンSP 90mm F2.8が人気です。

マクロは三脚を使用しないとブレるため、あじさい寺など人が多い所では難しいかもしれません。
庭や公園での撮影を推奨。

あと無風の日。

望遠レンズでもマクロで撮ったような写真にすることはできます。

あじさい拡大写真

(これは望遠で撮った写真を拡大しただけのもの)
ちなみにアジサイはこの小さい部分が真花です。豆。

ソフトフィルターをつけてもよい

よりふんわりした写真を撮りたい方はソフトフィルターを付けてみるなんて方法もアリです。

F値は低めにするとボケ味がでる

周りをぼかす撮影が多いので、F2.8~F5.6あたりで撮影しました。
風景写真として撮るならもっと絞ってF8くらいにするとキリっとします。

アジサイとお地蔵さん

ホワイトバランスは4200~5100がおススメ

白熱電球(2800~3200K)くらい低くすると、青味が強すぎて違和感ある写真になってしまいました。

失敗例

ホワイトバランスが低すぎるアジサイ

逆に5500より上げると温かみのある写真になりますが、あじさいらしさが損なわれる場合もあります。

あじさいホワイトバランス4500

ホワイトバランス4500

あじさいホワイトバランス5500

ホワイトバランス5500

(やばい、あんま変わんねえな……)

ケースバイケースですが、4200~5100くらいがちょうどいいのかな、と私は思いました。
花の色や天気によっても調節してみてください。

まとめ ~とりあえずたくさん撮ってみよう~

以上がアジサイ撮影のコツですが、一番はたくさん撮影してみることです。

たくさん撮っていくうちに、「こうすればイイ感じに撮れそう!」というひらめきが舞い降りてきます。
(正直500枚くらい撮ってもまともに使える写真は5枚くらいしかありません……)

憂鬱になりがちな梅雨時、アジサイ撮影で心を和ませてみるのはどうでしょうか。

見てよし、撮ってよし。
食べてよしと言えないのが残念ですが、アジサイの魅力を堪能してみてください!

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