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【カメラ・レンズ用語】初心者が覚えておきたいカメラ知識10選+α

カメラ用語
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どうもこんにちは、あまぼしすずめ(@S_amaboshi)です。

カメラを買ってみたけれど、用語が意味不明で何をどういじれば良いかわからない 
レンズが欲しいけど、アルファベットや数字の意味がわからない 

そんな方に向けて、カメラ初心者がまず覚えておきたい用語10選を解説します。

一度に全部を覚える必要はありません。

しかしこれから解説する用語は、一眼カメラを使っていく上で必須とも言える重要な単語たちです。

ぶっちゃけこれさえ覚えれば、スマホでは撮れないような写真も撮れます。
理解することで一眼カメラの面白さを実感できますので、ぜひ覚えていきましょう!

初心者がとりあえず覚えておきたいカメラ用語10選

多いなぁ」と思う方もいるかもしれませんが、解説が被るところもあります。

1. 露出(ろしゅつ)

カメラの露出

カメラにおける『露出』とは、明るさのことです。

最適な光量を取り込んで撮影した写真に比べ、光を取り込み過ぎて明るい写真を「露出オーバー」

露出オーバーの写真

反対に光量が少なくて暗い写真を「露出アンダー」と呼びます。

露出アンダーの写真

この露出を調整することを「露出補正」と言い、これから解説する下記3つの要素で露出が決まるのです。

  1. F値(しぼり)
  2. シャッタースピード
  3. ISO感度

2. F値(絞り)

カメラのF値

『F○』という数値。
F値(絞り)は、カメラに取り込む光の量を調整する値です。

Fは焦点距離(focal length)から取られています。

  • 絞りを開いている状態=F値が小さい
  • 絞りを閉じている状態=F値が大きい

といい、F値が小さいほどカメラはたくさんの光を取り込み、逆に大きいほど入ってくる光は少量となります。

また、

  • F値が小さい=ボケのある写真が撮れる
  • F値が大きい=全体がシャープではっきりした写真になる

という違いもあり、F値を変えることで写真が大きく変わります。
とても重要な単語ですので、下記でもう少し丁寧に解説しています。

3. シャッタースピード

カメラシャッタースピード

シャッタースピードは、シャッターを開いている時間のことです。

シャッタースピードが1/20であれば20分の1秒(0.05秒)、20秒であれば20秒の間、シャッターが開きっぱなしになります。

分母の数字が大きくなればなるほど、シャッタースピードは速くなります。
(※ 1秒より遅くなると、ダブルクォーテーション表示になる)

シャッターが開いている間に写した像が「写真」となるため、シャッタースピードが速いと一瞬の動きを切り取ることができます。

逆にシャッタースピードを長くすると、その間の動きを捉えることが可能。

シャッターが開いている間にカメラを動かすと像がぶれてしまうため、シャッター速度が遅いとその分手ぶれがおきやすいです。

たった1秒でも、全く動かずにカメラを持つことはできないですね……。

  • シャッタースピードが速い = 一瞬の動きが切り取れる
    光が入る時間が短いため、写真は暗くなりやすい
  • シャッタースピードが遅い =動きを写すことができる
     光が入る時間が長いため、写真は明るくなりやすい

4. ISO感度について

ISO感度カメラ

「アイエスオーかんど」または「イソかんど」と読みます。
国際標準化機構(ISO)が定めた規格であるためISOと呼ばれており、言葉自体に深い意味はありません。

ISO感度は「どの程度まで光を記録できるか」という光に対する感度を示す数値です。

  • 数値が低いと光に対する感度が低い
  • 数値が高いと光に対する感度が高い

ということになります。

暗所では、より感度を上げなければ暗い写真になってしまいます。
一方明るい場所では、ISO感度が低くても明かりがたくさんあるため、暗い写真になりにくいです。

  • 暗所=ISO感度を上げる
  • 明所=ISO感度を下げる

と覚えておけばよいですが、ISO感度は上げすぎると写真にノイズがのってしまうので注意しましょう。

5. ホワイトバランス

カメラのホワイトバランス

ざっくりと言うと、色味の調整です。

白いLED街灯に照らされると顔は青白く見えますし、逆に白熱ライトの下だと赤みを帯びた色になります。

このように被写体は光の種類に応じて色味が変わってしまうため、実際の色になるよう調整することを「ホワイトバランスの調整」といいます。

AWB(オートホワイトバランスモード)にしておくと、自動で調節してくれて便利。

しかしあえて自分で色味を変更することで、写真のイメージを変えることもできます。

カメラのホワイトバランス

Kは「ケルビン」の頭文字で、色温度の意味です。
低い値にすれば青っぽく(寒色)、高くすれば赤っぽく(暖色)なります。

「White Balance」からWBと表記されることも。

6. センサーサイズの違い・35mm換算

デジタルカメラには、入ってきた光を電気信号に換える部品である「イメージセンサー」が存在します。

このイメージセンサーの大きさによって、カメラの種類が変わります。

センサーサイズ

フルサイズとAPS-Cでは使用できるレンズも異なるため、カメラを買い替える際は注意をしなくてはいけません。

またAPS-Cでは、実際のレンズの焦点距離よりやや望遠となる写真ができあがります。
メーカーによって差異はありますが、レンズの焦点距離×1.5(ないし1.6)倍が、APS-Cの撮影画角(範囲)。

例:キヤノンのAPS-C機に焦点距離50mmのレンズをつけて撮影した場合
(50mm×1.6=80mm 80mmのレンズを付けているのと同じ写真になる)

この変換のことを「35mm換算」と呼びます。

下記では実際に撮った写真で詳しく説明しているので、いまいちピンとこない方は読んでみてください。

7. レンズの種類・単焦点とズームレンズ

レンズは大きく次の6種類に分類されます。

  1. 広角ズームレンズ
  2. 標準ズームレンズ
  3. 望遠ズームレンズ
  4. 単焦点レンズ
  5. マクロレンズ
  6. 魚眼レンズ

広角レンズ

広角レンズで撮った写真

焦点距離は10mm~35mmくらい。

より広い範囲を写すことの出来るレンズです。
広がる自然や町並などを全体的に写したい時に使えるレンズになります。

標準ズームレンズ

焦点距離30mm~55mmくらい

人間の視界に写る範囲と同じくらいの画角で撮影できるレンズ。
肉眼は35mmに近いと言われており、スマホカメラもそのくらいの焦点距離になっています。

望遠ズームレンズ

焦点距離70mm~

より遠くのものを大きく撮影することが可能。
月の撮影や野鳥、山、運動会など、被写体に近づくことが難しい場面で活躍します。

マクロレンズ

マクロレンズでの花

被写体を拡大した撮影が可能なレンズ。
通常のレンズであると、近接はピントが合わなくなってしまいますが、マクロレンズであれば接写が可能です。

マクロの世界を切り取り一風変わった作品を作ることができます。

魚眼レンズ

魚間レンズで撮ったみなとみらい

あえて被写体を歪ませることで、広角レンズ以上に広い範囲を写すことを可能としたレンズ。
直線が歪み独特な写真になりますが、目で見えるような描写はできなくなります。

単焦点レンズ

レンズは上記のように分類できますが、一番大きな区分は『単焦点レンズ』or『ズームレンズ』です。

  • 単焦点レンズ = 焦点距離が固定されたレンズ
    ズームができない・見た目も伸びない
  • ズームレンズ = 焦点距離を変更できる
    ズームリングをいじるの伸び縮みする

単焦点レンズは軽くて明るいレンズが多いです。

しかし焦点距離が固定されているため、「被写体が収まりきらない」「被写体に近づけないから小さく撮るしかない」ということが起こります。

ズームは遠い被写体をズームによって大きく撮ることができます。

どちらにもそれぞれ良い点・悪い点があります。
より詳しく違いを知りたい方は下記の記事をご覧ください。

8. AF(オートフォーカス)とMF(マニュアルフォーカス)

  • AF = カメラが自動でピントを合わせてくれること
  • MF = 自分でピントレンズをいじり、ピントを合わせること

今のレンズはAFがついているため、基本的には自動でピントを合わせてくれます。

しかしオールドレンズには、このAFモードが付いていません。
また暗所でAFが使えない時は、今でも手動でピントを合わせる必要があります。

9. 順光と逆光・サイド光

  • 順光 = 被写体の正面からあたる光のこと
  • 逆光 = 被写体の背後から当たる光のこと
  • サイド光 = 被写体の横側から当たる光のこと

順光は被写体に直接光が当たるため、色の鮮やかさを正確に撮影することができます。
一方の逆光はレンズに直接光が入るため、被写体が黒くなってしまうことがあります。

あえてそのように撮影したり、露出を補正したりして、調整する必要があります。

サイド光は被写体に立体感が出やすく、メリハリのある写真を撮ることができます。

どの光の当たり方が良い、というわけではないので、被写体や作りたい雰囲気(イメージ)に合わせて光の当たり方を意識することが大切です。

10. RAW(ロウ)

カメラRAW

写真の保存形式の一つです。
読んで字のごとく、生のという意味になります。

カメラ設定でホワイトバランスや露出補正などをしていない、「未加工」の状態で保存されます

現像ソフトを使用して編集(レタッチ)する場合は、RAWのデータも保存しておきましょう。
JPEGに比べ、ホワイトバランスやコントラストなどの変換が調整しやすいのです。

「撮ったままがいい!」という方には必要のない保存形式ですね。

RAWデータは容量が重いため、あっという間にSDカードがいっぱいになってしまいます。
その点は注意が必要。

キヤノンカメラレンズを購入する方向け

初心者向けのカメラ用語とは別で、キヤノンのカメラユーザーのみに知っておいて頂きたいレンズの見方があります。

私がキヤノンユーザーなので書きました。

USMとSTMの違いISとLの意味

キヤノンのレンズには、「USM」や「STM」「IS」「L」などのアルファベットが羅列されています。

キヤノンのレンズ見方

始めてレンズを新調する方は、これらの意味を一通り理解してから買うことをおススメします。

  • USM・STM = レンズのピント合わせに使われているモーターの種類
  • USM = Ultra Sonic Motor(ウルトラソニックモーター)
  • STM = Stepping Motor(ステッピングモーター)
  • IS = ImageStabilizer(イメージスタビライザー)
    キヤノンが開発した手ぶれ補正システム
  • L = Luxury(ラグジュアリー・贅沢) キヤノンの高級レンズ

より詳細な説明は以下の記事で行っています。

EF・RFマウントの違い

現在キヤノンのカメラにはEFマウントとRFマウントという2つのマウントが存在しています。

※ マウント……カメラとレンズの接合部分のこと

  • EFマウント フルサイズの一眼レフマウント
  • EF-Sマウント 一眼レフAPS-Cのマウント
  • EF-Mマウント ミラーレスAPS-Cのマウント
  • RFマウント ミラーレスフルサイズのマウント

となっております。
マウント同士では互換性がないものもありますので、購入の際には確認が必須です。

細かな違いや互換性については以下で解説しています。

まとめ

他にもありますが、とりあえずここら辺がわかれば完全オートモード以外も使えるようになります!

「数値をいじるとどのように写真が変化するのか?」
これを試していくうちに、カメラ用語は自然と覚えていくかもしれません。

そんなわけでざっと頭に単語を入れたら、まずは実際に撮影してみましょう!

以上です

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