暑。
どうもこんにちは、あまぼしすずめ(@S_amaboshi)です。
だいぶ地球もご乱心のようで、夏の長野に住むメリットが年々奪われていきます。
暑いし熊はウロチョロしているしバスは1日5本だし、島流しだよ。令和の島流し。
とはいえ嘆いたところで涼しくなるわけもないので、この環境を楽しむことにしました。
車ってあるじゃないですか。
あの鉄でできた四輪の、人とか殺傷する能力があるやつ。
流刑地だとあれがないと生きていけないため私も頼りきりですが、夏になると空焚きされた五右衛門風呂みたくなるんですよね。
ハンドルとか熱されて二本指で摘ままないと火傷しそうになるの。運転できないよ。
そんなんだから車内に残された幼子が亡くなったり、ZIPPEI兄弟が蒸されてしまったりと、不幸な事故が絶えません。
でも私、あの夏場の車内好きなんです。
あそこに入ると「生きてる」実感が湧くんですよ。
こういう発言をしてエクストリームスポーツに臨む奴はだいたい死ぬんですけど。
人間ってやはり、死が遠いものではなく生活に内在していると気づく瞬間に興奮するんですね。
そんなわけで巷では大変危険といわれている「車内サウナ」をできる限り安全に実行しました。
実に楽しかったので、おうちで手軽に整いたい人は参考にしてください。
現代は暑すぎるし、現代人は軟弱

年々上昇する気温に対し、現代人は弱くなっています。
熱中症のかかり具合はもちろん体調や個人差によるところが大きいのですが、熱中症になりやすい人は暑熱順化が足りてないと思うんです。
ようは慣れ。暑い環境で汗をかく習慣。
運動不足とかシャワー浴とか、エアコンの使い過ぎとか。原因はいろいろでしょうけど、汗をかかなくなりどんどん暑さ耐性がなくなっているわけです。
私が労働耐性皆無なのと同じ原理ですね。今8時間労働したら発狂しちゃう。
早い話、強制的にドバドバ普段から汗をかけってことです。
そこでおすすめなのが車内サウナ!(無理矢理)
数日前にニュースでも医師がサウナは熱順化によいと言っていました。
医師で、日本サウナ学会代表理事の加藤容崇氏はこう解説する。
「サウナに入ると、一時的に体温や皮膚温が上がり、それに伴って発汗量や皮膚の血流、心拍数も上がります。こうした熱負荷を繰り返すことで、汗をかく機能や自律神経の働きが高まり、心拍や体温をうまく下げられるようになっていく。つまり、暑さに対して体が適応しやすくなるんです」
引用:ピンズバNEWS

でもわざわざ町のサウナに行くのは嫌だ!
だって町のサウナにはヌシババアがいるから!
以前、怒鳴られて反射的に首を締めそうになったので行きたくない。
サウナでボス猿するしか能のないババア殺して前科つくなんて冗談じゃないですよ。
そこで車内サウナです!(二回目)
車内をサウナ代わりにできるのか

黙れ!
できない理由なんか訊いてない、引っ込め!
まず、サウナはざっくり3種類に分けられます。
| 区分け | 温度と湿度 | 特徴 |
|---|---|---|
| ドライサウナ | 80〜100℃ 低(5〜10%) | からっとしていてひりつく |
| フィンランド式 | 60〜90℃ 中(15〜40%) | ロウリュが特徴 |
| スチーム・ミスト | 40〜60℃ 高(80〜100%) | 低刺激で苦しくない |
一方、夏場の炎天下(35℃)に置かれた車の室温は、50℃近くになります。
ダッシュボードは70℃を越えますが、ダッシュボードに座るわけではないので今回は50℃と想定します。
参考:https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/temperature/summer
湿度に関しては天候や地域により差がありますが、実行した日は30%を切りました。
つまり、かなりマイルドなフィンランド式サウナと前向きに捉えられるでしょう。
(サウナーに聞かれたらぶん殴られそうだ‥‥‥)
車内サウナをやるための準備と必要なもの
馬鹿な真似をして死んだらシャレにならないので、準備は念入りに行ないます。
用意するものはこれら。
まず水。
念のため水分補給ができるようにします。
温度と湿度を客観的に測るための温度計も必須。
これは直射日光が当たらない、顔に近い場所に置きます(ダッシュボードに設置すると電子温度計は真っ黒になり死にます)。

熱中症が恐ろしいのは、気づいたときには動けなくなっている点です。
自力で車外に出られなくなるor倒れるなんてことがあっても助けを呼べるよう、スマホは持っておきましょう。
家族やら救急隊員にめちゃくちゃ怒られるでしょうけどね。
で、そのスマホですが車内にそのまま置くと熱でお陀仏してしまうので、保冷剤とともにクーラーボックスへ入れます。

飲み物も一緒に保管しておくとよいでしょう。
車内サウナで地味に注意しなくてはいけないのが汗臭さ。
シートに汗が染みると脱臭に手間がかかるので、ビニールシートや合羽を敷いて対処します。

というか、効果を高めるために最初から雨合羽やサウナスーツを着用するといいかもしれません。
車外から見たらただの狂人ですけど。
そして終わったあとには、しっかりとファブっておきましょう。
いざ車内へ

この日を待ってました猛暑日!
大暑に恥じない気温です。
炎天下で待つエッセちゃんの元へGO。

ちなみに、
- 心臓や血管系の持病がある人
- 飲酒後や二日酔い中
- 発熱時、極度に疲労している、睡眠不足の人
- 妊婦
などの人は言うまでもなく危険なのでサウナはやめましょう。
完全なる寝不足で頭ガバガバ、正常な判断ができていない私は気にせず車に飛び乗りました。

入った瞬間、外に押し戻さんばかりの熱気が雪崩れのように体にぶつかります。
わずか5分で温度計は40℃を越えました。恐るべし夏の車内。

頭や顔からじんわりと汗が出てきます。
通常のサウナは1回5~10分目安ですが、室温が低いのでまずは15分。
2,3回給水を挟みます。
暑いけれどドライサウナに比べると温度が低く、喉が焼けるような苦しさがありません。
呼吸器系が弱い人にもおすすめ!
この場で因数分解解けと言われたら厳しいものの、ただ座っているだけなら正直余裕です。
首筋や胸を流れていく汗の感覚、たまりませんねえ。
写真ではわかりづらいものの腕にも汗が滲んできます。

15分経過した時点で、気温は48℃、湿度は33%まで上がり(下がり)ました。

車内は思ったより湿度が低いようで驚きです。
こりゃ布団入れてダニ退治とかできますね。
休憩・再び車内へ
気持ち的にはまだ居られましたが、一旦外へ出ます。
車外へ出た瞬間、高原かと勘違いする冷涼さを肌に感じました。
おかしいですねえ、外気は30℃を優に超えているのに……。
家へ戻り、冷水シャワーを浴びます。
通常のサウナほど体は熱を帯びてないので、真水というより30℃くらいの水でいいような気がしました。
そもそも私は、サウナの冷水がどうしても好きになれません。
子どものころから冷たい水が大嫌いで、水泳のシャワーやら消毒やらも、全力で駆け抜けて一瞬で済ませていたくらい。
車内サウナは服を脱ぐのが面倒なので、ぶっちゃけ外気に当たるだけで充分です。
濡れた服を再度着るのが気持ち悪いのよ……。
戻ると車内は50℃。湿度も30%を下回っていました。いよいよサウナらしくなってきたじゃあないですか。

少しでも「蒸し感」を出せるよう、雨合羽で足を包んだらこれが大正解。
足だけ大量の汗をかきはじめました。

10分ほど経ったころから、顎を伝って落ちる汗が10秒に1滴から5秒に2滴くらいの頻度になりました。
いいですね。まるで試合中のバスケ部員みたいです。
第4クォーター、残り2分30秒。点差は6点です。
アーッつらい!!
……水泳と剣道しかまともにやったスポーツのない私は、尋常でない汗が滴る感覚とは無縁だったのでよい経験ができました。
せっかくなので読書でも……と本を開きましたが、さすがに文が頭に入ってきません。
漫画や娯楽小説くらいなら読めたでしょうが、なぜか新書を持って来てしまったので捨てたくなりました。
サウナは「ながら」でやるものじゃあないようです。
マインドフルネス。
今ここ、サウナだけに集中することで見える景色がある……!
てなわけで20分経過。
顔も汗まみれ、やや上気してきたところで脱出を試みました。
最終的な気温は52℃で、湿度は27%。

50℃を超えたあたりから室温上昇はゆっくりになったので、車内の平均温度は50℃程度と見てよいでしょう。
ゆで卵ができた! みたいな話を聞きますが、おそらくダッシュボードでの話でしょう。

(↑以前ダッシュボードで卵焼きを作ろうと試みたが失敗した図)
とはいえ50℃の中に20分もいると汗が止まりません。

足からこの汗!
服もびっしょり!
それにしても、SNSでよく見かけるバカに美しい脚の自撮りはどうやるんですかね?
まとめ 整う……?
軽く冷水シャワーを浴び、部屋へ戻り驚きの現象がおきました。
室内が涼しいのです。

数値的に見れば涼しいわけないのですが、50℃に比べれば標高2000mの高原ですよ。ここは。
牧場を歩く牛さんが見えます(幻覚)。
汗を流して肌もすっきりした気がしますし(気のせい?)、強制的に汗をかく習慣というのはよいものです。

計30分程度であれば、水を飲んでいれば問題ありませんでした。
逆に大人が万全の体調で入って十数分で具合が悪くなるのなら、夏バテする可能性が高いため対策をしたほうがよいかもしれません。
週に1、2回、昇天しない程度に車内で蒸されて暑さに慣れていくとよいでしょう(?)。
2030年代からはミニ氷河期と言われるものの、私が幼少だったころの「涼しい信州の夏」は失われてしまいました。
となると、どうにかしてこの酷暑に適応していかなくてはいけませんね。
あ~~エアコンほち~よぉぉ……
▼興味深いが残念ながら守るべきものがない……


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