どうもこんにちは、辛辛鳥(@S_amaboshi)です
1月20日(月)、ついに2025年の辛辛魚が発売しました。

辛辛魚とは「麺処井の庄」の激辛ラーメンおよび、同店舗が監修し「寿がきや食品」が製造販売しているカップ麺などのブランドメニューです。
今年は小売店の発売日が来ても地元でまったく見かけず焦りました。
ローソンやファミマ、ウェルシアを2時間も渡り鳥してようやっと入手した次第です。
ウェルシアに至っては2024年がまだ並んでいる始末で、どうも在庫がジャブついている様子。
第n次激辛ブームも下火になったのかもしれません。
……ま、唐辛子なんて劇物ですよ。
辛辛魚も2日連続で食べたら腸内細菌が焼却されたのか、いまだ半調子って感じですし。
それでも止められないニコチン的依存性に脳を支配され、恒例の食レポ&アレンジ記事を書きあげました。
今年は原点に立ち返り「ちょい足し」。
身近な調味料が辛辛魚に合うか調査しました。
鍋やらオムレツやら、麺として食えって話なので今年はちゃんと麺として味わっています。
飽きたり辛さに耐えられなくなったりしたら試してください~。
Let’skarakaraaaaaaッ!!!!
【↓いまだに2023年売ってるって賞味期限どないなってん】
Contents
辛辛魚2025年と歴代振り返り
まずは私と辛辛魚の歩みをご覧ください(宣伝)。
辛辛魚との日々も今年で5年になりました。しれっと2023年は書いていません。
販売製品の2/3は食べていませんし、本家「井の庄」も未踏の完全なニワカです。お許しください。
さてさて、まずはパッケージですが……

今年のフレーズは「キレある辛さ」。
昨年2024年は「麺、スープの絡みUP!」でした。
昨年の私は辛味が抑えられているとコメントしていますが、それを見るに今年は辛さを復活させてきたということでしょうか?
ちなみに私は辛いもの好きでも激辛は得意じゃないので、抑え気味くらいが好みです。
なら他のラーメン食ってろって話ですが。
まずは概要。

ここからはいつもの辛辛魚さんも交えて紹介していきます。
いやはや、ここ5年で約50円の値上がりです。
もはやカップ麺なんてわざわざ買ってまで食べる製品じゃありませんね
またまた御謙遜を
とはいえ、私もカップ麺は年3回くらいしか食べなくなりました。
オバサー(オーバーサーティー)になり身体が耐えられないためです。
それにしても以前より必要なお湯量が減っている……妙だな。
お次は成分表示。


カロリーはいつもと同じですが、炭水化物とたんぱく質ががやや上がり、食塩相当量が0.3g向上。
なんとなく食塩相当量が多い年は好評なイメージです。皆さまお塩が好きなのかもしれません。
カルシウムが100mg近く増えていますね
魚粉密度が増えたのでしょうか?
(こいつは何言ってんだ?)
実食・辛辛魚2025年はアサシン
それでは実食。

いつもの袋3兄弟を取り出して……かやくスープだけを先に入れて4分待ちます。

粉を入れる際と、蓋を開ける際に毎回刺激臭でむせかえります。
それはもう熊撃退スプレーなのでは?
後入れスープと魚粉を入れたら――

完成!

画像を使いまわしても恐らく気づかれないだろう「2025辛辛魚」がこちらです。
辛辛魚2024
昨年の私と見た目の変化はありますか?
あのね、私は昨日の夕飯もよく思い出せないの
36X日前に見たもののことなんて欠片も覚えてないの!
ただ何となくですが、テクスチャー薄くね? という気がしました。
例年よりさらっとしているといいますか……前年の辛辛魚が化粧水でいう保湿タイプなら、今年はさっぱりタイプみたいな。
いや、そんなことはないはず。きっとお湯を入れ過ぎてしまったのでしょう。
なにはともあれ実食。

んん!?
どうですか、キレてますか?
キレてないですよ。俺キレさせたら大したもんですよ
……とは言ったものの、確かに切れ味の鋭い辛み、もとい痛みが走ります。
昨年の辛さはいわば鈍器。徐々に押し寄せてくる壁に潰されるようなねっとりしたタイプでした。
それに比べ、今年の辛さはアイスピック!
気づいたら死んでいた系ですね。
それだと痛み(辛さ)を感じていないことになるのでは?
ええい、黙れ。
口に入れた瞬間と喉に落ちていくときに特に辛さが走る感じでしょうか。
2024年が戦前の特〇警察みたいな粘着性だとしたら、今年は中大兄皇子のような辛味の疾走感がありますね。

鋭さがある。あらゆる方面から怒られそうなのでこの辺で。
一言で言うと、サッパリした辛さ。
年々辛味が薄まってきている気がしなくもない。
もしくは私の舌が壊れてきているか……。
昨年の方が美味しく感じたようにも思えますが、まあいかんせん300日以上前の記憶なんて当てになりません。
辛辛魚にちょい足し「さしすせそ」
さて、ここからはササっとちょい足しレシピを紹介していきます。
①調味料のさしすせそ「さ」
まずは味のさしすせそトップバッター・砂糖。

始まりにしてジ・エンドって感じですけど、つべこべ言わず辛辛魚を注いでいきましょう。
甘くなりましたか?
わからん
口の中がシャリシャリ(砂糖の触感)してるのに、甘みが感じられない
え、怖い。それほど辛辛魚は人の味覚を狂わせているの?
ただ、スープのトゲトゲしさがなくなりマイルドになりました。
結果的に辛味が抑えられています。砂糖と喧嘩しないところが驚きですね。
お次。
②調味料のさしすせそ「し」

さしすせその「し」は塩のはずですが……
塩!?
女性の1日の食塩摂取量は6.5g未満だぞ!?
これ1杯で上回ってるのにこれ以上足してどうすんだよ。
だいたいもう飽和状態で違いなんかわかるか!
てなわけでシナモンを用意しました。

シナモンはクスノキ科の常緑樹の樹皮を乾燥させたものだそうです。
樹皮ですって。カブトムシもびっくりですね。
で、これが砂糖より甘みを感じるんですよ。
元々シナモンはシンナムタンニンとの成分が甘みを感じさせるらしいのですが、いやはや、普段紅茶に入れているときより強く感じました。
辛辛魚恐るべし。
③調味料のさしすせそ「す」
お次は酢。

酸辣湯なんて食べ物もありますし、辛いものと酢の組み合わせは確かめるまでもなく良いでしょう。

ああっ!
しかし、うっかり手が滑って大さじ1以上の酢がドバドバ入り込んでしまいました。
こうなるともはや酢の味しかしません。せき込みながらなんとか完食。
辛辛魚の風味すら抑え込む酢……。調味料最強の可能性すらあるかもしれません。
入れ過ぎたのでさすがに美味しいとは言えない味になりました。少量なら効果的に辛味を抑えられそう。
④調味料のさしすせそ「せ」
さらにお次は「せ」。
今回はせうゆさんに変わり豆乳さんをお呼びしました。

原料同じだから実質しょうゆです。
先ほどの塩同様、これ以上しょっぱくしても仕方ありませんし。そもそも濃厚辛口豚骨醤油スープだから醤油は入ってるのよ。
ピリ辛豆乳鍋なる食べ物も存在するので、これも相性は良いはず。

予想通りほどよくマイルドになってくれ、辛すぎて食べられない人におすすめ。
乳製品ほどではありませんが、脂肪分が辛さを抑えてくれているのでしょうか。濃度が薄まり、塩分的にもよい塩梅になりました。
暫定1位といたしましょう。
⑤調味料のさしすせそ「そ」
そして味のさしすせそ、最後は――

ソースです。
ぼくは?
おまえは「み」。
ぼくは?
出しゃばんな、引っ込め。
お呼びしたのは料理でよく使うウスターソース。とろみが少なく野菜の風味が強く感じられます。
この目力、オタフクなんて瞬殺ですよ。

関係ない話ですが、兄が大阪の人たちとお好み焼き談議になった際「ブルドッグじゃ駄目なの?」と聞いたらガン無視されたそうです。
大阪人怖いですね……(ブルドッグソースの存在を知らないだけかもしれませんが)
これはあれですね、食べたことのある馴染みの味がします。
そう、炒めた麺にソースを絡めた食べ物なんですけれども。
あと昔、近所にあったたこ焼き屋さんに「辛口ソース味」というものがあり、その時のソースによく似ていますね。
いつの間にかなくなっていたたこ焼き屋……。温水洋一似のおっちゃん元気かな。
話は脱線しましたが、味は悪くありません。
こうなってくると魚粉の風味がぶつかっている感じがして、いっそない方がいいような気がします。
後乗せの魚粉を抜いてソースと混ぜれば美味しいのかも。
それはただの辛い豚骨醤油ラーメンでは?
というわけで、味のさしすせそを試してみました。
うち半分以上が別のものに成り代わる事故が起きましたが、そこのところには目を瞑っていただき続きをご覧ください。
5品だけでは少し物足りない気がしたので、追加で台所に生息していた有象無象を捕獲してきました。
後半戦のために2回食べてます。胃が痛い。
辛辛魚にちょい足し①ケチャップ
第二部トップバッターはお子様大好きケチャップ。

主成分の果糖ぶどう糖液糖がお子様の脳を捉えて離しません。オバサン(オーバーサンジュウ)も漏れなくキャッチング!
気づくとオムライスを血塗られた殺人現場にしてしまうので、普段は控えているアイテムのひとつです。

あー。やっぱり美味しいですね。
タバスコをかけ過ぎたナポリタンようなチープな味がします。
もちろん辛味もそれなりに緩和しています。
一番近いのは、先ほど砂糖を入れた時の辛辛魚ですね。やはりケチャップの主成分は果糖ぶどう糖液糖。
ナポリタンに近くなった辛辛魚が美味しいなら、辛辛魚でナポリタンを作っても合うのでしょうか……?
今後試してみる価値はあります。いよいよナポリの民に怒られそう。
辛辛魚にちょい足し②マヨネーズ
こちらもケチャップと並んでお子様が愛してやまない調味料――マヨネーズ。

山岳遭難をした人がマヨネーズで17日間食いつないだとのニュースを見たことがあるので、登山をする方は必須のアイテムかもしれません。
適度な酸味と油が辛さを緩和してくれるため、辛すぎて食べられなくなった方におすすめ。
とはいえ元の味が濃いところにこってりマヨを入れるので、多量に食べると気持ち悪くなる恐れがあります。
マヨネーズをチュチュする「マヨラー」という部族なら問題ないかもしれません。
辛辛魚にちょい足し③ココナツオイル

台所の隅で転がっているのを発見しました。
砂糖は入っていないのにほのかな甘みを感じさせてくれ、カレーやサツマイモ炒め物などによく合います。
一般的な油よりも凝固温度が高く、20度以下だと固形になるため使いづらいのが難点。

おやおや?
少量で風味がつきますし、油に油を注ぐなんてもはや正気の沙汰ではないのでちょっとだけ。

……完全に日本のものとは思えない食べ物となってしまいました。
東南アジアの方で食べられていそうな味。トムヤムクンみたいな。
海老を追加して麺をフォーに代えれば辛辛魚でも再現できるでしょうか。
それは辛辛魚でやる必要性があるのでしょうか?
トムヤムクンといえば、10年以上前に売っていた日清の「スパイスキッチン トムヤムクン フォースープ」が本当に中毒性が高くて、唯一箱買いしたカップラーメンでした。
残念ながら今はどこにも見かけません……。
そんなわけで独特な風味になるので人は選ぶと思いますが、個人的には嫌な味ではないですね。
ココナッツオイルが嫌いでないのなら食べられるでしょう。
辛辛魚にちょい足し③ごま

ゴマは調味料かどうか問題はさておき、担々麵なるごまスープが存在しており辛い食べ物との相性は良いでしょう。
柔らかく起伏がない麺類は、早食いができるから気にならないものの、刺激が少なくて飽きが来やすい食べ物な気がします。

まあ、辛味で刺激はMAXなのですが、ここでは物理的な刺激といいますか……。
そんな中、ごまの食感は新鮮です。
乾物のくせにしっかりと辛味も和らげてくれ、噛めば噛むほどスープの味も変えてくれます。
食感に飽きてきた時の味変(?)に向いている一品です。
辛辛魚にちょい足し⑤チーズ

スライスチーズを1枚ぶち込もうかと思いましたが、あまりに背徳的なので今回は粉チーズをお上品にかけてみました。
辛いもの×チーズのタッグはまあよく見かけます。
ピザだったりドリアだったり、イタリア料理ではよく辛い食べ物にチーズをかけたりチーズ系の食べ物にタバスコをかけたりしますし、チーズと唐辛子は相性が良いのでしょう。
イタリア人はピザにタバスコをかけませんよ?
……え?
イタリア人御用達の調味料じゃない?
そもそも原料のタバスコはメキシコのタバスコ州にちなんだものですし
じゃあなんてサイゼリヤにタバスコ置いてあるんだよ!! ああん!?
まあ、細かいことは置いておいて食べてみましょう。

唐辛子とチーズ、互いの香りを打ち消し合うことなく引き立てています。
味としても問題なく調和していますし、辛さも柔らぎます。
優しいお姉さんにほだされて丸くなったヤンキーみたいです。
ですが、辛辛魚の塩分が濃すぎるためにパルメザンチーズだとさすがにしょっぱすぎると感じました。
とはいえ味がもっとも合うのはパルメザンで、カマンベールやモッツァレラなどだと果たして合うかどうか……。
イタリア人がタバスコを使わないショックで頭が働かなくなってきたので、今回はここら辺で切り上げます。
まとめ
以上、2025年の辛辛魚食レポでした。
2022年と2024年には及ばすですが、相変わらずクセになりそうなおいしさです。
まあ、実際は毎日食べるような奇行に走ってないのでクセになってません。真に恐ろしいのは砂糖。
今回の記事を作っていく中で、辛辛魚で担々麵やナポリタンやトムヤムクンを作ってみたらどうなのだろうという新たな疑問が湧いてきました。
各国の人に怒られそうですが来年以降に試してみたいと思います。
ナポリタンはイタリア料理じゃありませんよ
ええい、黙れ黙れ!
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