どうもこんにちは、あまぼしすずめ(@S_amaboshi)です。
河津では桜が散るというのに、信州では梅も咲いておりません。
ときに残雪、春の気配といえば足元のオオイヌノフグリくらいでしょうか。
それすらあまりの寒さにたまひゅん状態……。
さて。
今回はこの冬に活躍してくれたTOYOTOMIの石油ストーブ『RS-H290』のレビューをしていきます。
RS-H290は石油を熱源に燃焼する石油ストーブです。
どちらも石油を燃焼させて熱を発するが、空気を暖めて徐々に部屋全体を暖めていくのがストーブ。暖かい暖気をファンによって送風するのがヒーター。どちらも一長一短である。
石油ストーブなんておばあちゃん家にある前時代の暖房器具でしょ??
と思う方もいるかもしれませんが、いやいやいや。
電気ストーブやファンヒーター、エアコンにはない魅力があるのです。
今回はRS-H290をレビューしながら、小型石油ストーブの利点も語るので、石油ストーブが気になっている方はぜひ参考にしてください!
石油ストーブはこんな方におすすめです↓↓
- 電化製品は動作音が気になる
- ファンヒーターやエアコンなどの風が苦手
- 暖房器具を使うとドライアイや乾燥肌がひどくなる
Contents
RS-H290について
日本大手の暖房器具メーカー「TOYOTOMI」から出ているRS-H290。
多くの石油ストーブが販売されているなかでも、RS-H290はひときわコンパクトなボディが特徴です。
それでいて、鉄筋は10畳、木造では8畳までを暖める強パワー。
RS-H290を使うと、
逆にこれと同じ燃焼力なのにバカでかいストーブは、何に余力を割いているの?
と気になって夜も7時間しか眠れません。
RS-H290のスペック
簡単に機能をまとめました。
RS-H290 | |
---|---|
暖房目安 | 鉄筋コンクリート10畳/木造8畳まで |
灯油タンク容量 | 3.6L |
燃料消費量(最大~最小) | 0.279~0.237L/h |
燃焼継続時間(最大~最小) | 約12.9~15.2h |
乾電池 | 単2×4本 |
寸法(高さ×幅×奥行き) | 460X312X356 |
質量(Kg | 約7.5 |
10kgを切る重さですし、取っ手が付いているため女性でも簡単に持ち運ぶことができます。
箸より重いものを持ったことがないタワシをも楽々~
コンパクトかつ電気を必要としないことから、屋外でも使用可能。
キャンプに使っている方も多いようです。
※ 危険。
停電や災害など、有事の際でも使用できる点はありがたいですね。
私の部屋はちょうど木造で約8畳ですが、2時間ほど焚いていると、
8℃→15℃ほど気温が上昇してくれます。
あたりまえですが20畳くらいの部屋だと全然暖かくならなかったので、記載の部屋の広さが限度のようです。
灯油タンクは3.6L。
1日5時間ほどつけて、給油は2~3日に1回。
やや給油頻度が高いので面倒ですが、軽くて抱えるように持てる点はメリットなので我慢しましょう。
軽い分、1回の給油が手間になりません。
家にある他のヒーターは9Lタンクなので、持ち上げの際に腰にくるんですよね……。
こんなの60年後には絶対運べませんわ。
RS-H290のメリット
石油ストーブRS-H290のいいとこ。
「でるでる芯」で芯が長持ち
画像引用:公式サイトより
さまざまな工夫が凝らしてあり、その1つがでるでる芯。
横のレバーで芯の長さが調節できるので、最後までしっかり使い切ることができます。
まだ1年目ですがマックスに伸ばして燃焼しているのであっという間に終わりそう……。
灯油がこぼれにくい「こぼれま栓」
給油タンクには、こぼれま栓と呼ばれる栓が注ぎ口付近につけられています。
うっかりタンクを横にした場合や、蓋の締めが緩い場合でも灯油がこぼれにくい構造の模様。
便利ですが、この栓をしっかり奥にやってから給油しないと、栓にぶつかり灯油が溢れる悲劇が起こるので注意です。
こぼれま栓が原因でこぼれるという皮肉よ。
消火の際に臭いが少ない
ゆっくりと消えていく消火モードが付いており、火を消したとき特有の嫌な臭いが発生しません。
部屋の景観を損なわない
コンパクトでかわいらしい見た目のため、部屋の景観を損ないません。
ていねいな暮らしができる
おはよ〜ございまぁす!
— あまぼしすずめ@無職ブロガーin信州 (@S_amaboshi) February 9, 2021
ストーブでお湯を沸かし、朝のコーヒーとお茶を入れる。
残りは水筒へ入れ、さらに残ったお湯は洗面器で水と混ぜて洗顔に使う。
冬のていねいなくらし。 pic.twitter.com/k7WNpdBlZC
調理ができるよ!
灯油燃焼の際に水蒸気が発生する点にプラスして、やかんを置くことで加湿効果も期待できます。
RS-H290のデメリット
RS-H290イマイチなとこ。
給油タンクを下向きにできない
取っ手が一方向のみについているため、取っ手を持つと給油口が下に向いてしまいます。
こぼれま栓があるとはいえ、逆さにして持つと垂れてしまいそうなので給油口を上にするためには抱えて持つ必要があります。
出来たら提げて歩きたいので、もう一方にも持ち手があったらなぁ、と思う。
以下は、石油ストーブ全般に共通するデメリットです。
速暖性がない
ヒーターに比べて、暖まるまでに時間がかかります。30分~1時間。
冬のめちゃくちゃ寒い日に起きてすぐ着替えたい!!
という状況には残念ながら不向きです。
換気が必要
1時間に1回から2回の換気が必要なのがたまにキズ。
石油系の暖房機は仕方ありませんが、温まってきたころに部屋の暖気を逃してしまうのが惜しいですね。
でも換気しないと頭痛がしてくるので、面倒くさがらずに行いましょう。
危険性が高い
暖房器具の中でも危険度トップを誇る石油ストーブ
火傷アリ、火事アリのハイブリッド。
よくあるのが、洗濯物をストーブ上で干してはらりと落ちて火事になるやつ。
たまに濡れたタオルを正面に置いて湿度を上げますが、布・紙類は近くに置かないが吉です。
またうっかり触れると火傷をするため、乳幼児や小さなお子さんが家にいる方にはオススメできません。
私もときたま作業に夢中になっており、尻がぶつかりそうになることがあります。
ある程度の広さがないと使えないストーブです。
火力調節ができないためコスパはいまいち
灯油自体が高いので仕方ありませんが、コスパはそこまで良くありません。
電気稼働の石油ヒーターと違い、設定温度やタイマーといった機能がなく、基本はMAXで燃焼し続けます。
(下手に燃焼力を下げると一酸化炭素が多く発生するとのこと)
そのため石油ヒーターよりややコスパが悪い点が残念なポイントです。
RS-H290単体のデメリットは給油頻度が少し高い、くらいで特にありません。
石油ストーブのデメリットを受け入れられるならオススメの選択肢でしょう。
まとめ~調理もできる石油ストーブでよきウインターライフを~
なんといっても石油ストーブのメリットは、上に物を置ける点ですね。
お湯を沸かすことはもちろん、餅やパンを焼いたり、ミカンを乗せたり、大根を煮たり……。
大体の料理が暖を取りながらできてしまいます。
こんな暖房器具、ほかにあるでしょうか?
とはいえイカを焼いたら部屋中にイカ臭が充満してレディーにあるまじき部屋になっているため、ストーブの設置場所には注意しましょう。
それでは石油ストーブで良いウインターライフを!
【野外の暖房器具は豆炭あんかもオススメ】
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