どうもこんにちは、あまぼし(@S_amaboshi)です。
冬ですね。
【寒くてストーブの前から動きたくない人の図】
天体観測や星景撮影が趣味な私にとっては、待ち望んだ季節でもあります。
ですが、夜に外出するとうっすら死の気配を感じるレベルで寒い。
外でも手軽に使える暖房器具が欲しいな~
などと考えていたところ、見つけましたよ。お手軽商品。
これです。
ミツウロコの豆炭あんか~
あんか……それも炭というとレトロな感じがしますが、とても有用なんです。
今回は屋内はもちろん、車中泊やキャンプでも利用できる豆炭あんかの魅力・使い方を紹介します。
- 冬の車中泊・キャンプに使える暖房器具が欲しい!
- 長時間使えるあんかを探している!
- 豆炭あんかってどんな風に使うの?
そんな方はこの記事を読んで下さい。
ではLet’s ankaaaaaa!
豆炭あんかとは?
豆炭あんかは、豆炭を熱源にした保温器具です。
類似品でとしては、お湯を入れて使う湯たんぽがメジャーでしょうか。
最近では蓄電式の湯たんぽやあんかが普及していますね。
豆炭あんかはもっとも原始的で、暖かさの源は火。
握りこぶし半分ほどの豆炭に火をつけ、専用のケースにIN!
これだけで10時間~15時間(環境による)暖かさが続きます。
(豆炭を入れてから暖かくなるまでに約1時間)
専用ケースに詰めてある不燃性のロックウール(白い綿のような部分)が、発火・一酸化炭素の危険性を防いでくれるのです。
※ ロックウールの交換目安は3シーズン
そのままでは熱伝導率が良すぎて火傷をしてしまうので、付属の袋に入れて使用します。
いや~、火は偉大ですね。
暖かさはコンパクト保温器具の中でもバツグン! 熱いくらいです。
炭×あんかという組み合わせはまるでおばあちゃんですが、電気がいらないので有事のときも使用可能。今でも根強い人気を誇っています。
ネットショップはもちろん、地域によってはホームセンターで購入できます。
豆炭あんかの使い方
最初ホームセンターで見つけた時は、
という感じでした。
豆炭あんかの知名度は、恐らくそこまで高くありません。
使い方はとても簡単。
- 豆炭に火をつける
- 専用ケースの中に入れ、袋に入れる
ライターまたはマッチを使って、豆炭に火をつけます。
公式には「火起こし器等を用いて」とありますが、私はロックウールの上で着火しています。(あまり良くないらしい……)
ケース1個につき、使用豆炭は1個。
着火までの時間はおよそ5秒~10秒。
時々時間がかかるので、キャンドルに火を灯してから点けています。
花火と一緒ですね。
豆炭には、普通の豆炭と、着火剤が塗ってあるスーパー豆炭の二種類があります。
スーパーマメタンは価格がやや高くなり燃焼時間も短いですが、着火がスムーズで初めて使う人にはおすすめです。
目印は舐めたこの顔。
なにこれナマズ?
700g(30個)という量で売ってるのもありがたいですね。
12kgなんて一度に買っても、「こんなのどこに置いておくんだ?」って話ですし。
着火の際は煙が出るので、屋外で燃やしましょう。
部屋の中で着けたら焚火と線香花火みたいな匂いと煙がミックスして、エライことになりました。
一度にやったら練炭自殺みたくなるかもしれない。
火傷や火災・酸化炭素中毒に注意点
注意点は主に火傷や火災、一酸化炭素中毒です。
低温やけどを起こす可能性があります。
就寝中の使用は、身体から少々離したところに置くとよいでしょう。
高温になり危険です。1度やりましたがメチャクチャ熱くなりました。
また、ポリプロピレン、塩ビ系の繊維など、熱に弱い素材との使用も避けましょう。
あとは一酸化炭素中毒ですね。
微々たる量なので普通の使用では問題ありませんが、あまりに気密性の高い場所で長時間使用したり、大量に使ったりするのは危険化かもしれません。
うん、これはヤバそう。
豆炭アンカは車中泊やキャンプにも
豆炭あんかは、下記の理由から車中泊やキャンプなど、アウトドアに最適です。
- コンセント(電気)が必要ない
- 軽量で持ち運びに優れている
抱えて寝てもいいですし、足元に置いても暖かい。
先日車中泊をした際には毛布しか持って行かなかったのですが、足元に豆炭を置いていたらだいぶ暖をとれました。
車中泊なう
寝たら死ぬぞの声が聞こえた気がした…
しかし背中のホッカイロが神がかってる— あまぼしすずめ@無職ブロガーin信州 (@S_amaboshi) November 30, 2019
……と思ったらホッカイロの方が褒められとるやんけ。
シュラフがある場合は、シュラフの中に入れておけば寝る時も暖かいです。
布団の中など狭い空間では、外気温によりますが10℃近く気温を高めてくれます。
車内やテント全体を暖める威力はないものの、あると無いとでは雲泥の差。
車の中が気持ち暖かく感じます。
夜の写真撮影や天体観測がコイツのおかげでだいぶはかどっていますね。
ただ、豆炭を入れたシュラフに頭まで入るとちょっと危険かもしれません。
寝ていたら息苦しさを感じて「ヤバいかな?」と思い慌てて窓を開ける事態に……。
公式サイトでは車中泊での使用を禁止する事項は見当たりませんでした。
20年ほど前に車中泊で豆炭あんかを使用した方が亡くなったという事故も耳にしましたが、あまりない事例かと思われます。
参考元:https://ameblo.jp/ev227/entry-11400226844.html
心配な方は、一酸化炭素検知器との併用をおすすめします。
私の愛車は小さい軽(エッセ)ですが、今のところ生存中。
豆炭あんかはコスパは良くない?
コスパに関して言ってしまうと、豆炭あんかは全然良くないです。
湯たんぽと蓄電式湯たんぽ・電気あんか、そして豆炭の1カ月毎日使用した場合の費用を比較してみました。
湯たんぽ・蓄電式湯たんぽ・電気あんかは種類によってかかる費用は異なりますが、
蓄電式湯たんぽ
[山善] 山型電気あんか YDK-657YD [メーカー保証1年]
電気あんか
Pousutong 湯たんぽ 充電式 電気湯たんぽ 保護カバー付き
上記3つを今回は比較対象に選びました。
湯たんぽ | 蓄電式 湯たんぽ | 電気あんか | 豆炭あんか | |
使用可能時間 | 6h | 8h | 8h ※3 | 10~15h |
1カ月の費用 | 151円 ※ | 60円 ※2 | 26.4円 ※3 | 877円 |
※1 水道料金 1L=0.2円+ケトルで沸した場合の電気代1L1回分=2.6円として計算
※2 1回の充電=1.5円~2.5円 (2円で計算)
※3 1kw/h=27円、温度約45℃の時 1時間あたり約0.11円(8時間使用したことを想定する)
圧倒的なハイコスト!
そのため日常的に豆炭あんかを使用するのは、あまりおすすめできません。
以前「豆炭で自作こたつ」の記事を書きましたが、やはり毎日は使用してないです。
あと寝ている時は、以前から電気敷布を利用しています。
シーツの下に敷くだけで、敷布全体が暖かくなるやつです。
喉は乾きますが、あんかでどうにかできる寒さではないので。
そんなわけで、豆炭は外出用として使うのが一番良さでですね。
必要なのはマッチorライターだけですので、防災グッズとしてもアリ寄りのアリ!
まとめ
最後に豆炭あんかのメリット・デメリットをまとめてみました。
完全に燃焼し終わった豆炭はゴミに出しています。
肥料等にはなりません。
コスト面でややマイナスとなった豆炭あんか。
しかし車中泊やキャンプで本格的な暖房器具を買うことを考えたら、安上がりかと思います。
冬場、外で活動することが多い方は豆炭あんかを取り入れてみてはいかがでしょうか。
余談
まったく関係のない話だからラストにしたけど、これさぁ……
部屋汚すぎひん?
ボウル部分拡大すると、汚い部屋写ってるやん。
まず部屋にボウルが転がっていることがおかしいんだが。
あと何故か食器用洗剤まで置いてあるし。
というか、もらい物だけど、この洗剤の形。なんだこれ?
こんなのどう見ても――……
ためしに色調変えてモザイク処理してみた。
ヤバすぎるわ!!
自分でやってて流石に引いた。
以上
【冬を暖かく過ごす知恵】
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[…] […]
テントでの豆炭あんかの使用を
検討していたので、ためになりました。
ありがとうございます。
泡のチカラ、女性がユーザーの商品は
マーケティング的にわざとそれの形に
似たシルエットにしているようですよ。
>パトンパパさん
コメントありがとうございました。豆炭アンカ、何かと便利で重宝してます。
>女性がユーザーの商品はマーケティング的にわざとそれの形に似たシルエットに
マジですか…! サブリミナルセクハラみたいですね笑
一酸化炭素では息苦しくならないですよ
息苦しくなるくらいだとすでに重症です
恐らく一酸化炭素というより、単純に酸欠だったのだと思います笑