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スタッドレスタイヤを1年中はきっぱなしだったが危険だと言われたので理由をまとめる

スタッドレスタイヤはきっぱなしの危険性
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どうもこんにちは、あまぼし(@S_amaboshi)です。
人間レベルは3です。

チュー○リアル徳井じゃないですけど、毎月督促状が届くような人間なのでスタッドレスタイヤの着脱に関してもまあ、お察しのとおり。

雪国なため履く時は早めに準備するんですけどね。
交通法違反になっちゃうから。

でも脱ぐ時は「あ~ノーマルに戻さないと~」とか言いつつ、重い腰が上がらない。

そのうち6月になり7月になり……
ついに今年は気付くとオールシーズンスタッドレスタイヤを履いていました

すずめ
すずめ
もったいね~ 

とはいえもう4,5年ほど履いていたので、どのみち買い替え時期だったと思います。

8月くらいには「しゃーない、履きつぶそう」と腹を括ったわけですが、最近こんな話を耳にしました。

『スタッドレスタイヤを夏場に履くのは危険』

すずめ
すずめ
え!? マジで?
もったいないだけじゃないの?

どうやらスタッドレスを1年中履くのは走行面で危険があるというのです。

私と同様にうっかり履きっぱなし勢にとってはショッキングな情報ですね。
(知りながらやっている人もいるのかもしれませんが)

今回は『スタッドレスタイヤを通年履く危険性』の真偽を確かめていきます。
ついつい脱ぎ忘れる人の、意識を改めるきっかけになればと思います。

今回の記事内容
  • スタッドレスタイヤは冬以外に履くと危険なのか? その理由
  • スタッドレスタイヤをオールシーズン履いた体感
  • タイヤ交換をし損ねないための対策

スタッドレスタイヤを夏場に履くのは危険

雪道でのノーマルタイヤ違反

(一社)日本自動車タイヤ協会

積雪・凍結道路での滑り止め措置は、道路交通法71条6号に基づく都道府県の道路交通法施行細則で定められています。
ちなみに私が住む長野県ではこのようになっているようで。

積雪又は凍結している道路において自動車(二輪のものを除く。)を運転するときは、タイヤ・チェーン又は防滑タイヤ(滑り止めの性能を有するタイヤをいう。以下この号において同じ。)を用いる等滑り止めの処置を講ずること。
この場合、タイヤ・チェーンを用いるときは両側の後輪(前輪駆動により走行するものは前輪)、防滑タイヤを用いるときは全輪とすること。

長野県道路交通法施行細則 14条2号

つまりノーマルタイヤでの雪道走行は法令違反です。

そのため私も、スタッドレスの装着に関しては早めに行ってきました。
(法律だけは順守するあたりに真面目系クズの片鱗が……)

しかし一方で、雪が融けたのち「ノーマルタイヤに戻さなくてはいけない」という決まりはありません。
それでも人々には春になったらノーマルに戻す、という意識が埋め込まれています。
……もったいないしね。

冬用タイヤでの通年利用が危険なのか教科書を見てみた

スタッドレスについての説明があるかと思い、とりあえず教習本を見てみました。

自動車学校教本

一体何をこぼしたのかどちゃクソ汚いですが、まあさておき……。

スタッドレスタイヤ

詳細な記述無し。
自動車学校ではタイヤの簡単な説明くらいしかされませんでした。

というか自校ってさ、こういう実用的なことも教えた方がいいよね。
セルフガソスタの使い方とかさ、そういうの実習でやってほしいわ。

イエローハットの店員さんに聞いてみた

すずめ
すずめ
あの~、タイヤ交換をお願いしたいのですが、実は冬用タイヤを履きつぶしてしまって…… 
店員さん
店員さん
ー(察し)
これはもう替えていただいた方がいいですね 
すずめ
すずめ
スタッドレスタイヤを夏に履くのは危険なんですか? 
店員さん
店員さん
そうですね。ノーマルに履き替えていただいた方が安全です 

というわけで、やはりスタッドレスをオールシーズン履くことは危険なようですね。
簡単にうかがった理由を自分でも調べてまとめました。

どうでもいいですが、店員さんがどうみても保育園児です。

スタッドレスタイヤを冬以外に履いてはいけない理由

下記の4点の理由により、スタッドレスタイヤの通年利用は推奨されていません。

  1. ブレーキの効きが悪くなる
  2. ハンドル操作が悪くなる
  3. バーストの危険性がある
  4. ハイドロプレーニング現象が起きやすくなる

それでは1つずつ見ていきましょう。

1. ブレーキの効きが悪くなる

初っ端から大問題。
スタッドレスタイヤはノーマルタイヤに比べ、柔らかく作られています。
乾いた道路を走行すると摩擦で変形しやすく、細かな溝が変形してしまうのです。

雪道ではブレーキの効きがよいですが、雪道以外の使用は想定されていないということですね。
ノーマルタイヤに比べ制動距離※が長くなり危険です。
(※ブレーキが効き始めてから車が停止するまでの走行距離)

2. ハンドル操作が悪くなる

影響がでるのはブレーキだけではありません。
上記のとおり素材が柔らかいため、乾いた道路では安定感に欠けてしまいます。

ここら辺の説明は正直素人からすると「???」という感じもしましたが、硬いボールと柔らかめのボールに座った時をイメージしました。

夏用タイヤと冬用タイヤの違い

コーナリングでは不安定さが顕著で、予想以上に内回り・大回りのカーブを描いてしまうことがあると言われています。

3. バースト(破裂)の危険がある

もともと柔らかい素材のスタッドレスタイヤが夏の気温や道路の熱で温められると、バースト(破裂)の危険も。
もちろん炎天下に晒された分だけ、タイヤそのものの寿命も縮めます。

4. ハイドロプレーニング現象が起きやすくなる

無駄に名前はカッコいいけどいわゆる水膜現象。
濡れた道路を高速で走ると、タイヤが水上スキーのように滑ってしまう現象です。
これがスタッドレスタイヤだと起こりやすい。

すずめ
すずめ
 ええ!?
雪には強いのに雨には弱いの?

ここが一番の驚きポイントだったのですが、スタッドレスは溝の構造上撥水性が良くなく、雨の場合はノーマルタイヤより滑りやすいと言われました。

スタッドレスタイヤを1年中はいた体感

実際に夏場もスタッドレスタイヤを履いていたわけなのですが、どうだったかと言いますと……

ぶっちゃけ、上記のようなことは体感ではわかりませんでした。

とはいえ私は、基本的に法定速度40キロ前後の道しか走りません。
スピードを出すことが少ないため、問題がなかった可能性が高いです。
カーブもかなりスピードを落として曲がるしね。

高速道路やスピードを出す走行では、ブレーキの効きやハンドル操作の悪さなどを感じるのかもしれません。

ただ唯一実感した点があり、それは――燃費

スタッドレスタイヤそのものが重い点、路面との抵抗が大きい点などで、スタッドレスタイヤでの走行はよりアクセルを踏んでしまいます。
そのためノーマルタイヤに比べおよそ10%ほど燃費が悪いのだとか。

これだけは確かですね。
今年の春~秋にかけては、「給油の頻度高くない?」と思うことが多々ありました。

まったく、ロクなことがありません。

スタットレスタイヤをはきっぱなしにしてしまったら

 うっかりスタッドレスタイヤのまま春~秋を過ごしてしまった!

そんな場合は本格的に冬を迎える前に、一度タイヤの確認をしましょう。

溝がすり減っているだけでなく、そぐわない環境での使用により劣化している可能性が高いです。
車屋さんで見てもらうのが一番安全ですね。

「スタッドレスだから大丈夫やろ~」と未確認のまま冬も履き続けるパターンが一番危なく、事故にもつながります。

スタッドレスタイヤの履き替えが面倒な人向けの対策を考える

わかっちゃいるけど、スタッドレスタイヤからノーマルの履き替えは面倒だよ~ 

気持ちはわかる。

そんなわけで、履き替えが面倒でついついスタッドレスを履き続けてしまう人向けの対策を考えていきます。

冬の間ノーマルタイヤを詰んでおく

タイヤ交換が面倒な理由って、多分「タイヤ運び」だと思うんですよね。

自分でやるにせよ店でやってもらうにせよ、タイヤを車の元まで持って行かなくてはいけない。
なかなかの重労働。

だったらスタッドレスに付け替えた際にノーマルタイヤを仕舞わず、ずっと車に乗せておくのはどうだろう?

バカヤロウ!

ちなみに1度だけやったことがありますが、後部座席で常にタイヤがガタガタしていて集中力に欠きました。
車は重いし、ブレーキ踏むとぶっ飛んできて座席に当たるし。
おすすめ度☆1つって感じですね。

タイヤ保管サービス

アパート住まいなど保管場所がない人向けに、各車屋さんが『タイヤの保管サービス』を行っています。

付け替えて使わないタイヤを、次の付け替えまで預かってくれるサービスです。

これを利用すればタイヤ運びの手間がないため、手ぶらで車屋まで行けます。
また契約期間を更新せず放っておくとタイヤが破棄されてしまうため、さすがに行くのではないでしょうか。

ただ問題は、契約金がそこそこお高め。
【一例 ※料金は地域や会社、タイヤサイズで変わります。表は14インチサイズ】

店名 4ヶ月 1年
オートバックス 4,100円(税抜) 9,840円(税抜)
イエローハット 4,320円(税抜) 8,640円(税抜)
ディーラー(トヨタ) 6,912円(税抜き) 13,824円(税抜)

スタッドレスタイヤを履きつぶして買い替えることを比べたら安いですが、利用は少しためらってしまう金額なのでお財布と要相談です。

オールシーズンタイヤの利用

もう履き替えは諦めて、いっそオールシーズン使えるタイヤを選ぶ

オールシーズンタイヤは、浅雪や圧雪路、シャーベット状の雪程度であれば走行が可能です。
また夏タイヤと性質が近いため、雨や乾いた道路での走行はスタッドレスタイヤよりも高い性能を発揮します。

冬タイヤと夏タイヤのいいとこ取りパックみたいなタイヤです。
価格も特別高くはなく、寿命は夏タイヤと同等。

一方でアイスバーンなどの凍結路には適していません
結局のところ、二頭を追って一頭の頭と一頭の尻を得たようなタイヤなのです。

そのため積雪・凍結の多い地域には適していません。

「そこまで雪はないけど、履いておかないと不安」くらいの場所に住んでいる方は、オールシーズンタイヤを利用してもいいのかもしれませんね。

ちょっと長野県だと怖いので採用できなさそうです、残念。

まとめ

以上、横着はせずに季節ごとにタイヤは替えようね、という記事でした。

結局溝が減りまくりで、4本すべてのタイヤを買い替え。
車検・保険更新・タイヤ買い替えのタイミングで車を売っぱらいたくなりますね。

とはいえ基本的にはクズな自分も、「危ない」とわかったので来年からはちゃんと履き替えると思います。(びびり)

凍結路でのノーマルタイヤ走行よりは危険度は低いと言えど、なにがあるかはわかりません。

おさらい

スタッドレスタイヤを通年利用すると……

  1. ブレーキの効きが悪くなる
  2. ハンドル操作が悪くなる
  3. バーストの危険性がある
  4. ハイドロプレーニング現象が起きやすくなる

最適な状態で運転に臨みましょう。

それでは最後に、ハイドロプレーニング現象を調べていた時に偶然見つけてしまった「ダンロップの短編アニメーション広告」を載せて終わりにしたいと思います。

車について調べていたら、よくわからないリア充のよくわからないなにかを見せられていた……だと?

いや、本当なんだこれ。
高橋李依さんとか花譜さん起用してて無駄に豪華だし。

まあ、なんだ……つまりは、愛を越えて走ろう。

以上です

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POSTED COMMENT

  1. ななし より:

    12月〜2月はスタッドレス
    3月〜11月はオールシーズン

    これが最強!

    • amaboshi より:

      >ななしさん
      うちの地域は11月~4月がスタッドレスです。
      それ以外がオールシーズンが確かに一番いい気もしますが、ちょっと高くて渋ってしまいます

  2. 匿名 より:

    年がら年中、スタッドレスタイヤはめてます。
    理由は面倒。
    お金がない。
    安全運転なので危険という場面がなかった。
    変えたいというほど燃費は悪くない  精々1㌔悪いぐらい。
    ブレーキ性能は確かに劣る。
    走行音が少しやかましいがすぐ慣れる。
    積もる地域ではないし,降っても年1~2回だけど山の方に行ったり、どこかに行って凍っていたりしても安心感があるから。
    5月の連休の時、上高地に行って前の晩に雪が降ったことがあるので、早めに交換する事の愚かさを知っていた。
    年2回も交換する事で、ホイールボルトが金属疲労で折れる事を知っていたので(大型トラックは多い)その為、その車の使い方にもよるが、あまり交換しない方が良いと思った。
    (これはほとんどの方がよく知らないし知っていても口に出さないケースだと思う)
    どうせ、ある年数で変えた方が良いですよと、言われちゃうので、溝の深さ関係なく変えざるを得ない。
    まあ。変えたい人は変えればいいし、変えたくない人は変えなくてもいいと思う。
    車にかかわる費用が高い昨今、難しい問題ですね。

    • amaboshi より:

      確かに交換の手間や費用を考えると、費用面ではとんとんになるのかなって思いますね。
      春でも雪が降るのでタイミングにも悩まされます……。
      実際1年スタッドレスタイヤで過ごして、そこまで危ないかといわれると微妙なあたり(まあ、そのちょっとの差で事故になる可能性もゼロとは言えませんが)
      いずれにせよ車にかかる費用が高いのは困りますね。
      ホイールボルトが劣化するというのは初めて知りました、そうなんですねえ。

  3. 匿名 より:

    乗用車ではありません。トレーラーヘッド(トラック)での話です。通年、スタッドレスタイヤを履きっぱなしです。スリーシーズンタイヤ[SNOW}を選ぶトラックもありますが、スタッドレスにする場合も多いです。年に2,3回降る雪のためにスタッドレスタイヤを履きますが、タイヤ交換は使用限度を迎えてからです。

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