飯田線秘境駅めぐりも、ついにラストの駅!
どうもこんにちは、あまぼしすずめ(@S_amaboshi)です。
飯田線にある秘境駅の1つ、田本駅を訪れました。
この駅は断崖絶壁に位置することや、周辺に道路や集落がないことから、同じく秘境駅である「小和田駅」と並んで高い人気を誇っている駅です。
本当にどうしてこんなところに駅を建てたのでしょう。
もともとこの土地に駅建設の予定はなかったのですが、田本集落の人達の要望で設けることになったと言われています。
「請願駅」ということですね。
時代を考えると、当時は利用者も多かったのかもしれません。
最近では『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』で紹介されたり、近くの民家が『ポツンと一軒家』で紹介されたりと、メディアへの露出も高い駅。
そんな田本駅を、周辺の様子とともに魅力を紹介していきます!
Contents
田本駅とは?
田本駅は、長野県下伊那郡泰阜村(やすおか)田本にある、JR東海飯田線の駅。
1935年(昭和10年)に開業し、単式ホーム1面1線を持つ地上駅になります。
1日の平均乗車数は2人と、利用者はほとんどいません。
駅の後ろは断崖絶壁(コンクリート製の擁壁)、前(線路下)は天竜川の渓谷。
完全に外界から孤立し、近くの車道や集落に出るのですら山道を20分ほど登る必要があります。
隣駅は同じく泰阜村の門島駅と、特急「伊那路」も停車する温田駅です。
温田駅は阿南高校の最寄り駅でもあるので、無人駅ではありますが乗降数の多い駅になります。
「秘境駅へ行こう!」の著者である牛山隆信氏のホームページでは、「全国秘境駅ランキング」の6位にランクインしました。(2019年10月時点)
田本の行き方・時刻表
田本駅は上記の通り、周辺に幹線道路が通っていません。
そのため車はもちろん、バイクや自転車でも駅を訪れることは不可能となります。(自転車を無理矢理押していくことはできるかもしれませんが)
車で来た方は、周辺の駅に車を停めて電車を利用するか、田本集落または阿南町方面から徒歩で訪ねるしかありません。
徒歩で訪れる際は、きちんと舗装された道があるわけではないため注意が必要です。
私自身も集落まで歩いたわけではないので、今回は紹介を見送ります。
駅を見たいだけであれば電車を利用するのが一番ですね。
豊橋など遠方から電車で訪れる場合は、伊那路を使って温田駅で下車してもいいでしょう。
一部の普通列車は田本駅を通過してしまいます。
田本駅時刻表(平日・休日)※2019年10月時点
時刻 | 豊橋・平岡方面 | 天竜峡・岡谷方面 |
6 | 35 伊那松島 | |
7 | 13 豊橋 ※快速 | 20 伊那松島 |
8 | 11 飯田 47 天竜峡 | |
9 | 38 中部天竜 | |
11 | 48 天竜峡 | |
13 | 10 豊橋 | 54 岡谷 |
15 | 31 豊橋 | |
16 | 57 天竜峡 | |
17 | 9 豊橋 | |
18 | 5 岡谷 | |
19 | 3 豊橋 | |
21 | 32 平岡 | |
22 | 45 平岡 | 3 天竜峡 |
豊橋からは約3時間半ほど、岡谷からも同じくらいの時間かかりますので、ほぼ飯田線の中間地点に位置する駅になります。
田本駅の周辺・魅力
では実際に訪れてみた田本駅の様子を紹介します。
9月6日、16:56着の電車で田本駅に到着しました。
本来は1時間ほど前の15時半の電車で訪れる予定だったのですが、降車ミスで予定が後押ししてしまったため田本駅に着いた時にはだいぶ日が傾いていました。
降りると目の前にコンクリートの壁です。
威圧感があります。
上には大きい岩が貼り付いていていますが、落ちてきたりは……まあしないでしょう。
ホームの幅は、平均的な成人男性一人横になるくらい(170cmくらい?)しかありません。
狭いですが、よほど危ない歩き方をしなければ歩く分には問題ないですね。
こんな狭いところではありますが、しっかり点字ブロックは敷いてあるので驚きです。
田本駅は上下が壁と川に囲まれているだけでなく、左右もトンネルで先が見えないため閉鎖的な感じがしますね。
駅舎はなく、コンクリートの壁が終わったところに待合室がありました。
待合室からホームに出るところが5センチほど段差になっていて、地味に躓きやすくなっています。
なぜかそこに5回ほど躓きました。注意。
南側に歩いて行くと、ホームの端から外に出られる階段が伸びていました。
この階段が唯一の出入り口になります。
旧斜度なため、背中に10キロ近い荷物を背負った状態だと少々こたえます。
階段を上ると人ひとりが通れる道があり、田本駅を目前に見下ろすことができました。
こうやって見ると、とてもここが駅だとは思えません。
獣道に毛が生えたような道を上っていきます。
柵が立てられていますが、落石や倒木の可能性があるようなので十分注意しましょう。
あと熊の目撃情報が2年ほど前に一度あったようです。
(まあ、いても全然不思議でない場所ですが)
途中道が分かれており、駅側から見て左手側に進むと泰阜村の田本集落へ、右側へ進むと阿南町方面へ抜けることができます。
訪れた時点ではどちらに何があるかわからなかったため、なんとなく楽に歩けそうな右の道を選びました。
(実際に、田本集落と駅とでは100m以上の高低差があるとのこと)
右手には天竜川が流れており、木の隙間から覗く川は少し緑がかっていて美しく見えました。(実際まめっちゃ汚い)
しばらく行くと、ちょうど田本駅と竜田橋の中間点に到着。
そうそう、吊り橋が見たかったんですよ。
(それなのに道は調べていない)
ここら辺までくると木々で光が届かず、Avモードで撮影していたためかなり写真がブレてしまいました笑
途中木が倒れ道を塞いでいたものの何とかくぐり抜け……
竜田橋へ到着!
おお! 時間帯が遅かったこともあり、全体的に暗くて雰囲気のある橋に見えました。
やばい、異世界へ続くかもしれない。
(反対側からの様子)
橋からは脇を流れる天竜川を見下ろすことができます。
橋を渡りさらに100mほど南下したところに、天竜川にかかる橋があるので、そこから阿南町へと抜けられるのでしょうか?
暗くなってきたためビビって引き返してしまいましたが、10分ほど歩けば行けたでしょうから行けばよかったです……。
岡谷方面の電車に乗ったのは18時5分。
陽が短くなり、駅はだいぶ暗く感じました。
もう少し明るい時間に来れば落ち着いた深緑に包まれることができたのかもしれませんが、少々心細くなってしまいましたね。
まとめ
飯田線秘境駅の中でもかなりメジャーな駅・田本駅のレポートでした。
近くに道路がなく、山の中に孤立した駅という印象が強い駅でした。
駅そのものも見応えがありますが、今になって思い返してみると周辺の山の中をもう少し散策したかったと思います。
冬場はさすがに行く気になれないので、陽気がよくなったころにもう一度訪れてみたいです。
山の中ではヤブ蚊のような虫に延々と付き纏われたので、虫よけを持っていくといいですね。
歩きやすい靴は必須ですが、服装も長ズボンをおすすめします。
時間のある方は、ぜひ田本駅からの脱出を試みてください!
以上です。
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