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【中井侍駅】飯田線の秘境駅まとめ⑤ 長野最南端の駅と女子高生のほっこり伝説

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どうもこんにちは、あまぼしすずめ(@S_amaboshi)です。

9月6日。
爽やかな晴天の下、飯田線にある中井侍(なかいさむらい)駅を訪ねました。

秘境駅と言われながらも、駅周辺には民家がある集落沿いの駅で、車でのアクセスも可能です。

急斜面の茶畑と天竜川に挟まれた、小さな駅の雰囲気を伝えていきたいと思います。

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中井侍駅とは?

中井侍駅は、長野県下伊那郡天龍村に位置する、JR東海飯田線の駅です。

1936年(昭和11年)に開業し、1面1線の地上駅。

隣の小和田(こわだ)駅は静岡県浜松市の駅であるため、中井侍駅は長野県最南端にあたります。

【小和田駅の様子はコチラ】

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中井侍駅の標高は289m。
県内で最も海抜の低い駅です。

(余談ですが、県内で最も海抜の高い駅は標高1,345mに位置する小梅線の野辺山駅。こちらは『日本一標高の高い駅』となっています)

また、一日の平均乗車数は約10人(2016年時点)

利用者の少ない無人駅ではありますが、駅前には民家があり、周辺にも集落が存在しています。

中井侍駅の由来

中井侍という地名については、

  • かつて「中井姓」が多く住んでいた
  • 中井という侍が逃げてきた

などの説が残されていますが、はっきりとはしていません。

Cosmos Factoryさんでは、中井侍の地形から「中井侍」という集落名を考える考察をしておりました。(一部抜粋)

「文献資料から」には「中」は親集落と子集落との間に位置するからというもの、「井」は「居」の意味、「侍」は「さなぎ」の変化だと記している。

茶の産地としても有名

中井侍は南信の中でも比較的温暖であるため、お茶が栽培され、「中井侍銘茶」と呼ばれています。

南信のお茶は一番茶のみを摘採することがほとんどで、川からの朝霧が育む甘みと、朝晩の温暖さを利用した渋みが特徴的です。

駅を目前にした急こう配な山肌にも、茶畑の風景が広がります。

(Googleマップ)

駅裏では地元の茶農家11軒の味を飲み比べができる喫茶「緑茶Cafe 茶むらい」が、期間限定で営業されています。

中井侍駅の行き方・時刻表

車の場合

中井侍駅は駅周辺まで車でのアクセスが可能です。

平岡駅方面から南下する場合も、大嵐駅方面から北上する場合も、湖岸道路の県道1号沿いから来るのがよいでしょう東側の林道からもアクセス可能ですが、駅にたどり着くまでに狭いつづら折りの坂道が続いています。

またどちらの方面から来ても、車は坂が終わった3つの道が交わるあたりで駐車してください。

(目印は何だかよくわからないけれど、農作業道具とかが入っていそうな小屋)

中井侍駅まで続く道を下ってしまうと、行き止まりでUターンが難しくなります。

(バックかギリギリの切り返しじゃないと恐らく出られません)
このあたりでの駐車は禁止されています。

いずれにせよ駅の周辺は急斜面で道が細いので、不安な人は2駅先の平岡駅に車を停めて電車を利用する方が安全でしょう。

電車の場合・時刻表

電車でのアクセスは、豊橋方面または岡谷方面からの飯田線になります。
普通列車のみ。かなり少ないです。

中井侍駅時刻表(平日・休日)※2019年9月時点

時刻 豊橋方面 岡谷方面
6 59 豊橋 49 伊那松島
7 38 飯田
8 28 豊橋 19 天竜峡
10 4 中部天竜
11 22 天竜峡
13 36 豊橋 25 岡谷
15 56 豊橋
16 17 天竜峡
17 43 豊橋 22 岡谷
19 29 豊橋 16 上諏訪
20 26 豊橋
21 34 天竜峡

豊橋駅からは約2時間15分。岡谷駅からは約3時間50分。
東海寄りの駅ですね。

中井侍駅の様子・見どころ

ではここからは実際に行ってみた様子を書いていきたいと思います。

15時55分、中井侍駅着。
16時17分の電車に乗り、次の田本駅に向かったので滞在時間は約20分です。

本当は朝一で訪れる予定だったのですが、降車駅を間違えて夕方にまわすことになりました……。

太陽も西に傾きはじめた時間で、ホームには眩しい西日が差す。

中井侍の駅からは、山間を流れて来る天竜川が見渡すことができます。

単線線路と天竜川

伊那小沢駅に続く方の線路は、駅の横からすぐ小さな鉄橋になっています。

待合室は小屋というより、とりあえず屋根がついているくらいのレベル。
駅ノートが設置されています。

出口は2つあり、南側には民家に続く細い道路が通っていて、この家の裏庭みたいな道です笑。

こんなに近くに民家があるんですね。

北側の出口は、上記で書いた車が通行できる道へと続いていました。

中井侍の見どころは、やはりホームから見える目前を流れる天竜川でしょうか。

駅を出てつづら折りの坂道まで歩けば、時期によっては斜面に茂る茶畑を楽しむことも出来ると思います。

徒歩10分くらいで行けそうだったので、行っておけば良かったです。

中井侍駅と女子高生の噂

中井侍にはとある都市伝説(ネット伝説)が語り継がれています。

昔、中井侍駅から静岡県の高校に通おうとする一人の女子高生がいた。

しかし通学時間に通る電車は快速列車1本のみで、中井侍駅に停車しない。

集落から自転車で通学することも、また困難だった。

そんな状況を知った鉄道当局は、女子高生のために快速列車を臨時で中井侍駅に停める決断をした。

このような配慮により、彼女は3年間電車通学をすることができるようになったのだという。

そして3年後。

女子高生が卒業する日、最後に中井侍駅に停まった快速列車の車掌は、彼女に対してこんな車内放送を流した。

『3年間利用してくれてありがとうございました。明日から中井侍へは止まりませんが、これからもがんばってください。卒業おめでとう』

テレビとかで紹介されそうな深イイ~話ですが、真偽のほどは謎なのだそうです。

この女子高生が長野県の飯田市内の高校だった、という話もあれば、静岡県内の高校だったという話も。

またJRもそのような措置をとったことはなく、近隣の市役所も噂を知らないといいます。

そのためネット上だけで語り継がれている都市伝説のようなものなのですが、もしも事実であれば時期は2003年以前、該当列車は駒ヶ根駅発豊橋駅行の2524Mだった、と言われています。

15年近く前の話ですからね。

今だったら女子高生がツイッターとかで呟いて、拡散されまくっているなんてこともあるかもしれませんが……。

事実でしたらほっこりします。

少々美談にし過ぎているという指摘をうけるものの、JR北海道石北本線の「旧白滝駅」も、以前ひとりの女子高生のために駅を存続していたという話がありました。

もしかしたら飯田線の話も……なんて考えてしまいますね。

まとめ

以上、飯田線の秘境駅中井侍駅でした。

近くに民家もあり、この日はJRの人がホームでなにやら作業をしていたこともあり、人気を感じて寂しくありませんでした笑

他にめぐった秘境駅の中でも、一番秘境らしさのない駅でもあります。

5月~7月の一番茶の時期に訪れてみたり、茶畑も一緒に見たりする楽しみ方もよいのではないでしょうか。

以上です。

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