どうもこんにちは、あまぼしすずめ(@S_amaboshi)です。
前回『【ツイッターDM勧誘】ブログ初心者をLINEに誘うDMを調査してみた』の続き。
ツイッター上にはびこる、怪しげな勧誘DMが行き着く先を晒していきたいと思います。
ツイッター上で行われている、初心者ブロガーをターゲットにしたDM勧誘。
「稼ぎ方を教えます」「私でよければ副業のアドバイスをします」
優しげな言葉を掛けながら、彼らは自分のビジネスフィールドへと初心者たちを導いていく。
ツイッターDMから通話をした1人に、100万円のコンサルを持ちかけられたあまぼし。
驚きのあまり飛び出した目ん玉をなんとか回収、丁重に断りを入れてことなきを得たように見えたが……。
「しかしヤツは四天王のなかでも最弱」
そんな天の声とともに、新たな勧誘DMが届くことを彼女はまだ知らない――。
「いや、はよせえや!」って感じですね、すんません。
詳細が知りたい方、前回を読んでいない方はこちらをお読みください。
それでは今回も『ツイッターDMからくる勧誘に乗ってみた話』をしていきます。
ツイッター勧誘DMパターン② 「師匠を紹介します!」
勧誘DMパターン①はこちら。
今回はかなり厄介なパターンでした。
DMで勧誘をする人と、コンサルに引き込もうとする人、2名が登場します。
まずはBさん。
Bさんは、サイト運営で生活をされている、私のフォロワーさんです。
ツイッターではひたすらニュース記事を紹介し続けている、謎多き方。
……どう見ても勧誘専用アカです。本当にありがとうございました。
Bさんも私がフォロー返しをするなり、早速DMを飛ばしてきました。
彼のうまいところは、趣味のことから話題を広げていった点。
アニメとかカメラとか。
「単純にブログ仲間としてきたのかな?」とやや判断に迷いました。
しかし途中からは通常運転。
ビジネスの話に発展していきます。
もう一点彼がやり手だったのは、実際に稼いでいるというサイトを見せてくれたところでしょうか。
いかにも『アフィ!』という感じの、そこそこ需要がありそうな特化サイトでした。
ドメインパワーは1!
……へ~。
とはいえ『実物を見せる』のはアフィリエイターとしては珍しく、信用してもらうには有効な手法だと思います。
おそらくコンサル元が用意したモデルブログなんでしょうね。
と言っていた次のメッセージでは「私の師匠を紹介します!」の一文。
お決まりの壺――もとい師匠。
そんなこんなで、月に7桁を稼ぐ実力者・Cさんが召喚されたのだった。
※Bさんが私とCさんを仲介。
CさんはツイッターをやっていないためLINEでやりとり。
ちなみにBさんとは、Cさんを紹介された瞬間からやりとりが途絶えました(^^)
LINEで雑談からの「アフィリエイト、教えます!」
CさんとのLINEは、最初雑談で始まりました。
こんな感じ。
やがて「アフィリエイトを教えましょうか?」という本題に入っていきます。
まあ、オーソドックなアフィリエイトなのではないでしょうか。
……え?
なに会うの? ミートするの?
誰やねん、みなさま。
あとなんか急に押し付けがましいわ。
ここは潜入調査なので行くしかありません。
一対一の個室ではないことが確認できたため、即決しました。
また唐突に押し売りが始まっても困るので、事前にお金のことも確認しておきました。
ブログを教えてもらう代わりに、サイトにCさんの広告を貼ればいいみたいです。
「東京なんてあずさ代(特急)も馬鹿になんねー」と思いつつ、東京観光もかねて遠征してきました。
月収7桁の男性とタワマンで会ってみた
指定されたのは、人気マンションランキング1位。
都内の超高級地区に建つウン十階建てのタワーマンション(のラウンジ)
見上げただけで首がむち打ちになりそう。
(プライバシーに配慮し、モザイク処理をいたしております)
なんでも『実際に稼ぎ続けている証拠を見せるには住んでいる場所を公開するのがいい』とかで。
いや、貯金通帳でも見せてくれれば納得するんだが。
一体どんな「バリバリ稼いでます!」というお兄さんが出てくるのか……。
少々不安もありましたが、やって来たのはフットサルをやっていそうなえな○かずき。
……ちょっと想像していた感じと違います。
純朴そうです。
まあ、ブランドの時計、ギラギラしたアクセ、みたいな人が来られても困惑するだけなのでえなりで良かったです。
しかしえなりさん――じゃなかった、Cさんは話のテンポもよく、喋り上手でかつ相手から話を聞き出すことも上手い。
これはマジものの営業マンだ、ということを話して数分で直感しました。
前職場がしがない商社なもので、営業マンという人との関わりはそこそこありました。
間違いなく営業をやらせたら(というかすでにやっているが)、トップクラスの業績を叩きだすタイプの人間。
気を引き締めねば、と思いつつ軽快な雰囲気で合わせていきます。
Cさんがやっているのはいわゆるコンサル事業。
彼が直接教えているわけではなく、会社の中堅的役員といった立ち位置のようです。
社員がコンサル生を指導し、Cさんはその社員たちを管理する立場。
あとサーバーも一つのサーバーを幾人かで共用しています
そうすれば1人頭の負担額は2000円ですよね?
いや待て、80万もするワードプレスのテーマってなんだ!?
巷に出回っている有料テーマなんて高くてもせいぜい3万かそこらだろ!
それで十分じゃないのか!?
ってちょっと待てーい! なんだその40万って!
待て待て、その『無職割』も意味わからんが、そもそも有料なのか!?
だって、
って言っていたのに。
ただ、よく見るとこれ、『料金が発生しない』とは明言していないんですよね。
でも「料金必要なら教えろ」と言っているのに教えなかったわけだから、もうこんなの詐欺スレスレでは? という言葉が喉元まで出かかりました。
考えてみます……ではこの業界では成功しませんよ?
あまぼしすずめ26歳、腹をくくった。
その後契約を交わすわけですが、この会社の……というか、えなりのヤベーところは契約書の読み合わせをしなかったところです。
まずこの業界だと契約書すら存在しないこともザラですが、大金が絡むやりとりで契約書がないって、フツーに考えてありえません。
今回は契約書があったので進みましたが、なかったらさすがの私もその時点で即断っていました。
即断即決。
契約書があっただけマシですが、ロクに読み合いもせずサインをさせようとするわけです。
慌てて確認したところ、クーリングオフに関する規約があったためサインしました。
これも確認しておいた方がいい項目ですね。
情報商材・コンサルといった業界は、返品が効かないためクーリングオフの対象外になることが多いです。
しかし知人の紹介などで対面契約・説明会に参加して契約・キャッチセールスや訪問販売の場合は、クーリングオフの対象になります。
もしもそれで返金されない場合は、消費者センターや弁護士の元に駆け込んでいよい案件ですので諦めないでください。
おそらく返金が効くだろうことを予測し、支払い。
アフィリエイトブログ作成が始まりました。
全体的に薄いコンサル
一度でも契約を締結すると保守義務があるらしいので、具体的な話はできませんがこんな感じです。
そこからジャンル決めをしていきます
※ ここからは帰宅後、チャットや通話でのやりとりになります。
Cさんが面倒を見てくれるのは契約までで、以降は社員とのやりとり。(媒体はLINE)
いろいろ考えたわけだが、そのうちの9個は「稼げるジャンルじゃないですね」と一蹴され、美容関係のジャンルでいくことになった。
……なんでもいいって言ったやんけ。
健康や美容系のアフィは確かに成約率はいいけれど、今さら参入して上位をとれるのだろうか?
ただでさえ権威性がないブログは上位に行けないと言われるこの時世……
そんなことを質問してみましたが、「大丈夫ですよ」の一言。
仕方が無いので作業に戻る。
ジャンルを決めたり、A8netで商品を選定したり、ペルソナを決めたり……
ググれば出てきそうなやり方の動画を見せられ、コツコツ作業を進めました。
しかしこのコンサル、なにを提出しても質問してもロクなアドバイスや指導もなく、
のみ。
そんな相槌ペッパーでも打てるんだからまともなコンサルをしろ!
そうこうしているうちにクーリングオフ期間が迫っていたので、中途半端ながら内部調査は終了です。
結局キーワード選定の際に使うと行っていたミエ○カは使用せず、無料の関連キーワード取得ツール(仮名・β版)を使わされました。
あと1度『テーマをインストールいたしました! 公式サイトを見てカスタムしてください!』という他の人宛ての誤爆メッセージが届いたのですが、
……そのワードプレステーマはJINでした。
ツッコミどころ以外何もないのですが、クーリングオフ対象であることを説明し私の体験入会は終わり。
一応ですがトンズラこくようなところではありませんでした。
いい商売していますね。
まとめ 普通に怪しい
話していても、実際にネットビジネスに精通している方なんだろうなぁ、というのはわかりました。
しかしコンサルについては、20万の価値があるとは思えない。
まあ、大勢を囲んでいるコンサルなんてこんなものなのかもしれませんね。
いよいよ次が最終話です。
ネタバレをしてしまうと次がもっともまともそうな勧誘で、一瞬本気で入会しようかな……? と考えるレベルでした。
いやはや、みなさん口がお上手ですねぇ。
次回・最終章【「情報交換」の名の元に通話をしたら、30万のスクールに入会していた話】
私の戦いはまだつづく
ツイッターのDMでやりとりした人とLINEを交わして直電しているうちに雲行きが怪しくなってくる話
「情報交換」の名の元に通話をしたら、30万のスクールに入会していた話】
こちらについては実際に数十万をつぎ込んで内情を調べていますので、まあ、他の人にはあまりわからない内容かなぁと思います。(返金済です)
番外編:勧誘アカウントに糞リプして遊んでみたよ!
つづく
楽しく読ませてもらいました。
この記事を読んで、軽々しく話に乗らないようにしようと思いました。ありがとうございます。
調査、お疲れ様でした!
>azarashiさん
ありがとうございます~
すごい軽いノリでとんでもない額を取ろうとする人がいるので驚きですね(;´・ω・)
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