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漫画『はねバド!』の名シーンを語っておきたい-前編-

はねバド!名シーン
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あと数日で、最強のバドミントン漫画「はねバド!」が完結する。
(2019年10月5日現在)

好きだった漫画の完結には、いつも期待とちょっぴりの寂しさがつきまとうものだ。

いつかは「はねバド!の名シーンを語りたい」と思っていたのに、もう今しかないではないか!

というわけで、個人的『はねバド! 名シーンベスト5』発表したい。
正確には試合のみを選んだので、名試合シーン。
ネタバレありなので注意!

2019年11月、最終巻16巻をもって堂々の完結!

【はねバド!最終回ネタバレ&感想】綾乃たちの未来を語るgoodアフタヌーンで連載していたバドミントン漫画「はねバド!」が、2019年11月に最終巻16巻をもって堂々の完結を迎えた。発売日から少々時間が経ってしまったが、感想を交えながらそれぞれが選択した彼女たちの未来について書いていきたい。...

はねバド! とは?

濱田浩輔による女子高生バドミントン漫画。
2013年6月『good!アフタヌーン』で連載開始。

2018年夏にはライデンフィルムによりアニメが制作され、「初のバドミントンアニメ」としてバドミントン情報雑誌『Badminton MAGAZINE』にも取り上げられた。

全日本ジュニアの出場経験がありながら、バドミントンを辞めてしまった高校生・綾乃。ひょんなことから再びラケットを握った綾乃は、自らの心と向き合いながら日本の頂点を目指すようになるが……。
OBコーチの立花や、綾乃が所属する北小町高校バドミントン部の面々、他校のライバル、全国の強豪メンバーなどさまざまなキャラクターを交えながら、成長する綾乃の姿が描かれている。

当初気弱で臆病な性格として描かれていたはずの綾乃は、中盤から傲慢で攻撃的な性格を露にし始める。スポーツ漫画にしては珍しく『主人公が闇落ちしてクズになる』という展開は、作画の大幅な路線変更とともに注目を集めた。

長年追ってきた名作が、6年の時を経てついに終わってしまうわけだ。

女子高生キャッキャウフフ部活ものから唐突にバキ化した時にはぶったまげたが、それすらもう4,5年近く前の話なのだから恐ろしい。

4巻あたりからもはや別人。


(出典:はねバド! 1巻&5巻)

私はあと半年くらいやるのだろうと踏んでいた。

県大会シングルス決勝戦のように、インハイ決勝も1年くらいやるのかな? と。
だって綾乃VSコニーは話の根源やん。

だからあっさりと終わった決勝戦からの『次月最終回!』の巻の速さには、正直まだ頭がついていけていない。

だが、たしかに終わるのだ。
10月7日発売の『good!アフタヌーン11月号』をもって終わってしまう。

最近はほぼ電子書籍にきりかえた中、はねバド!は数少ない紙媒体で買う漫画だった。

ハマりまくった結果ラケットとシューズまで買って、サークルを探してバドミントンを始めたくらいだ。

(まあ、社会人になってもスポーツをやるようなリア充様のノリについていけなくて最近はサボり気味だが……。)

余談はさておき、名シーンを選んでいきたいと思う。

もう一回脱線すると、カップリングとして好きなのは三強。
とくにライバル視が一方通行である津端と益子、2人の掛け合いは最高だった。名前呼びの流れは顔を覆って喜んだね。

野生の久保帯人として有名なこふなみ氏の描いた漫画が好き。


はねバド! 名シーンベスト5(4位~5位)

5位 綾乃VS志波姫戦(インターハイ準決勝)

14巻65話~15巻70話

強豪フレゼリシア女子短大付属高校(通称:フレ女)の主将にして、全国三強の一人・志波姫唯華との勝負。

ファーストゲームからラストゲームまで、かなり僅差が続く試合だった。

○綾乃-●志波姫
20-22
21-18
22-20

インターハイ、準決勝。満を持しての唯華の登場。最高に熱い!

ポケモンの四天王チャンピオンじゃないけど、今まで交流のあったキャラが対戦相手として出てくる展開はイイ。

とくに志波姫は第1巻から登場しており、あっけらかんとした食えない性格が気に入っていて、思い入れの強いキャラだった。

当初から強キャラ感がすごかったが、春の選抜覇者だったという設定には驚かされた。

メンタルが強く、冷静でミスもブレも少ない。後半にめっぽう強い。
理論派でありながらフィジカル面も鍛えられたオールラウンド型。(三強の中では小柄だけどおそらく160前半はある?)

綾乃にとって最もやりづらいかもしれない相手、として立ちふさがり、実際前半はペースをかなり崩される。

しかし極度の集中力で綾乃がハイになったあたりから、彼女の持ち味であるゾクゾクした試合展開を楽しむことができる。

(出典:はねバド! 14巻)

それにしても一体幾度注意されたら気がすむのだ、こいつは。

白帯ギリギリを打点にもつドライブショット『ハルダウン・クロスファイア』が登場するのもこの試合。


(出典:はねバド! 15巻)

今まではねバド!は基本的にリアル試合に忠実で、必殺技などが出なかった。その分、ハルダウン・クロスファイアの登場は、漫画的にも熱い流れをもらたしてくれた。

また、飄々としている志波姫の内面に触れられる貴重な回でもある。

彼女はインハイ篇の中で、唯一個人戦と団体戦両方を描かれるキャラとなった。

もともと強豪校の主将、という点を前面にだしていたことから「チームを背負う責任」「キャプテンとしての姿」に焦点があてられている。

理想の主将であることが時に「志波姫唯華」の可能性を奪っていたのではないか、と悩みもするが、最終的に志波姫は最後までフレ女の主将である自分を貫いた。


(出典:はねバド! 14巻)

生まれ育った特別な町で、仲間たちと頂点を目指す。
作中でもっとも高校生の部活ものらしい姿を見せてくれたのは、志波姫だったのかもしれない。

彼女にはなんというか、負けてほしくなかった。
でも一方で、負けた姿を一番見たいキャラでもあった。

試合終了後に部員全員が声をそろえた「ありがとうございました!」は、志波姫でなくとも泣いてしまう。

彼女に関しては小説版で補完がされているので、気になる方は読んでみてほしい。
番外編だからこそ許されるストーリーのラストや、志波姫の優しくも厳しい姿が描かれていてもっと好きになる。

4位 綾乃VSなぎさ戦 (県大会決勝戦)

5巻25話~7巻33話。

県大会個人戦シングルス・決勝戦。
見どころは延長戦の末になぎさが死守したセカンドゲーム。

●綾乃-○なぎさ
21-16
24-26
19-21

絵柄の転換期にて、この作品が注目されるに至った名試合。
3巻にまたがり、1年にもわたってひとつの試合が行われていたのである。

当時まだ私は『good!アフタヌーン』で追っていなかったが、リアルタイムで読んでいたのなら毎月ドキドキさせられただろう。

いい意味で、このころの絵柄が一番かわいくない。


(出典:はねバド! 7巻)
でもガチのスポ根漫画としては最高。

私は結構キャラの心情が描かれているストーリーが好きなので、試合シーンが中心となるこの回は順位4位となったが、純粋な試合の面白さでいったら1,2位を争う。

特に高身長のなぎさがスマッシュを放つシーンは、迫力満点で見応えがある。

入部してから対立したりライバル関係であったりと、それなり? の関係を築いてきた2人がついにガチで雌雄を決する時がきたわけだ。

どうでもいいけど、ここまで後輩に舐めた態度取られて怒らない先輩ってすごいと思う。


(出典:はねバド! 5巻)

なぎさはいい奴。

県大会でのなぎさは、悩みながらも常に目の前の試合に真正面からぶつかり、心から楽しんでいた。
そんな彼女の姿は伝播し、人を本気にさせる不思議な力になる。
綾乃が初めてと呼べるほど全身全霊でぶつかり、爛々とした表情で「楽しい」と告げるシーンは印象的であった。

また綾乃の母親である宇千花との関係が、初めて具体的に描写されたのもこの回。

諸悪の根源ともいえる母親なのだが、彼女にも思うところがあったのだろう……というのを何となく察せられる。本当になんとなく。
彼女には「もうちょっとうまくできなかったのか?」と言いたい。

個人的に盛り上がったところは、左利きの綾乃が右手にラケットを握り替え、咄嗟に打球に対応するシーン。
こういう「観客が盛り上がるシーン」は、私もはしゃいでしまう。


(出典:はねバド! 7巻)

両手で構えるゼロポジションなんて、バドで本当にやる人がいるのだろうか?
よほどの反射速度のある人間でないと、およそできる気がしない。

なんにせよ、綾乃の心が大きく動き成長した貴重な試合だった。

あれほど爽やかだったはずなのにその後の団体戦では再び闇落ちをしていて笑えたが、まあ彼女の不安定さも今思えば面白さの一つだったと思う。

ちょっと長くなってしまったので、3位以降は後半記事に続く。

【はねバド!名シーンランキング】熱すぎるインターハイ準々決勝! -後編-濱田浩輔の女子高生バドミントン漫画「はねバド!」が、10月7日発売の『goodアフタヌーン』11月号をもって最終回を迎える。はねバド!に関しては一度好きなシーンを語ってみたいと思っていたので、最終回を前に滑り込むようにこの記事を書いた。...

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