どうもこんにちは、あまぼしすずめ(@S_amaboshi)です。
この記事は珍しく電車の中で書いているのですが、ただいま猛烈な尿意との格闘中です。
果たして私は無事に執筆を終えられるのでしょうか……?(本記事とは無関係)
さて。
生命が育まれる夏。
やつらに悩まされている方が多いのではないかと思われます。
そう、どくだみです。デカッ!
やつらは繁殖力が高い上に地下茎なので、草むしりが上手くできません。
ぶちぶち切れては根が残り、あちらこちらに生息地を広げていきます。
そんなわけで今年はラウンドアップで大量虐殺を試みたのですが……
よっしゃ、これで今年は安泰だぜ!
と思っていたらどっこい、裏にまだいるではないか。
しぶとい。
こうもたくさん群生していると、「これは我が家の守り神ではないか?」とさえ思えてきます。
ラウンドアップなぞで一掃してはいけないのではないかと。
じゃあ、いっそ食べてみよう!
「とりあえず口に入れる」という1歳からの癖が抜けきらないので、今回は薬草として名高いどくだみを食べてみることにしました。
ぶっちゃけTwitterで某た〇ろうさんが作っていた「どくだみジェノベーゼ」なるものが美味しそうだった、というのが最たる理由です。
(あまぼしすずめ28歳、他人のごはんも欲しがるお年頃)
例のごとく一度は失敗するわけですが、最終的には美味しく食べられたので、
どくだみ食べたい!
という方や、エンゲル係数を抑えたい方はぜひ参考にしてみてください。
【どくだみはこれでイチコロ!!】
Contents
どくだみが臭い!毒は無いって本当?食べられる?本名やカップ数は?彼氏はいるの?Wiki風プロフィール!!!!!
まずは、どくだみさんのプロフィールをWiki風にまとめました。
和名ドクダミの名称は、民間薬として毒下しの薬効が顕著であるので、毒を抑えることを意味する「毒を矯(た)める」から、「毒矯め(ドクダメ)」が転訛して「毒矯み(ドクダミ)」と呼ばれるようになったというのが通説である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%AF%E3%83%80%E3%83%9F
湿った陰地などに群生し、草全体に独特の香りを持つ。古くから民間薬としても広く知られる。
花言葉は、「白い追憶」である[14]。
ドクダミの葉は、加熱することで臭気が和らぐことから、日本では山菜として天ぷらなどにして賞味されることがある[5]。
中国西南部では「折耳根(ぢゅーあーぐぅん) 拼音: zhé’ěrgēn)」と称し、四川省や雲南省では主に葉や茎を、貴州省では主に根を野菜として用いる。
Wiki風というかWikiそのもの。手抜き。
>折耳根(ぢゅーあーぐぅん)
……激しめの喘ぎ声かな??
――というか、ちょっと待って。
>花言葉は、「白い追憶」である[14]。
かっこよすぎひん?
生意気だろ、どくだみのくせに。「我慢」とか「根性」とかで充分だ。
また、どくだみさんに彼氏がいるのか調べてみましたが、残念ながら公表はされていませんでした……。
もしかしたら庭内に付き合っている草がいるのかもしれませんね!
わかり次第、追記します!
どくだみジェノベーゼを作ってみた
ジェノベーゼは好きなのですが、そもそも作り方がわかりません。
とりあえずたく〇うさんのブログをさっと見て、わかった気になりました。
ちなみに、元ネタは「ほそいあや」さんという食レポライターのようです。
繁殖しまくって嫌われるドクダミ、今までは天ぷらにしていたけど、ジェノベーゼにするとかなりうまい。 pic.twitter.com/1ge4Pr4nNY
— ほそいあや (@hosoi) May 27, 2021
草食べて2万いいねもらえるんだったら、私だってそれくらいいいねされててもええやろ!(ひがみ)
① 材料を採取
何はともあれどくだみがないと始まらないので、材料採取です。
レシピを見るのは苦手なので、適当にアレンジして作りました。
- どくだみ(花付近・綺麗なもの) 適量
- ピスタチオ&くるみ 合わせて20gくらい
- にんにく(なかったのでチューブ)
- オリーブオイル 大さじ1ほど
- 塩コショウ 少々
- 粉チーズ 4フリフリくらい
おるわおるわ、無防備などくだみたちが、これから摘まれるとも知らずに揺れておるわ。
……ん? ちょっと待って。
なにこの柔らかそうな葉っぱ。こっちの方が美味しそうじゃん!
しかし、これだけ花が咲いていると、ちょっと芸術的に撮ってあげたいと思うのが自称フォトグラファー(写真の仕事は何もしてない)の性ですね。
これは多重露光といって、フィルム時代によく使われた技法です。
こんな感じに……
空に顔を浮かべて物思いにふける時などに使用します。
お料理レポなのに料理前から1500文字も使うのは問題なので、さっさと採取しちゃいましょう。
花が咲いた頃が摘み時。
穂先の柔らかい葉をいただきます。……クサッ!
② どくだみを刻んで油で炒める
どくだみを生で食べるなら、ゲンゴロウを食べた方がマシ、と思うほどどくだみの臭いが嫌いな私。クサッ!
このままでは食べられそうにないので、細かく刻んでオリーブオイルで炒めました。
なんでも火を通すと臭いが緩和されるそうです。
縮すぎぃ~~!
少しは緩和されましたが、やはり激しいどくだみ臭。
③ ピスタチオと胡桃を混ぜてペースト状にする
……松の実なんだよなァ。
気を取り直してペースト状にしていきます。
世間では「ふーどぷろせっさー」なるものが主流らしいですが、調理器具が昭和48年あたりから進化していない我が家にそんなものはありません。
女は黙ってすり鉢。
ウチのすり鉢たちは、いつもいつも意味不明なものばかりゴリゴリされてうんざりしていることでしょう。
……で、ペースト状になったわけですが。
まだ臭い。
なぜか私はどくだみ特有の風味を楽しむのではなく、このにおいを如何に消すか? という方向へ走り始めてしまいました。
いわばふきのとうの風味をどう消すか、みたいな感じです。
いや、それ消したら持ち味なくならん? みたいな。
なにはともあれ、すり鉢の中身を再び過熱し始めます。
そして出来上がったのが――
泥。
ただの汚泥。
これはもう……
完全に……
一致!!!!!
(本物の泥はスタッフもおいしく召し上がれませんでした。皿はちゃんと洗った)
どう見ても食べ物には思えないので、そっと冷蔵庫へ入れ目を反らし続けました。
④ 茹でたパスタと混ぜる
しかし、食べずに終える料理レポは存在しません。
というか、ジェノベーゼにすらたどり着いてないではないですか。
2~3日寝かせたせいかニンニク臭が強くなったDD(泥どくだみ)を取り出して、
茹でたパスタに……投入!!!!
う〇こやんけ。
オリーブオイルとパスタのゆで汁、少々の塩コショウと粉チーズで味付けます。
⑤ 完成!
そして出来上がったのは――
……?
ジェノベーゼとは呼べない何か!
緑色どこにもないやん。
いや、もう入れる前から黒色だったからわかっていましたけれども。
こういう見た目のパスタ、ありますよね?
そう、バジリコ。
鮮度の悪そうなバジルでも使ったのでしょうか?
バジルを使ったパスタ全般を指すのが「バジリコ」
一方で「ジェノベーゼ」は、バジルと松の実、ニンニク、オリーブオイル、チーズを混ぜたソースを用いて作るパスタである
本場イタリア(ジェノバ)のジェノベーゼは緑色ではない
つまり私が作ったこれは、ジェノベーゼでもなんでもないというわけです。
どくだみジェノベーゼ、「おばあちゃん家」みたいな味がする
ま、細かいことは気にせず食べてみましょう。
グラ〇チェあたりで売り出してもいい出来ですね。
どうでもいいけど昔友人が、
グラッ〇ェで食べたカニクリームパスタがゲロみたいな味がした
とかなんとか、ダイレクト過ぎる悪口を言っていたのを思い出しました。
ありえんやろ。
さて、いただきま~す
もぐもぐ。
そうそう、どくだみの臭いはいつの間にかニンニク臭に打ち消されてほぼ消えていました。
逆にニンニク臭が強くなりすぎているくらい。
風味は、やはり薬草っぽさがありますね。
洗練された味ではなく、野性味があるというか、雑味が前面にでています。
そしてなんというか……仏閣みたいな味がします。
「おばあちゃん家」みたいな。
いや、どっちも食べ物じゃないが。
なんというのでしょう、古びた味がします。わかりますか?
しかし予想に普通のパスタでした。
好き好んで食べようとは思いませんが、冷蔵庫が空になりパスタソースが作れない時には強い味方になるのではないでしょうか。
どくだみ採取してペスト作っている暇があったら材料を買いに行くけど。
まとめ
はい、そんなわけでどくだみで作る「どくだみジェノベーゼ」を作ってみたレポでした~~。
途中で泥になった時は、私も「砂食いばばあ」として妖怪アパートを経営しなくてはいけないのかと覚悟しましたが、何だかんだで食べ物が出来上がって一安心です。
しかし、どくだみはまだ群生中。
お次はやつらをお茶にして飲んでみる予定なので、お楽しみに!
なんでもどくだみ茶は、利尿作用、消炎作用のほか毛細血管を拡張し、血行改善・肌荒れ・冷え性・肩こりなどの改善に役立つらしく―――
あああああトイレええぇぇ!!!!
どくだみを食す会・一期 おわり
【もっと雑草を食べる】
\最新情報はTwitterにて/
> なにこの柔らかそうな葉っぱ。こっちの方が美味しそうじゃん!
それ、ミントっていう厄介な奴ですよ…
ミントって野に放った瞬間から匂いが消えてただの雑草になるんですねえ……