車窓はいいぞ~
どうもこんにちは、あまぼしすずめ(@S_amaboshi)です。
JR紀勢本線の車窓紹介、今回は東海道篇です!
和歌山県和歌山市駅から三重県亀山駅にかかるJR紀勢本線は、険しい山の中を走りながらも海岸に接しているため、飽きない車窓を楽しむことができます。
前回JR紀勢本線の和歌山側、「通称きのくに線」で海が見える車窓区間について紹介しました。
今回は新宮以北の三重県側、つまりはJR東海道管轄の区間を紹介していきたいと思います。
Contents
紀勢本線 新宮~紀伊長島
JR東海道の紀勢本線は、和歌山県新宮市の新宮駅から、三重県亀山市の亀山駅までを結んでいます。
熊野市から尾鷲市・紀北町にかけてはリアス式海岸になっているため、開けた海というよりかは入り江。
そしてその奥にある海沿いの集落、といった景色を主に楽しめます。
駅と駅がトンネルで繋がれているので、トンネルを走る時間が長いですが、駅周辺ではそれぞれに異なる熊野灘の姿と、海沿いの風景が広がっていました。
また、山側の車窓は緑が広がり美しいです。
今回紹介する駅は、新宮駅から紀伊長島までの21駅。
新宮駅 ― 鵜殿駅 ― 紀伊井田駅 ― 阿田和駅 ― 紀伊市木駅
神志山駅 ― 有井駅 ― 熊野市駅 ― 大泊駅 ― 波田須駅
新鹿駅 ― 二木島駅 ― 賀田駅 ― 三木里駅 ― 九鬼駅
大曽根浦駅 ― 尾鷲駅 ― 相賀駅 ― 船津駅 ― 三野瀬駅
紀伊長島駅
紀伊本線は亀山駅まで続きますが、紀伊長島駅以北は内陸を通過していくため、海は見えません。
海の車窓を楽しみたい人は、新宮駅から北上する時は進行方向から見て右側、新宮駅へ南下する場合は進行方向から見て左側の席に座りましょう。
新宮~紀伊長島の絶景車窓4選
実際に乗ってみて特に綺麗だった! という海が見える車窓区間を紹介します。
この日は天候があまりよくなく、途中から雨が降ってしまったのですが、それでも奥まった地に青々と光る海を臨むことができましたよ!
大泊(おおどまり)駅~波田須(はだす)駅
この区間はトンネルが長いような気がしましたが、これは大泊駅を出てすぐのトンネルを抜けて広がった景色。
撮影時期は9月上旬。
田んぼにしては青々とし過ぎているので、恐らく茶畑でしょうか?
茶畑はな「夏も近づく八十八夜~♪」のせいか初夏のイメージが強いですが、よく考えれば三番茶として秋ごろまで摘み取るところもあります。
伊勢茶として静岡県、鹿児島県に次いでお茶の生産量が多い三重ですが、こういう地域感が出ている風景はとても好きです。
でも遅くに植えた稲という可能性も否めずよくわからない……。
波田須駅~新鹿(あたしか)駅
新鹿駅すぐ横から、新鹿湾と広がる砂浜を見渡せるのが見どころ。
波田須側では、わずかな時間ではありますが木々と山の向こう側に海が見えます。
新鹿駅~二木島(にぎしま)駅
内陸を走る時間が長いため、実際に海が見えるのは各駅の近くだけになります。
しかし新鹿駅周辺では、港町と奥まった新鹿湾を、二木島駅周辺では、山に囲まれた二木島湾を見下ろすことができます。
リアス式海岸沿いを走っている雰囲気を特に味わえる区間ですね。
三野瀬(みのせ)駅~紀伊長島駅
実は今回の紀勢本線の旅の中で、一番見てみたかったのがこの三野瀬~紀伊長島間の車窓です。
長く続いた山間の景色が終わり、山を下った先に流れていく江ノ浦。
そして三野瀬駅直前で広がる海。
視界が開ける感じがしますね。
今回は三野瀬から紀伊長島方面に北上するルートだったため逆なのですが、「これが海の見える最後の景色なんだなぁ」と噛みしめながら眺めていました。
そんなことを思っているうちに、三野瀬を3時間ほど歩いて疲れていたこともあり、写真を撮り損ねました。
……無念。
私の好きな車窓動画なのですが、1:28:00~は江ノ浦が、それからトンネルを抜けると見えてくる海が本当に綺麗です。
新宮~紀伊長島間で海の見える区間一覧
新宮~紀伊長島間で海が見える区間をまとめてみました。
○は海が見える区間、×は見えない区間です。
△は川なのか河口なのか海なのか判断できず、とりあえず水面は見える、という区間です。
見落とし等はあるかもしれません。
新宮から熊野市にかけては、地図上だとかなり沿岸部を走行しているので、海は見えるかと思いきや低地で間に住宅街があるため、あまり海は見えませんね。
紀勢本線の中でも、新宮以南に比べると見える時間は少ないように思いました。
新宮駅
○
鵜殿(うどの)駅
×
紀伊井田駅
○
阿田和駅
×
紀伊市木(きいいちぎ)駅
×
神志山(こうしやま)駅
×
有井駅
×
熊野市駅
×
大泊駅
○
波田須駅
○
新鹿駅
○
二木島駅
○
賀田(かた)駅
△
三木里(みきさと)駅
×
九鬼(くき)駅
○
大曽根浦駅
△
尾鷲駅
○
相賀駅
×
船津駅
×
三野瀬駅
○
紀伊長島駅
また太字になっている波田須駅、新鹿駅、二木島駅、三木里駅、大曽根浦駅では、ホームから海を臨める駅でもあります。
紀勢本線は本数が少ないので、降り立つということが難しいのですが、一度は駅からの景色も眺めてみたいものです。
まとめ
以上、紀勢本線のJR東海エリアの車窓でした。
紀勢本線の普通電車は全席ロング席で、観光や景色を楽しむのには正直不向きなのですが、車窓を撮っているとそんなことも忘れてしまいます。
3時間ほどの時間もあっという間に過ぎ去ってしまいました。
その反動か、紀伊長島以北は夕方~夜になっていたこともあり辛く感じました……。
天気が不安定で、大曽根浦あたりから雨が降って来てしまったことは残念でしたが、それでも車窓を楽しむことができました。
次に行くのなら、太陽が燦々としている晴れた夏の日とかがいいな。
以上です。
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