どうもこんにちは。あまぼしすずめ(@S_amaboshi)貧乏無職です。
分不相応に旅が好きなのですが、まあ宿泊施設が高い高い。
おまけに大抵のホテルは当日いきなり行っても泊めてくれません(空きがない)。
……で、車移動のときは車中泊、電車移動の際はネットカフェを利用することが多くなりました。
しかし、世間ではいまだネットカフェ宿泊=危険というイメージが根強くあります。
ついでに「シャワーはきたねえ」という印象もあるかもしれません(これは店舗による)。
そこで今回は、ネットカフェのあれこれについて廃ネカフェ民が解説します。
- ネットカフェ宿泊は女性でも安全か?
- ネットカフェでのシャワーの使い方や備品について
- 安心&安全にネットカフェを利用する注意点やアイテム
「ネカフェ宿泊をしてみたいけど……」と不安を抱えた人の参考になれば幸いです。
よく訪れる快活CLUBを基本として話しますが、他のネカフェもだいたい似たようなものだと思います。
Contents
ネットカフェ宿泊のメリット
まずネカフェ宿泊をするメリットは、次のとおりです。
- 場所によっては1,000円台で宿泊できる
- 予約不要!深夜に行ってもだいたい泊まれる
- ソフトドリンク飲み放題
- PC使いたい放題、漫画も読める
- シャワールームやコインランドリーが使える
宿泊料が安い!2、000円台で宿泊可能
とにかく安い!
地域や店舗、利用時間によって金額は異なりますが、1000~2000円台で週末ナイトパックでも2,000円台で利用できます。
9~12時間のパックでも、高くて3,000円台。
一般的なビジネスホテルが4,000円~7,000円台であるのと比べると、かなりオトクであるといえます。
「カプセルホテルなら1,000円台!」と思う人もいるかもしれませんが、女性もOKなカプセルホテルは案外割高です。
安い民泊やゲストハウスもあるものの、まだまだネットカフェ宿泊の料金は魅力的ではないでしょうか。
また、民泊やゲストハウスと違いスタッフや他の宿泊客と交流もありません。
コミュ障としては助かりますね~。
※ 地域によっては(とくに都会)カプセルホテルやゲストハウスの方が安い場合もあります。適宜比較することをおすすめします。田舎にカプセルホテルなぞない!
予約なしで当日に宿泊可能
ホテルや旅館は、予約をせずに行くと高確率で泊まれません。
交通機関がなくなり、クラスの女子と旅館へ宿泊、お布団がひとつ……みたいなエロ漫画じみたことは現実だと早々ないのです。
一方のネットカフェは、だいたい空きがあります。
「唐突な宿泊で宿がない!」という時に重宝するのがネットカフェ。
余談ですが、私が初めてネットカフェ宿泊をしたのは二十歳の時、巣鴨駅前の自由空間でした。
この日は普通にホテルを予約していたのですが、部屋に入ったら……いたんですよ。ええ、アレが。
生まれも育ちも信州の私、Gとの邂逅は人生初。
慌てて部屋の外に追い出したのですが、安心もつかの間、なんと棚の隙間から2匹目のGィ!!
「これ絶対棚の下にもっといるやつ~!」と恐怖し、部屋を退室。
フロントは閉まっていたので、半泣きのまま鍵を投げ捨ててホテルを飛び出し、そのまま宿無しになってしまいました。
深夜の巣鴨駅前。
いくらジジババの町とはいえ都心の駅前で泣いていたら補導されちゃう……と思いネットカフェへ逃げました。
なんとか一夜を明かすことができたのも今となってはいい思い出――のわけねえだろ!
つまり、予約なし&深夜でも入店可能なのがネットカフェの強みです。
(まあ、ぶっちゃけネカフェの方がゴキブリいると思うけどね。ドリンクバーの下とか)
ソフトドリンク飲み放題
ネットカフェには飲み放題のドリンクバーがついています。
ファミレスのようなドリンクバーがついているところもあれば、無料の自動販売機がついているところもあります。
ジュースだけでなくコーヒーやティーパックタイプのお茶、コンポタージュ、みそ汁、豚汁、わかめスープなどなど……。
最近ではソフトクリームまでつきはじめて、個人的にはプラスポイント。
なお、快活クラブでは無料モーニング(パン)が6時~10時頃まで食べ放題で、実質朝食つきといっても過言ではありません。
PC(インターネット)使い放題・漫画読み放題
いや、それが本来のネカフェの使い方だから……
という感じですが、漫画は読み放題で、PCも個室についています。
漫画は宿泊時に読んだことは少ないのですが、PCは重宝しています。
ホテルなどにもレンタルPCはありますが、普通は有料ですからね。
フリーWi-Fiももちろん飛んでいます。
今はスマホがあれば事足りるとはいえ、PCの方が便利です。
とくに旅行先を調べたくて、Googleマップやストリートビューを使う時。
なんだかんだスマホのGoogleマップって使いにくいんですよねぇ……。
コンセントやUSBポートなんかも、下手なホテルより充実していたり。充電周りは心配ないでしょう。
コインランドリーやシャワールームがあるところも
場所によってコインランドリーやシャワールームがついているところもあります。
コインランドリーは有料ですが、シャワールームはたいていのところが無料です。
貧乏旅の見方ですねえ。
ネットカフェ宿泊は女性でも安心?
そんなこんなで便利なネットカフェなのですが、宿泊となると気になるのは安全面。
夜、それも女性一人となると「危険じゃない?」と心配になるかと思います。
結論からいうと、そこまで危険ではないです。
少なくとも、今まで「変質者がいた!」とか「置き引きにあった!」という事件はありません。
大阪あい○ん地区に比べれば、まあいいんじゃねーの? って感じ。比較対象がおかしいけど。
家の前を歩いてても襲われる時は襲われますし。
なんて話はさておき、思うほど治安は悪くありません。
ただしどんな人がいるかはわからないため、大手を振って「安全安全♪」といえる場所ではないでしょう。
個人ブースといえどしっかりした鍵はついていませんし、入口にあるドアが透けている店まである始末。(通路から丸見え)
たいていの人は服や毛布をかけるのですが、(こんな感じで)
かな~り心もとないですね。
ぶっちゃけ「金があるならホテル行け」。以上。
最近では、
- 女性専用フロア
- 鍵付き完全個室
などのフロアや部屋を設けているネットカフェもあるので、心配な方はそのような場所を利用した方がよいでしょう。
ネットカフェ宿泊をする時に意識すること
「危険性はわかったけどそれでも泊まりたいんや!」って人には、とりあえず宿泊場所を決める前に確かめてほしい点が2つあります。
- シャワーがついているか
- フラットシートがあるか
シャワーがついているか
店舗によっては、シャワールームがついていません。
冬場なら1日くらいギリギリセーフ(?)……いや、できれば1日歩いていたらシャワーくらいは浴びたいものです。
何度かシャワー無しのところに泊まって温泉へ行きましたが、
いや、だったらもう普通にホテル泊まった方がよくね?
と思う時もありました。
シャワールームの衛生面はピンキリですが、大手の方が綺麗な印象。
使用時間の目安は15~20分なので、スピーディさが求められます。
有料・無料、アメニティの有無も店によって異なるので、公式サイトで調べておきましょう。
ちなみに基本はリンスインシャンプーしかないので、髪のきしみが気になる人は購入するか持参してください。
たまにタオルが有料の店舗があるので要注意。
フラットシートがあるか
フラットシートがないネットカフェは近年早々ないと思いますが、
宿泊するならフラットシート
これだけは覚えておきましょう。
フラットシートとは、ブース全体がマットになっているタイプの部屋です。
靴を脱いで寝っ転がれる席ですね。
カップルなんかがイチャイチャしてます。
初めてネットカフェ宿泊をした時はフラットシートの存在を知らず、リクライニング席を選択してしまいました。
仮眠なら問題ないですが、リクライニング席は熟睡できません。
寝た気がまるでしないまま朝になり、節々が痛くなりました。
そんなわけで宿泊する場合は、フラットシートを選択しましょう。
170センチ前後までの人なら足を伸ばせて寝られると思います。
(150センチ台前半の自分は余裕です)
うっかり間違えてリクライニング席にしてしまっても、大体の店舗は席の交換をしてくれます。
店員さんに尋ねてみてください。
注意点としては、脱いだ靴をできるだけ外から見えない場所に置くことです。
靴で性別を判断して狙う人がまれにいるのだとか。
近年は鍵付き個室も増えているので、安全性や快適性を求めるのであればこちらがおすすめ。
ちょっとお高いです。あと店舗の飲食物が持ち込めないのが玉にキズ。
ネットカフェ宿泊を快適にするために必要なもの
さてさて、安価で手軽に宿泊できるネットカフェですが、デメリットもあります。
というか元より宿泊施設ではないんで、寝るのにはフツーに適していません。
そんな中でも快眠を手にするため試した結果、少なくとも以下のアイテムが必要という結論にたどりつきました。
ネットカフェ宿泊の際にはぜひ持っていって欲しいアイテム5選です。
耳栓
近隣の人が、尋常でないいびきを立てている場合があります。たぶん睡眠時無呼吸症候群みたいなやつです。
下手するといびきジジイ×3くらいが輪唱してます。
そうでなくとも、夜だというのに音楽ガンガンかけてる店舗がありやがります。
以前は隣の野郎がイヤホンをせずにゲームをしていたので壁ドンしました。
そんな感じで騒音トラブルが絶えないので耳栓を持っていきましょう。
場合によっては耳栓を突き抜けて音が届きますが、そうなったらもう運が悪かったと諦めるしかないですね。
マスク
エアコンが効きすぎており、乾燥で喉をやられます。
できればあると嬉しいアイテム。
また女性は顔を隠す効果もあるので、店舗ではつけておいた方がよいかもしれません。
アイマスク
鍵付きの完全個室ブースならよいのですが、一般ブースは天井がありません。
もちろんフロアは深夜でも消灯はしません。明るいままです。
私は明かりがあると寝にくいタイプなので、アイマスクを着用しています。
「テレビ見ながら寝るぜ~」みたいな人は多分明かりとか気にならないはずなので、いらないアイテムですね。
旅の疲れを癒す意味で、ホットアイマスクもおすすめです。
ちょっとお高いけど気持ちいいんだ~~
毛布
寒いんですよ、案外。
冷房の設定温度イカレてるだろ、という店舗が多いので真夏でも毛布は必須です。
こちらは持参するというか、貸してもらえるアイテムですね。
もともと部屋に1つついている店舗もあるのですが、別で貸し出しもしています。
マットのビニールの肌触りが気持ち悪い、という人は下に敷いてもよいかもしれません。
ドアが透明な店舗では目隠しに使うこともできますし、2枚あれば心強いですね。
寝間着
かさばってしまうのですが、個人的には1日活動していた服でそのまま寝ることに抵抗があります。
とくにズボン。
普段はスキニーとかのパンツ系を履いているので、とてもじゃないがそれで寝る気にはなれません。
店舗によっては購入できますが、あらかじめネットカフェ宿泊が決まっているのなら、持っていってもよいアイテムです。
ブース席の上に監視カメラがついてるはずなので、お店に向かってストリップショーをかまさないようトイレを利用しましょう。
最近は面倒になってストリップショーをしています。
店員さん見てる~~??
まとめ
ネットカフェ宿泊のメリット・危険性・快適に眠るコツ……いろいろ書きましたが、やはり「鍵付き完全個室」以外はあまりおすすめできません。
工夫を凝らしても、やはり本来宿泊施設ではない場所なので。
寝不足気味になり、翌日まで疲れが残ることがしばしばあります。
とくに音や光があると熟睡できないタチなので、余計に向いていないのかもしれません。
とはいえ、予約なしで深夜でも入れるという利点があるため「突発的な旅行で宿がない~~!」という時の強い味方です。
深夜に使うドリンクバーがワクワクしたりするんですね(あまり深夜にブースを離れるのは危ないですが)。
危険性はあるものの最終手段としては悪くないので、貧乏旅行のお供にしてみてはどうでしょうか。
以上です。
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