どうもこんにちは、あまぼしすずめ(@S_amaboshi)です。
手軽な星空スポットとして重宝している「まるやち湖」で撮影をしてきました。
まるやち湖は、長野県・原村にある小さなため池です。
(厳密な定義はないけれど、もはや池では?)
緑豊かな周辺の景観、水鏡、そして正面にそびえる八ヶ岳。
湖沿いに駐車場、徒歩2~3分の場所にトイレがあり、初心者と頻尿も安心のスポットです。
ガチガチの天文屋から流星群目当てのカップルまで、幅広い層に人気があります。
また、原村は自然と星空をウリにしており、星空関連のイベントも催している模様。
以前はコンビニもなく、村のオッサンは暇つぶしがてら大麻を嗜むとまことしやかに囁かれていましたが、クリーンな場所になりましたね。
てなわけで、まるやち湖の紹介です~
八ヶ岳自然文化園に隣接する「まるやち湖」

長野県・原村の八ヶ岳自然文化園の敷地内に位置している小さな湖・まるやち湖。
田んぼ用の溜め池と聞いているものの、近くに田んぼはない七不思議です。
さっそく話は脱線しますが、自然文化園にはプラネタリウム施設があります。
小学校のころはじめて体験したプラネタリウムが自然文化園のものでして、いたく感動しました。
……が、大人になって再度訪れた際には季節の星空紹介がテープ音声になっており(当時からそうだったかもわからんが)、10分もしないうちにうっかり寝てしまいました。
思い出補正とは恐ろしきものですね。
それはさておき、八ヶ岳自然文化園は科学館やカフェ、ドッグラン、ゴーカートなどがあり、それなりに人気の施設のようです。
定期的に星空観望会が開かれているので、ちょっと長野で星見たいわ~というライト層にもおすすめ。
星を見るために長野を訪れる層がライトなのかはわからん。

空の暗さもまずまず。
車が横付けできてトイレもある

話はまるやち湖に戻ります。
池の横に広い駐車場があり、アクセスと過ごしやすさは最高クラス。
しかも湖が池より一段高い位置にあるので、車のライトがあまり邪魔になりません。
そういう理由からか、天体写真を撮る方も多いような気がします。
また、徒歩2分ほどの場所にトイレもあります。尚、冬季は使用できないため要注意です。

最寄りのコンビニも車で10分ほどかかるので、冬場は立ち寄る前にトイレを済ませてくるのが吉でしょう。
トイレ閉鎖期間に行く頻度が高く、いつも尿意と戦っています。
↑心の友
東側に八ヶ岳の展望~水鏡・紅葉・雪景色~

池の東側には八ヶ岳が広がり、この景観が大変人気です。
秋になると湖周の木々が色づいて綺麗ですが、暗いので色を出すのは大変。

撮影日:2023/10/23 23:22
SONY α7R III 14mm F1.4 DG DN | Art 023
ISO6400 F1.4 SS13秒
ここの魅力はリフレクションではあるものの、12~3月あたりは結氷のため水鏡は見られません。
完全に凍結して雪が積もれば、それはそれで綺麗なんですけどね。
3月は「そろそろリフレが見られるかな」と思って行くと半凍結してることがままあります。

標高が高いので(1260m)、市街地感覚(といっても800mくらいだけど)で行くと思ったより真冬の気温でびびります。
八ヶ岳は真東にあり、昇ってきたオリオン座など冬の星座との相性がよい。

Canon EOS R6 RF15-35mm F2.8 L IS USM 15mm
ISO8000 F3.2 SS15秒
逆に夏の天の川はすぐ南側に回ってしまうので、八ヶ岳と合わせられるのは出始めくらいでしょうか。

Canon EOS 6D TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD A012 23mm
ISO6400 F2.8 SS20秒
昇りきったさそり座+天の川を入れるとなると、山脈全体の撮影は難しそう。

Canon EOS 6D TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD A012 18mm
ISO2500 F4 SS90秒×15
ISO6400 2.8 SS13秒
超広角か魚眼レンズだったら八ヶ岳も入るかなー、という感じ。
全方位から撮影できる
池の周りは遊歩道になっており、東西南北すべての方角から湖を絡めた撮影ができます。

ただ、夜間東側(駐車場から見て正反対)は鬱蒼としており、ビビり散らかしウーマンはまだ行ったことがありません。
園内でクマ出没の話は聞ききませんが、八ヶ岳山麓は普通にクマの生息域……出ないとは言い切れないというか……。
半周くらいしてみたところ、西側と北側の写りはこんな感じ。

SONY α7R III 14mm F1.4 DG DN | Art 023
ISO3200 F1.4 SS13秒

SONY α7R III 14mm F1.4 DG DN | Art 023
ISO3200 F1.4 SS13秒
季節によっては植物がやや視界を塞ぎます。
あと、湖以外の背景がちょっと寂しいので、やはり八ヶ岳と絡ませたいところ。
まあ、流星群撮影でフレームイン率上げるためあちこちに三脚置くのはアリかなとは思いました。
湖周辺にはヤドリキが点在しており、シルエットにして撮影するのもよさそう。冬になったらやってみます。

まとめ

Canon EOS 6D TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD A012 21mm
ISO5000 F2.8 SS20秒
もしかしたらもっとも足を運んでいるかもしれない撮影地・まるやち湖でした。
冬季になると多くのスポットが閉鎖される長野で、晩冬(初春?)に天の川が撮影できる貴重な場所です。
撮影計画が間に合わなかったときに、とりあえずでまるやち湖に行くパターンが多いですね。
巨大氷が真横にあるようなものなので、山ではないけれど山並みに冷え込むのが難点でしょうか。
足元からジワジワ凍みいる寒さでして、これがまた尿意を誘うんですよ……。
湿度も高いため、レンズヒーターが必須です。
ここは撮影回数こそ多いものの、寝坊して遅れたり設定を間違えたりして成功率が低いので、今年こそはいい感じのリフレ写真を撮りたい。