どうもこんにちは、あまぼしすずめ(@S_amaboshi)です。
巨大な湖を持つ県として、滋賀県には勝手な親近感を抱いています。
諏訪の民っつーのは、諏訪湖の対岸はアメリカだと思いながら幼児期を過ごすわけですね。
それがどうも違うらしいと知るだけでも衝撃なのに、我らが諏訪湖の大きさは日本で20位以内にも入っていないとかいうじゃないですか。
小学校くらいまで、琵琶湖の次に大きい湖は諏訪湖に違いないと信じている子供には驚愕の事実ですよ。
「じゃあさすがに諏訪湖の花火は日本三大花火なるものの一つだろう」と思えばそれも違う。
埋蔵金は出ないしスッシーはいないしで、一体なんなんでしょうねあの湖は。
さて。二行目から逸れた話題を戻します。
久々に琵琶湖でも見るか~
みたいなテンションで長野から滋賀まで遠征しました。
琵琶湖が目的だったわけではなく、鳥取まで行きたいけれど1日では不可能だから中継地点として滋賀を選んだに過ぎなかった気もします。
1年も前の自分の思考なんか覚えていません。
ただ、どうせなら琵琶湖で夕日を撮りたくなり「豊公園(ほうこうえん)」を訪れました。
天気も相まって随分とドラマチックな情景が見れたので、
琵琶湖で夕日見て黄昏れて~
というピンポイントなセンチメンタルジャーニーをしたい方は参考にしてみてください。
それではLet’s lake Biwaaa!
琵琶湖の夕日スポットは電車だと行きづらい
夕日なんてどこからでも見れますし、琵琶湖はリアス式海岸みたいな形をしているところもあるので湖西からも拝めちゃったりするようです。
本当にどこからでも見放題。
でも、せっかくなら水面+夕日だけでなく魅力的な前景がほしい。
だってただの水面ならそれこそ諏訪湖でいいわけですから。
そんなわけで、下記の候補地をピックアップしました。
- 豊公園
- 湖北水鳥公園付近
- 野田沼公園(琵琶湖ではない)
- 白髭神社
しかし、今回私は電車旅。
「あ、電車は琵琶湖沿いを走っているからアクセス簡単そうだな~」と思うわけですが、良く調べたら縮尺がおかしい。

現実的なスケジュールとして豊公園一択になりました。
ちなみに白髭神社は道路の横断が禁止されて浜まで出られなくなったので、あまり行く気になれません。
長浜駅駅から徒歩5分!豊公園がおすすめ

豊公園はJR長浜駅(西口)から徒歩5分。
青春18きっぷ旅のために誂えたかのような観光スポットです。
信号に引っかからなければ走って1分で行けるかもしれません。

豊臣秀吉公にちなんでつけられた名前なものの、なぜか読み方は豊公園(ほうこうえん)らしいです。ホワイ?

LUUPを爆走させても事故らなそうな広いエントランス。

ここは、豊臣秀吉が最初に築いた城「長浜城」の跡地です。
拝領した際に今浜という名前だった土地を、信長から一字を取って「長浜」に改名しました。
いわゆる城跡地で、現在は歴史博物館が建っています。
こちらの模擬天守は、秀吉ゆかりの大阪城や伏見城をモデルに再建したのだとか。


いうほど似てる? 城ってみんなこんなもんじゃないっけ?
すべて千鳥破風だって。いやいや、この写真じゃわかんねーのよ。

トイレも厳か。
ここに城がありました、という本当の(?)城跡場所には秀吉の像が建っておりました。

生い茂る木々の間を進んだ森の中央にポツリと立っていたので、バックの緑と同化しちゃっています。
クロマキー合成したらたぶん秀吉も消えちゃうやつだよ…

湖畔に出ると、当時の井戸痕がありました。
秀吉は関係ないけど、唐突に現れる「琵琶湖周航の歌」の歌碑。

作者の小口太郎もおそらく諏訪湖の向こうはアメリカだと思って幼少期を過ごしたクチですね。
随分と歩いてようやっと湖畔沿いロード。

学校帰りの学生、お散歩親子、ダイエット主婦、ランナー、犬に連れられたおじいさん、レゲエダンスを踊る黒人のお兄さん……
多種多様な人がおり、地元の憩いの場であるようでした。


ねこちゃんもいる💕💕

目つき悪!!
湖畔に生える謎の木がよき
事前リサーチによると、湖畔端には特徴的な木が生えているところが2か所あるようで、そこを撮影スポットにしようと考えていました。

――が。


ストリートビュ情報が10年も前で随分と変わり果てた姿になっていました。
木がないからこの短い道を3往復もしちゃったよ。
西側の木も圧倒的に成長し、コレジャナイ感。
1、2本の木って、どうして成長するとイマイチなのでしょうか。
ここに限った話ではありませんが、印象的な木は生モノでいつまでも撮れるわけじゃないと改めて実感しました。
マイルドセブンの丘とかね。

ちょっと成長し過ぎているもののモッサリとした木がロケーション的にはベストなので、ここを本日の撮影地にします。
豊公園から見る夕焼け


波打ち際のカップル。
奥行き感のあるちぎれ雲。

日が落ちる箇所だけちょうど晴れており、夕景を撮るにあたっては理想的な雲の出方です。
冬だと雲ひとつない空は金色から紫、濃紺のグラデーションが綺麗ですが、夏~秋は赤く染まりやすいため雲がほしいですね。

ISO100 F9.0 SS1/50
波打ち際で波のしらべなぞ聴くこと1時間。
日の入り30分前の17時半を過ぎると、ようやっと太陽が低くなりました。
ここから日の入りまでがマジックアワーです。
白浜も夕日色に染まるのが情緒あふれますね。まるで海辺のよう。
浜辺までサンロードが届いています。
呼んだ?
呼んでない

ISO100 F11 SS1/20
太陽の東側にあるのっぺりとした山々はなんでしょうか。比良山地系でしょうか。
アメリカではないことは確かです。

ISO100 F11 SS1/15
もっさりとした木々の隙間から顔を覗かせる太陽。
低空に雲があり日が入る瞬間は見えませんでしたが、18時10分ころに日の入り。

ISO100 F11 SS1/25
高度に合わせて暖色が強まっていく変化も楽しめます。
太陽が沈んだあと、低空の雲が赤く染まりました。
これぞ晩夏から初秋の夕方って感じ。

ISO100 F9.0 SS1/6
せっかくなのでタイムラプスを撮ってみましたが、枚数が少なく一瞬で終了。
タイムラプス用に小型カメラがほしい今日このごろ。
撮影にはハーフNDフィルターを使用しました。
まとめ
トラブルと悪天候で開幕するのが私の旅ですが、今回は予想以上に心洗われる風景に出会えました。
無事に帰宅できるのかな? と逆に心配になりました。
いやはや、ただ大きいだけではない琵琶湖。ポテンシャルが高いですね。
豊公園の夕日は「夕陽百選」の滋賀代表でもあるので侮れません。
(ただしこの百選、何基準なのかいまいちな場所も多い)
いつか車でないと行きづらい夕景スポットも巡ってみたいと思います。