どうもこんにちは。
米から生まれたあまぼしすずめ(@S_amaboshi)です。
最近、『まったく飽きが来ず、メチャクチャおいしい最強のフード』を発見いたしまいまして……
白米っていうんですけど、食べたことあります?
そんなわけで『米は飲み物』のフレーズがだんだん理解できるようになってきた私ですが、十年以上前からずっと作ってみたい米料理がありました。
それが――乾飯(ほしいい)です。
厳密には少々違うのですが、アルファ米といえばピンとくる方は多いのではないでしょうか?
炊いた飯を水でさらして天日干しさせた食品
熱湯や冷水を注入して復元し食べる
保存性がよく軽量であったため、保存食・非常食としてだけでなく、兵士食としても用いられた
別名「糒(ほしい・ほしいい)」「餉(かれい・かれいい)」など
保存状態によっては20年近く保存することが可能
高校時代、古典の教科書で見かけた時からずーーっと気になっており、ついに十数年の時を経て、乾飯づくりに挑戦しました!!
今回は簡単に作れる方法から戻し方まで紹介していますので、乾飯を作ってみたい方は参考にしてみてください。
- オーブンやレンジで作る干飯の作り方
- 乾飯の戻し方
Contents
乾飯の作り方
古くは天日干しで作られていた乾飯ですが、
- 手間(時間)がかかる
- 天候に左右されやすい
- 失敗するとカビる
というデメリットがありまして、こと食材を腐らせることにおいては右に出るもののいない私なので、近代チックにオーブンやレンジに頼ることにしました。
令和最高! ありがとう家電!
ちなみに詳しくは後述しますが、かかる時間は、
オーブン(約2時間) > 電子レンジ(約30分)
でした。
1. 材料
まず用意するのは米(作りたい量だけ)
炊飯後の米100gから、約40gの乾飯が作れます。
つまり干すことで半分以下の質量になるということです。
作りたい量だけ米を用意すればいいのですが、オーブンやレンジに物理的に入らなくなるので、200g以内にしておいた方がいいでしょう。
私はざっくり1cup(約200g)で作りました。
2. 米を洗う
ザルを使って米を洗います。
ぬめりがなくなり、さらさらとしてくるまで洗えばOK
3. クッキングシートの上に薄く広げる
クッキングシートの上に水をよく切った米を広げます。
箸などを使い、できるだけ薄くならしていきましょう。
ここが結構大事なポイントで、米が重なったり塊になったりしないよう均一にすることでより美味しい干し飯ができます。
4. オーブンの場合
Let’s hosu!
量にもよりますが、100℃~110℃のオーブンでだいたい100分~120分焼けば完成です。
2,30分ごとに扉を開けて、混ぜてみたり、塊があったら砕いたりして均一に熱を通していきます。
こういう塊は戻すときにベチャベチャになり口触りが悪くなるため、スプーンや棒を使って砕いておきましょう。
完成~~
下にある鉄板が178gなため、実際には55gちょっと。
もとが180gだったようなので、だいぶ軽くなったことがわかります。
ジップロックや瓶に入れて保存するのですが、ちょっとでも水分が残っているとカビてしまいます。
2日ほど部屋で乾燥させることをおすすめします。
このまま食べてみると、炊飯した次の日に炊飯器の縁についている固いごはん、みたいな食感。
たまに服とかについてるパリパリ飯ですね。
ぶっちゃけ全然おいしくない。
5. 電子レンジを使う場合
オーブンはだいたい2時間ほど掛かるのですが、
そんな時間ないよ~
早く作りたい!!
という方は、電子レンジを使うと半分の時間で作ることができます。
米を洗って広げるところまでは同じで、
- レンジで5分加熱(600w)
- レンジで3分加熱(500w)
- レンジで2分加熱(200w以下)
3回ほどレンジ過熱を行いました。
2回目は5分やったのですが、ちょっと焦げてしまったので3分くらいでいいかもしれません。
オーブンと比べると焦げやすいので、ワット数は適宜調節してみてください。
おこげ。
こちらは普通に食べると、おせんべいみたいな感じ。
オーブンで作った時よりおいしい。
乾飯の戻し方 30分~1時間かかる
さて、そんなわけで出来上がった乾飯。
いざという時のためにとっておいてもいいのですが、お腹が空いたので早速食べることにしました。
おやつが白米になり始めている今日この頃。
戻し方は簡単。
米の1.5倍ほどの熱湯または水を注いで放置です。
熱湯の場合は30分で、水の場合は1時間ほどかかります。
有事の際は熱湯を確保するのが難しいかもしれないから、水になるのかなぁと思います。
オーブンとレンジ、どっちの乾飯が美味しい?
せっかく2つ作ったので、食べ比べてみることにしました。
1つはオーブンで作った乾飯。
もうひとつはレンジのもの。
ともに1,5倍の熱湯を入れ、30分放置します。
アルミホイルで蓋をすると蒸されていい感じになるようです。
~~30分後~~
オーブンで作ったものと、
電子レンジで作ったもの。
イイ感じになってますやん!
オーブンの乾飯は若干黄ばんでいて「大丈夫か?」と心配だったものの、白く復活しました。
レンジ産の乾飯はおこげ入りみたいになってますね。
レンジで作ったものはおこげ入りなので、飯盒炊さん感が得られます。
ただちょっとスカスカというか……
いや、これ水の分量多かったんじゃね?という気もしますが、やや水っぽかったです。
味はこれを思い出した。
昔よく食べたニンジン。
オーブンで作った乾飯の方が普段の白米に近かったですね。
決して不味くないです。
なんていうか……ちょっとパサついた冷や飯みたいな。
もっちり感は消えるので日本人には物足りないかも。
乾飯の美味しい戻し方は炭酸水
というツッコミはさておき。
乾飯を戻す際に一番おいしいのは炭酸水、という発見をしてしまいました。
そもそも炭酸水でご飯を炊くと美味しい、みたいな話を以前聞いたので試してみただけなのですが……
どうやらこれ、ガチっぽい。
見てください、このふっくら感。
え? さっきと大差ない?
いやいやいや、口に入れると全然違うんですよ。
弾力感があるんです。
熱湯ではなかったのですが、乾飯とは思えないもっちり具合を味わうことができました。
いざという時でも炭酸水だけは確保したくなりましたね。
レモンフレーバー入りだったけど、それがまた良かった。
まとめ お米美味しい
日本人なら例えどんな状況に瀕しても、米が食べたい。
畳の上で死にたい。
そんなわけで、いざという時のために空いているいる時間を使って乾飯作りをしてみてはいかがでしょうか?
一度カチコチのお米にするため、
炊いたご飯を食べ損ねたら固くなってきて不味い……
という時の最終奥義としても使えます。
ぜひぜひお米愛を深めてみてください~
以上
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