どうもこんにちは、脳内革命家あまぼしすずめ(@S_amaboshi)です。
本日も世間様にたくさんの火炎瓶を投げつけてきました。
さて。
ブロガー界のレジェンド・ヒトデさん(正式には☆←ヒトデ)が本を出版したのでレビューします。
ブロガー界で、というか、この記事を読んでいる方でヒトデさんを知らないモグリはいないでしょうが、一応紹介。
下記のような方です。
- 雑記ブログ「今日はヒトデ祭りだぞ!」で月100万PV&月収100万円を達成し、会社員からフリーランスに転向したブロガー
- 株式会社HFとして法人化、現在は4つのブログを運営中
- 2019年からはアフィリエイターのなかじさんと共に、コワーキングスペース「ABCスペース」や、オンラインサロン「ABCオンライン」を経営
- 投資家のせいやさんと共同でYouTuberとしても活動中
- ノリで決めたハンドルネームは、リアルで呼ばれると恥ずかしいらしい
どうでもいいけど、ヒトデさんWikipediaが作られている。羨ましいな。
私もABCオンライン会員ですが、これがもうびっくりするほど活用できていない。
どうして「仲間と共に頑張っていく」ことができないの……? 原始時代なら死んでたよ?
それはさておき、本書は「凡人でも人生に革命を起こせる」をコンセプトに、豊かな人生を歩むための考え方が詰まった一冊です。
- どうせ自分には才能がないと諦めている人
- 日々に不満があるけれど何をすればよいかわからない人
そんな人はぜひ本書を読んで、人生革命の一歩を踏み出しましょう!
「努力ナシで簡単に人生よくなる」的な錬金術書ではないため、ご注意されたし
Contents
本書を勧める理由
本書を勧める理由は、
- ヒトデさんのファンだから
- ヒトデさんが凡人らしい人生を歩んできたから
の2点に他なりません。
「〇〇すれば人生成功しまっせ!」本は、焼き芋作りに使えるほど巷に溢れています。
……が、8割方、私は疑いの目で読んでいます。
というのも、著者の経歴が特殊だったり、明らかにセンスや才能に恵まれていたりする人だからです。
身長2メートルの人が教える「ダンクシュートのやり方」を、さも全人類の共通項みたく語られても困ります。
知りたいのは、身長170センチの人でもできるダンクシュート方法なんだって。
や、私150センチしかないけど!
その点ヒトデさんは、実に凡庸な経歴をお持ちのようです。
・頭が悪く、いわゆる「Fラン大学」出身(調べたら偏差値は42、英語の授業は「be動詞」から始まります)
・スポーツや芸術で成果を出したこと一度もなし(テニス部時代の大会での勝率、まさかの0%です)
・周りに起業した友人や、大金持ちの知り合いなし(人脈0)
・就職してからも典型的な「仕事ができない奴」で、毎日のように怒られる
・凡ミスや忘れ物が非常に多く、学生時代はもちろん社会人になっても何度も怒られる
・そして怒られてる最中に違うことを考えだしてまた怒られる
嫌なことから全部抜け出せる 凡人くんの人生革命
うん、そこらにたくさんいそう!(や、ディスっているわけじゃなく)
個人的に高ポイントは、高学歴じゃないところでしょうか。
旧帝や早慶にめちゃめちゃ行きたくて行きたくて行きたくて、受験界のシーラカンスと化した自分としては、高学歴エリートが言っているだけで、
ケェーーッッ!!!!
と感じてしまいます。
プロフィールに「〇〇大(有名国公立や私大)卒」なんて書いてあった日には、
高学歴は成功して当然!!
こういうやつは何やっても成功するんやハゲが
と、ひがみ根性を遺憾なく発揮してしまいます。
しかし、我らがヒトデさんは安心のFラン卒。
学歴がなくてもいける、と希望が持てますね。(や、ほんまディスっているわけじゃなく)
学生時代にバックパックで世界一周をやらかしていることもなく、その後もややデキの悪い会社員だったようです。
また、自叙伝あるある「いじめ」とか、「超絶ブラックで鬱病」「借金ウン千万」みたいな、劇的絶望を体験していない点も好感が持てます。
最底辺まで落ちた人間って逆に強いから。
悪い意味でヤベエ体験持ちも参考にはならんのよ。
そもそもヒトデさんは凡人なのか問題
(書評から脱線するので、書評読みたい人は飛ばして。)
一方で、凡人を自称しつつもヒトデさんは、
- 1日3時間(休日は8時間)をブログに費やす
- 会社員をやりながらそれを毎日、数年単位で継続
そんな並大抵でない努力を続けた方でもあります。
努力家が一番怖い。
漫画でおなじみ「平凡努力キャラ」って作中では天才主人公に負けるんだけど、たぶん大人になってからどこかで成功するよね、っていつも思ってた。
弱ペダのパーマ先輩とかさ。
いや、あいつは急にパワーバランスぶっ壊したけど。
頑張って成功をつかんだ人を見ると、凡人でも努力すればワンチャン……とやる気が出る一方で、
や~、努力できるのも才能のうちじゃね?
と感じてしまうのがクズの性。
しかしヒトデさんの場合は、幸運ゆえに努力を継続できた人なのではないかとも考えました。
ここでの運は、
- 情熱を注げるものに20代初めで出会えた点
- ブログ界の時流が良かった点
の2パターンです。
ブログがつまらなく苦痛だったら、ヒトデさんも続かなかったかもしれません。
心から楽しく、進んで努力できるものに巡り合えた運の良さがあります。
もう1つは本書でも説明がありますが、ヒトデさんは半年でブログ30万PVを達成する偉業を果たしています。
しかし、その手法は当時だから通用したもので、2021年の現在、同じ内容の記事で同じPVは稼げないはずです。
もちろん運がすべてではなく、よい波を見極めて乗る洞察力と行動力があったからこそのもの。
この「洞察力」と「行動力」こそが、幸運を引き寄せたのではないかと考えました。
2つのスキルは先天的センスよりはまだ鍛えられるので、本書は凡人に寄り添った本ではないでしょうか。
前置きがなげえよ。
あとヒトデさんはマウントを取ってこないところがいいですね。
フリーランスや起業家の中には、「まだ会社員で消耗してるの?」的な煽りをかます人もいますが、人の生き方なんて千差万別です。
好きにさせーや、と思います。まあ、私ニートだけど。
本書の構成
本書は5章構成で、ブロカーだけでなく人生を変えたい人全般をターゲットにしています。
- 1章 生活革命
時間がなくて副業どころの騒ぎではない人向け - 2章 副業革命
まだ副業はしていないけれど、何かやりたい人向け - 3章 退職から成功までのロードマップ(退職革命じゃないんか!)
会社辞めたすぎる人向け - 4章 お金革命
お金に満足してない人向け(だいたいの人) - 5章 発信革命
SNSをやる人向け(だいたいの人)
1章に関してはほぼ実践しており、すでに退職した身なので、2・4~5章を中心に読み込みました。
自分が1番求めている情報がありそうな章から読んで問題ありません。
内容の多くは、ヒトデさんの運営ブログや、YouTubeですでに解説済のものでした。
そのためフォロワーであればそこまでの目新しさはないかもしれませんが、人生を変えていく方法が体系的にまとまっていて、何度でも読み直したくなります。
特に参考にしたいベスト3
本書を読んで、私自身がまだ実践できていない箇所・これから生かしたい3項をピックアップしました。
1. 最短で稼ぐための3つのステップ
最短で稼ぐためのステップとして、
- 時間の確保
- PDCAをきちんと回す
- 成功している人の観察
上記3点があげられています。
- 時間は確保しているものの、PDCA、これがなかなかうまく回せない
- 定期的に意識しても、気づくとPもCもAも消えてDoだけになってる
- DODODODOどぅるどぅどぅ
- というか下手すると、Play・DO・Conduct・Actionかもしれないレベル
- 行動あるのみ。猪か単細胞生物か?
そんな私ですので、PDCAの回転を改めて考えるきっかけになりました。
やはり重要なのは「計画・実行・記録・改善」。
自分で考えて動くことが大事なようです。
また、今年の目標に「3名の成功しているブロガーのブログを読み込む」というものがありました。
――が、その3名を選出したところから結局全く読んでいない。
本書を読んでいて、
そうだ、ブログ読むんだった!
と思い出しました。
最近下がり気味だったブログ運営に対するモチベーションを高めてくれましたね。
2. お金について知るこの重要性
そうなのよね~、わかるわかる、と思っちゃいるけど以下略。
世の中には稀に「お金に対しての不安を抱かない」という頭にバグが生じた異常者がいるのですが、まさに自分がそれ。
令和時代に脳内が物々交換の縄文時代になっているのか、お金がないのに不安がない状態です。
お金が無くなったら草食べるし、ゴミ漁るし
それができなくなったら死ぬからいいよ
改善すべきはメンタリティーでは?
馬鹿な思考は捨てて、お金の勉強と固定費の見直しから始めます。
とりあえず、リベ大学長の「お金の大学」を読んで生命保険は解約してある。
いや、何のフラグだよそれ。
3. 成功者に共通すること
成功者に共通する点として、「行動が早い」「謙虚」の2点があげられました。
予想の範囲内オブ範囲内だけど、実践は難しいものです。
特に行動力。
思っている以上に時間やお金を言い訳に、行動に移せないままのことがあります。
これからは「死ぬこと以外はかすり傷」をモットーに、とりあえず挑戦してみて試行回数を増やしていきたいですね!!!!
自分が言うとガチで死にそう。
モチベーションを高めるのに最適な1冊
目からウロコ的な書物ではないけれど、当たり前の積み重ねが凡人に成功を授けることを書いた1冊でした。
まさに我々凡人向けの書、といったところでしょうか。
ブログのモチベーションも回復しましたし、漫然と記事を更新するだけになりつつあったので、姿勢を改めるきっかけにもなりました。
本書通して重要だと感じた点は、
- 物事を行うには、ある一定の時間を確保すること
- 成功者を調べ学ぶこと
- 自分の頭で考え行動すること
上記3つで、この考えは人生のあらゆる場面において必要になってきます。
根本に3つの柱を持つことで、人生革命へと導いてくれるのでしょうね。
たくさんの方に読まれています
ABC会員を中心に、多くのブロガーや副業をはじめたい方に読まれています。
他の人の感想を一部紹介!
『何かを始めるには、何かをやめる』
引用:もくりんぐ
私はこの言葉が、こころに突き刺さりました。
子育て中という理由で、忙しいと思っていたけど削れることが意外と多いことに気づかされました。
書籍の中で「会社員でもできる副業10選」が紹介されていますが、個人的にはブログやWEBライティングがおすすめです。
引用:電気工事士デポ
ブログやライティングは固定費が安く、自分のスキルも上がるので、損をすることがない夢の副業だと考えています。
ただ読んで『あ~、面白かった』で終わったんじゃ勿体ない。ヒトデさんがどれだけの時間を使ってこの本を完成させたのか。そしてそれを僕たちファンが熟読する。
引用:スーパーマンの朝立ち
この本を熟読した誰か一人でも人生革命を起こしたら、ヒトデさんも苦労して書いた1冊に意味があるってもんだと思います。
この凡人くんの人生革命という本は、凡人の、凡人による、凡人のための本なんですよね。
引用:ぶろぐ学部
凡人のあなたは、一度手に取ってみるべきでしょう。
ブログは夢があるよね
最後に余談。
この本は地元のクソ田舎本屋に見当たらず、KindleとAmazonでダブル購入しました。
――が、本当のところは書店で購入したい、と考えていました。
理由は、ヒトデさん自身が「紙の本を出す」行為にこだわりがあったからです。
彼が元小説家志望なのは有名な話ですが、自分の本を紙の本で出す夢があったとブログに書いていました。
わかる。その気持ち、めっっっっちゃわかる。
望めばAmazonで簡単に本が出せてしまう時代です。
ヒトデさんなら資産もあるので自費出版もできるし、余裕でペイするでしょう。
けれどそれと比べると、「出版社公認の紙の本を書店に並べる」ことは、アマチュア将棋三段と藤井聡太ほどの違いがあると私は思います。
自分も20年以上、「本屋に自分の本を並べたい」一心で生きています。
だからもし自分の本が出るのなら、町中の本屋を練り歩き写真を撮りまくって、「〇〇市出身のあまぼしさんが書きました!」というポップを飾ってもらえるようにします。
名古屋の本屋にポップを立てているかもしれないヒトデさんに共感できる人間のひとりとして、できれば本屋で買いたかった。
……のだけれど、クソ田舎の本屋どこにもなかった。
私の探し方が悪いのか?
これが自分の本だったら書店燃やしてたよ。
それはさておき、ブログを続けるうちにたくさんの人に読まれ、やがて出版に至るって、夢のある世界だね。
紆余曲折あっても念願果たせたこと、おめでとうございますと、この場で祝福いたします。
私がブログを続けているのもそういう「もしかしたらあるかもしれない」奇跡を求めているからであり、これからも頑張ろうと前向きになれる一冊でした。
内容うんぬん以前に、ヒトデさんが本を出したことがすでに大きな希望になっているんだなあ。
「こんな自分でも何かできるだろうか?」
そう悩んでいる人こそぜひ、本書を読んで人生革命の一歩を踏み出しましょう!
【追記】
ヒトデさんのブログで、「個人的に好きな書評w」との感想をいただけました!
嬉しい限りです!!
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