うららかな陽光が差す春のある日、模様替えをした。
日の出とともに起きられるよう、ベッドは窓際。
わ~! お日様ぽかぽかで気持ち~い♪
~~半年後・10月~~
え、まって寒いしぬ
というわけでこんにちは。
計画性という概念を前世に忘れてきたあまぼしすずめ(@S_amaboshi)です。
ノリでベッドを窓際に持ってきたら、寒さでバイブレーション就寝を強いられることになりました。
越冬できないカブトムシの気持ちを味わうホモサピエンス27歳。
大脳をフル活用して防寒対策し、昆虫との格の違いを見せつけてやります。
ベッドを移動すればいいんじゃないの?
ごもっともな意見ですが、そもそも部屋の寒さの原因は窓にあるようです。
部屋から出ていく熱のおよそ60%は、窓から逃げているとのこと。
つまり「窓周りの対策をすれば、部屋の温度も上がるはず!」というわけで、部屋の窓を二重にしてみました。
そう、二重窓(内窓)です。
本格的な二重窓となると施工店にお願いし、費用も数万円になります。
しかし簡易的な内窓であれば、5000円ほどの予算で作製可能!
今回はポリカーボネートで実際に二重窓を作ってみたので、材料や作り方、効果についてまとめます。
- 部屋が寒い、どうにかしたい
- 安くて簡単な方法で二重窓にしたい
- DIYで二重窓を作るにはどうすればいいの?
こんな方はぜひ参考にしてみてください~!
Contents
手作り二重窓、こんな感じ
まず実際に私が作った内窓ですが、こんな感じです。
中空ポリカーボネートを材料に、厚さ5mmほどの内窓です。
一見貧弱ですが、それなりに効果あり。スライドもできる。窓っぽい!
ちなみに、
自分でイチから作るの面倒くせ
という方向けに、キットも存在しています。
便利な世の中。
ホームセンターでこれを発見して「欲しい!」と思ったのですが、
材料揃えればもっと安くできるんじゃない?
と考え、材料集めから自分で行いました。
時間と手間を考えると、コスパ悪かったようにも思えます(いつものやつ)
二重窓を自作する材料
今回は次のような材料を使用しています。
近場のホームセンターで買えますし、ネットでまとめて注文をしても良いでしょう。(ホムセンの方が安いです)。
窓サイズによって適宜調節してください。
- 中空ポリカーボネート1枚 3200円くらい
- 光モール ガラス戸レール5上 1000mm×2本 500円くらい
- 光モール ガラス戸レール下 1000mm×2本 300円くらい
- 光モール 木目ジョイナー 1000mm×6本 540円くらい
- 両面テープ
- マスキングテープ(あれば)
だいたい5000円以内!
構造としては、中空ポリカにジョイナーを被せ、上下のレールの間にはめ込む、というものです。
そのため、上下レールにハマる大きさのジョイナーを選ぶ必要があります。
理論上入るはずなのに何故かスライドしない、というジョイナーが店舗でいくつかあったので、実際に確かめて購入した方がいいかもしれません。
中空ポリカにも被せられるサイズを選びます。
ポリカーボネートは車に乗せて持って帰ってきたのですが、私の軽ではいっぱいいっぱいで、天井と頭でポリカーボネートを挟んで運転しました。危険。
二重窓を自作する方法
0.窓枠が水平になっていない場合は修繕
レールを設置できるかどうか確認します。
私の部屋の窓は雨が降っても開けっ放しにしていたことで、木枠が腐って剥がれ、それはそれはエライことになっていました。
似たような状態の人はまず窓枠を修繕しましょう。
おはよ〜ございまぁす!
— あまぼしすずめ@無職ブロガーin信州 (@S_amaboshi) October 11, 2020
窓の木枠が腐って大変なことになったので修繕と言う名のDIYをやってたら昨日が終了。
100均の修繕シールというのが思ったより優秀でした。
ちょっと長さ足りなくなったけど… pic.twitter.com/2cQL6SmUb8
- 古い木を削ってヤスリをかけて平らに(カンナなどないので彫刻刀を使いました)
- 防腐剤やニス塗装を塗る
- 100均などにある修繕シートでカバー
もうこの時点でやり切った感あるよね。
1日終わったもん。
1.窓の大きさを測る
材料を用意する前に窓の大きさを測ります。
適当な採寸をすると窓がはまらない・隙間ができるといったトラブルが起きるので、丁寧に。
長さは内枠内の長さです。
私の窓はだいたい縦900mm横1800mm。少々小さめ。
部屋は窓がこれ1つだけで、夏は暑西日が強く、冬は日が当たらないというなかなかに拷問的な部屋になっています。
2.材料購入~材料のカット
窓の枠に合わせて、
- 上下のレール
- 左右のレール
- ポリカーボネート
を切っていきます。
レールは内枠のサイズにピッタリとはまるように。
ポリカーボネートはスライドができるように、窓の横幅÷2+数センチで2枚にカットします。
横幅は多少長くしても問題ありませんが、縦は長すぎると歪んでしまうため、ほぼ縦枠と同じサイズに切ります。
このとき注意するのは、左右を間違えないこと。
私は縦900×横930にしたため、長さを調節している途中で、縦と横を間違えて切ってしまいました。
いや、そんなアホなこと普通やらんだろ……と思いますが念のため。
長さを間違えたので、片方だけ変な隙間が……。
ポリカーボネートもプラスチックのレールもカッターで切れます。
ポリカーボネートはそれなりに硬い素材ですので、切るときは下にダンボールや板を敷きましょう。
特に何も敷かなかった私の床は、戦場かってくらいズタズタ。
養源院みたいに天井にしてあげたい。
3.レールの貼り付け
さて、上下のレールが切れたところで窓枠に貼りつけ。
まっすぐになるように、あらかじめマスキングテープを貼っておくのがオススメです。
また賃貸などで取り外しを念頭に置いている場合は、細めの両面テープで。
そうでない場合は太い両面テープでしっかり貼ってしまって問題ありません。
4.ポリカーボネートをはめる
仕上げ。
ポリカーボネートをはめ込みます。
上のレールにはめてから、下のレールに入るようにします。
ここは力技です。
スライドできるくらいの余裕をがあればオッケー。
たわんでいたらポリカーボネートを切って調節。
長さ足りないやん! は詰み。
詰み。
ここが一番苦労します。
ちゃんと寸法測っていた人は大丈夫でしょうけど……。
5.隙間防止などの+α
左右の隙間が気になる人は、こちらにもレールを敷くなどして隙間風防止をしてもよいでしょう。
開けやすいよう取っ手をつけるのもあり。
ただ、ひっかかって完全スライドはできなくなりますが。
よしよし、ええじゃないか~~。
二重サッシ(内窓)の効果は?
二重サッシにしてみた感想ですが、だいぶ冷気が減りました。
窓際では冷たい風がカーテンの隙間から落ちてきますが、内窓をつけたことでこの風がなくなったのです。
また窓の内側と外気に大きな温度差がなくなるため、結露防止にもなります。
とはいえ、部屋を暖かくするとやはり結露するので、結露防止をするのであればプチプチを貼り付けたほうが効果ありそうですね。
二重窓、どれくらいの温度差になる?
というわけで、内窓の外と中の気温を比べてみました。
1月下旬の朝7時。
まず部屋の温度、6℃。
窓と二重窓の間。
マイナス1℃くらいでしょうか。
窓際にミカンをおくといい感じの食べごろ冷凍ミカンになるくらいの気温です。
もちろん内窓を外したら部屋がこの温度になるわけではありませんが、7度ほど窓際と部屋の温度が変わるようです。
じゃあ去年より部屋暖かい?
と訊かれると、そんな意地悪言わんでよおおおうって感じ。
つまり体感じゃわからん。
が、二重窓がなければ窓際で寝るのは辛かったかな、とは思います。
これといってデメリットはないので、試す価値はあったのではないでしょうか。
なお日中は密閉されるせいか蒸し風呂のような温度に……。
さらに防寒対策をするなら?
正直、内窓をつけても寒いものは寒いので、さらに防寒対策を講じていきます。
窓全面にプチプチ
厚手の強力そうなやつ。意味はなさそうだけど内窓にも貼ってみる。
ビニール製のカーテンをつける
レースのカーテンと普通のカーテンの内側にビニールカーテンでさらに冷気を防ぎます。
銀色の断熱材で窓を封鎖
もう窓なんていらんのや!!!
あまりに寒いので、夕方~朝にかけては銀色の断熱材を窓とカーテンの間に挟み込み、窓を完全に覆っています。
日が出ても部屋は明るくならないため寝坊が増えました。
上級者向け スタイロフォームで窓を塞ぐ
スタイロフォームと呼ばれる、密度性のある発泡スチロールみたいな板が存在します。
断熱材の一種で、窓枠にはめ込むと窓を完全にふさぐことができます。
私の兄がやっており、相当部屋が暖かくなったとのこと。
ただ簡単に取り外しができなくなるので、冬場は窓を使わないくらいの決意がある人向け。
気密性が高すぎて、換気をしないと部屋で酸欠になりかけるようです。南無。
まとめ 二重窓で寒い冬を乗り切ろう!
やはり防寒の決め手は窓。
部屋が寒すぎる人はぜひ二重窓を作り、防寒対策をしてみましょう。
ああああこれで冬が越せそう!
カブトムシからクワガタにジョブチェンジできる!
……カブトムシは交尾をしなければ越冬できるとの情報を得ました。
春を迎えたカブトムシにはもれなく童貞の称号を与えてあげましょう以上。
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