日本の最南端・和歌山県串本町に来ました!
どうもこんにちは、あまぼしすずめ(@S_amaboshi)です。
青春18きっぷを使い和歌山県の串本町まで来ました。
串本町は日本の最南端の町であり、串本から大島、潮岬に古座と町中のすべてが観光エリアです。
できれば1日滞在してゆっくり町の中を回りたかったのですが、早朝しか時間がなかったため、なかでも国の名勝として有名な橋杭岩を見てきました。
アクセスも良い超お手軽な絶景スポット「橋杭岩」を紹介します!
Contents
橋杭岩(はしぐいいわ)とは
橋杭岩(はしぐいいわ)は、和歌山県東牟婁(むろ)郡串本町にある奇岩群です。
紀伊大島に向かって40余りの奇岩が並ぶ姿は、まさに橋の杭のよう。
吉野熊野国立公園に属しており、国の名勝や国の天然記念物の指定も受けています。
橋杭岩の成り立ち
幅15メートル、長さ約850メートルにわたって橋脚のように並ぶ岩たちは、地下から上昇したマグマが泥岩層に入り込んで固まった後、柔らかい部分が波で浸食されできたと言われています。
1500万年も昔の話です。
長い時間と自然が作り出した姿は古くから存在しているため、弘法大師が作りかけた橋の跡だという伝説も残されています。
また、そびえ立つ奇岩の周辺に散らばる岩は、比率では小さく見えてもとても人力で動かせるものではありません。
この岩は宝永地震による津波で運ばれたものである、という調査結果が出ているようです。
江戸時代・宝永4年(1707年10月28日)に起きた、東海道から南海道沖を震源とする大規模地震。
記録に残る日本最大級の地震といわれている。
不確定であるが、マグニチュードの推定値は8.4~9.3。
死者は少なくとも2万人と言われている。
東海沿岸部から大阪、奈良、紀伊半島、四国、九州、出雲地方の日本海側や甲信の内陸部まで震度6以上と推定される揺れが襲った。
紀伊半島は地震の揺れ、津波の被害ともに甚大であり、串本は約1.6m地盤が隆起した。
この地震の約50日後、富士山の大噴火が起こるなど、数年にわたり余震が続いた。
これほどの岩が流されるには秒速4メートル以上の流れが必要となるため、通常の波ではなく津波であると考えられています。
このあたりは津波の心配だけでなく毎年台風も襲来してますし、賑わう観光地でも住むとなると大変そうだなぁ、と思ってしまいますね……。
国道42号線沿いの海岸に位置し、近くには「道の駅くしもと橋杭岩」、徒歩30分圏内にJR紀勢本線の紀伊姫駅と串本駅があることから、比較的アクセスのよい観光名称なのではないでしょうか。
橋杭岩周辺の宿泊施設(ホテル・民宿)
橋杭岩の日の出・朝日を見たい、という人は串本に宿泊することをおススメします。
車なら問題ないですが、電車移動だと始発を使っても日の出の時間には間に合いません。
観光地であり街中ではないということで、安価な宿泊施設が少ないというのが痛いですが、橋杭岩周辺の宿泊施設をまとめてみました。
徒歩30分程度で橋杭岩に向かうことの出来る宿泊施設は下記の10店です。
施設名 | 通常料金(シングル) | 橋杭岩まで約(徒歩) | 公式サイト |
ビジネスホテル串本駅前店 | 6,100円 | 25分 | 公式サイト |
藤乃家(民宿) | 28分 | 電話:0735-62-0424 | |
民宿くしもと | 3,000円 | 22分 | 公式サイト |
民宿南紀 | 3,000円 | 20分 | 公式サイト |
大江戸温泉物語南紀串本 | 13,000円~ | 17分 | 公式サイト |
Hotel&Resort WAKAYAMA KUSHIMOTO |
7,600円~ | 26分 | 公式サイト |
葵茶屋(民宿) |
6,500円 | 13分 | 電話:0735-62-1338 |
民宿はし杭 |
4,000円 | 3分 | 電話:0735-62-1163 |
ビジネスホテル串本 |
6,300円 | 28分 | 公式サイト |
ホテルサブマリン |
5,300円 | 33分 | 公式サイト |
公式サイト等のない民宿は今でも経営しているのか怪しいのですが、ここ数ヶ月でレビューなどもあるので恐らくやっているのではないでしょうか。
直接電話して尋ねるしかないですね。
私は今回楽天のポイントが貯まっていたのでそれを使いHotel&Resort WAKAYAMA KUSHIMOTOに泊まったのですが、正直もっと近場の安いところにすればよかったかな、と後悔しています。
施設はよかったんですけどね……いかんせん高台に建っていたので行くまでが大変で汗
私はキャンセルが出た安いプランにしてしまったので、運動公園側に窓があったのですが、このホテルは海側を向いている部屋もあります。
そのプランだと部屋から海と橋杭岩が見渡せますので、それもアリかなとも思います。
でも次に行く機会があれば民宿にしようかな。
橋杭岩までのアクセス
橋杭岩は国道42号線沿いに位置し最寄り駅も近いため、歩かずに訪れることの出来る観光スポットではあります。
しかし最寄りのICから車だと40分~50分かかるため、交通の便がいいとも言い切れません。
また電車の本数も少なめです。
最寄り駅からは、日の出には間に合いませんが、日中行くのならバスという手もあります。
徒歩
電車で来て最寄り駅から徒歩で向かう場合ですが、橋杭岩の最寄り駅はJR紀勢本線の串本駅と、同じくJR紀勢本線の紀伊姫駅があります。
紀勢本線は本数が多い電車ではないので、帰りの時刻等はあらかじめ確認しておいた方がいいです。
- 串本駅から国道42号線を北東に約2km 25分
- 紀伊姫駅から国道42号線を南東に約1,4km 徒歩15分
丁度橋杭岩は中間地点にありますので、どちらか行ってもあまり所要時間は変わりませんが、やや紀伊姫駅からの方が近いです。
私も国道42号線を往復しましたが、場所によっては歩道が狭いところもあるので要注意。
車
関西方面から訪れる場合、紀勢自動車道の「すさみ南IC」が最寄りICとなります。
ここで降りて、42号線を北東に約50分。
関東や東海方面から来る場合は結構大変で、紀勢自動車道の三重~和歌山間がまだ繋がっていないため、「尾鷲北IC」で降りて国道42号線を南下します。
尾鷲北ICからの所要時間は約1時間40分。
少々遠く感じます。
とはいえ2013年に道の駅「くしもと橋杭岩」が開駅したことで、橋杭岩も車で立ち寄りやすい場所になりました。
道の駅「くしもと橋杭岩」 営業案内
営業時間:
9:00~18:00 (4月~9月)
9:00~17:00 (10月~3月) トイレは24時間利用可
定休日: 年中無休
駐車場: 大型6台/普通車49台/身障者2台
車で来る場合は、この道の駅の駐車場を無料駐車場として利用することができます。
しかし季節や休日などは観光客が多く、満車になり止められないこともあります。
バス ※日の出の時間にはない
決して本数が多いわけではありませんが、最寄り駅の串本駅・紀伊姫駅を経由するコミュニティーバスが毎日運行しています。
料金は一律200円で、「佐部・上田原線」の「橋杭岩」で下車をすると目の前が橋杭岩ですので、昼間訪れる方は利用してみてもいいかと思います。
橋杭岩の日の出撮影をするために
橋杭岩の日の出を見るためには、日の出の時間を知っておかなくてはいけません。
事前に日の出時間がわかるサイトで時間を調べ、それまでには着けるようにしておきましょう。
夏場は日の出が5時台になるため、早起き必須です。
また橋杭岩の日の出を撮影したい場合は、薄暗い中での撮影になるため三脚が必要になりますね。
橋杭岩は天気が悪くてもいい写真が撮れる
さて、実際に橋杭岩を訪れた時の話ですが、台風&熱帯低気圧の影響で、数日前から予報は雨でした。
4時に起床した時も残念ながら雨。
日の出時間の5時半ころにちょうど止んだため、遅ればせながら撮影しにいくことにしました。
そんなわけで今回は「橋杭岩の間から見える朝日!」という写真を撮ることができなかったんですよね……。
朝日の写真を撮りたいから串本に宿泊したのに、本当に残念です。
雨は止んだものの、空には厚い雲が垂れ込めていました。
それでも橋杭岩に向かいます。
途中、国道42号線沿いから、大島と串本本土を結ぶ「くしもと大橋」が遠くに見えました。
実際についてみると、やはり天気が悪い。写真で見たのと違うなぁ……感が否めません。
しかし威圧感さえある巨大な岩群と、その先に広がる海原は素晴らしい!
橋杭岩×朝日のロケーションは拝めませんでしたが、十分綺麗な景色を楽しめました。
またホワイトバランスを調節することで、それなりにいい感じな写真にすることができます。
ホワイトバランス(色温度)高め。
低めの場合。
いやはや、被写体の力ですね。
個人的には広角のレンズで岩がたくさん並んでいるところを納めた構図が好きです。
南側には弁天島。
ここは干潮の時だけ訪れることができます。
潮が引いている時は、橋杭岩のすぐ近くにも寄れますよ!
まとめ
今回は滞在時間が短かったため、色々な方向から橋杭岩を見ることができませんでした。
もっと色々な方向から見てみたいですし、岩の近くにも行ってみたいです。
串本は立地的にも星が見えやすい環境にあるので、橋杭岩と星を撮るなんてこともできます。
天の川が見えるとのことですから、かなり空は暗いんですね。
日本の最南端にある魅力的な観光地「橋杭岩」
また訪れてみたいと思う、絶景スポットでした!
市街地からは遠いですが、南紀に来たらぜひ寄ってみてください。
以上です。
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