どうもこんにちは、あまぼしすずめ(@S_amaboshi)です。
前回からの続きと見せかけて内容的には何も続いていません。
青春18きっぷ旅2日目の行き先は、新潟県新潟市。
およそ10時間かけて、太平洋沿いの千葉から日本海沿いまでやって参りました。
は~尻痛い。
今回の旅は「1日1スポットで写真を撮る」を目標にしておりまして、2日目のお目当ては朱鷺メッセにあるBefcoばかうけ展望室からの夜景です。
なめた名前をしておりますが、Befcoばかうけ展望室が正式名称。
米どころ新潟県の煎餅に対する並々ならぬ愛情が感じられますね。
この名前になったのには大人の事情があるようです。
そんなこんなで、朱鷺メッセのばかうけ展望室で夜景撮影をしたので、アクセスやら撮影のコツなどのあれこれをまとめました。
これから撮影に行く人は参考にしてください。
Let’Bakauke!
株式会社栗山米菓が製造する、言わずと知れた小さなおせんべい
「ばか」とは、新潟方言で「とても・すごい」などを意味する
ウィキペディアさんによると、当初関西ではまったく売れず、「ばか」が耳障りなのではと考え商品名を「ええやんか」に変更するものの、完全に滑り元通りになったのだとか。全然よくないやんか
新潟県民は毎日ばかうけを食べているらしい(大嘘)
Contents
朱鷺メッセ(ばかうけ展望室)のアクセス・駐車場
朱鷺メッセは、新潟市の信濃川河口に建つ複合施設。
展示場や会議室、宿泊施設、領事館、オフィスを備え、会議・パーティー・ライブなどなど、幅広くイベントに使われています。
最寄り駅はJR新潟駅。
バスの場合は、万代口を出てすぐのところにあるバスターミナルを利用します。
「佐渡汽船行(3番線)」に乗車し、「朱鷺メッセ」で下車。
約15分ほど、210円です。
バスターミナルの写真を撮ったはずが、前世の記憶だったのかどこにもないのでGoogle先生の画像を拝借。
利用者から見てバスがケツを向けている珍しい停車方法で、来たバスの行き先が見えづらいのが難点です。
適当に列へ並んでいたら乗車するバスはもう来ていたらしく、危うく見送るところでした。
車の場合、最寄りI.Cは弁天IC・紫竹山(しちくやま)IC・竹尾ICなど。
いずれも車で15分ほどです。
駐車場は大通りを挟んだ向かい側に大きめのものがあります。
※ 入場から最初の60分無料、以後30分までごとに100円。良心的。
ばかうけ展望室利用料・営業時間
入場料は無料。
まあ天下のスカイツリーも30・31階の展望スペースは無料なので、妥当な料金設定かと思います。
……いえ、無料で開放してくださりありがとうございます。貧乏人にはうれしいですブヒイ。
営業時時間は、
- 通常:8時~22時(最終入場 21時30分)
- 金曜日:8時~17時(最終入場 16時30分)
夜景を撮りに行くなら金曜日は避けた方が良さそうです。
旅録 朱鷺メッセ(ばかうけ展望台)に行ってみた
ではでは、実際に行ったレポートです。
前日の睡眠時間が地面での1時間だったこともあり、すでに疲労困憊。歩く気力もなくバスで朱鷺メッセにたどり着きました。
こちらが紹介する朱鷺メッセです!
……初めてスマホを触ったおばあちゃんかな?
カメラで飯を食ってる人間の端くれとして許されざる所業ですが、外観写真はこれしかありません。
でも間違いようがないからいいの! とにかく高いビルに入って!
中に入って奥へ進むと、左手側にエレベーターがあります。
この日はどこかの中学生が修学旅行で上のホテル日航を利用するらしく、大混雑を極めておりました。
1つのエレベーターで延々と中学生を運搬しておりましたが、一体どれくらい時間が掛かるのか……。
私が中学のころは民宿みたいな旅館の7人部屋に9人が押し込まれたものですが、これがジェネレーションギャップでしょうか。
あの宿、布団7枚しか用意してくれなかったんだよな……。
エレベーターは二機ありますが、奥側のみ展望室へ続いています。
ボタンに映り込む我。
こういうところから特定が始まるのです。
20~30秒で31階に到着。
さっそくばかうけ夫妻(?)がお出迎えです。
ボリンがボロン、に見えて「いやいや何がボロンしてるんだ!!」と思いましたが、バリンとボリンがこのキャラクターの名前みたいです。食われとるやないか。
PC全画面で開くと頭がおかしくなりそうな公式ホームページ↓。
とんだブラック企業である。
さて、地元だけでなく新潟市も「いらすとや中毒」を発症していることを確認できたところで内部を散策します。
写真はOKみたい。
これが地上約125m、31階の景色か……。
ゴミみたいな人も見えない。
北東には北越コーポレーション(株) 新潟工場があるので、工場夜景を撮りたい場合はここから撮るのも良さそうです。
レストラン(営業時間 11:30~18:30)やお土産コーナーもあり、もちろんお土産コーナーは煎餅が牛耳っております。
最上階の一部はときどき貸し切りになり、撮影範囲が限られるのだとか。
この日は前述の学生さんたちが夕ご飯を食べており、北西~北側のスペースには入れませんでした。
ちょくちょく声が聞こえてきたのですが、
ナイフとフォークでうんぬん…
○○のコースを食べていただきうんうん
と食事前にテーブルマナー的なものを説明されていました。
随分と格式の高い修学旅行ですね。
部屋でテレビを見ながらあぐらをかいて食べていた私たちとは大違いです。
いや、もうこれジェネレーションギャップじゃなくて学校の貴賎の差か?
それはさておき南側と西側のスペースが空いていたので、そこから撮影することにしました。
信濃川と柳都大橋を写すのが良さげ
西側は日本海へ沈んでいく夕陽が見えます。
目当てではありませんでしたが、もうちょっとちゃんと撮ればよかったと反省……。
一番良いと思う景観は南側。
信濃川にかかる柳都大橋と萬代橋を写した構図が見ごたえあります。
余談の豆知識ですが、日本一長い川として知られる「信濃川」。長野に信濃川という名称の川は存在しません。
長野では千曲川と呼ばれています。
信濃川の名称がつくのは新潟に入ってからで、信濃から流れてきた川だからそう呼ぶそうです。
そのせいか信州人の私は信濃川という名称がいまいちピンとこないのですな……。
撮影の注意点
三脚の使用はOKとのこと。
ただし、座り込みNGの張り紙があるため、ある程度脚を伸ばしつつ、周りの邪魔にならないよう幅は狭める必要があります。
また、窓の前に手すり、10センチほどの段差(奥行きは30センチほど)があり、これが正直かなり邪魔です。
なかなかガラスに近づいて撮影できません。
バランスは悪くなるものの、三脚の脚の1本を手すりの前へねじ込みました。
ばかうけ展望台での夜景撮影~時間や設定~
夜景は見栄えの面でも撮りやすさの面でも、空が暗くなり過ぎず、街明かりがある程度灯ったころ――トワイライトタイム~薄明時が狙い目です。
この日の日没は大体18時だったので、18時15分~19時頃に撮影しました。
18時20分ごろ。まだちょっと明るすぎる感。
船の並びが可愛らしい。
18時30分ころになると街明かりもだいぶ明るくなり、よさげ。
信濃川をメインにした構図。
少し川を右にして街並みを入れると柳都大橋からのカーブと交差点が美しいんだけど、左下側にある造船所の建物がややミスマッチだったり。
カットしてもいいかも。
逆に川を左側に持ってきてNEXT21まで入れるのも、ゆったりとした雰囲気があります。
沿岸の街灯がカラフルで思った以上に美しい。……いや、クレジットサインが邪魔だな。
露光は30秒以上設けるとレーザービームが描写できたり、橋の光が反射したりと綺麗ですね。
窓の反射がすごい。忍者レフやレンズフードが欲しい
何となくお察しかと思いますが、中が明るいため恐ろしく反射します。
窓ガラスの汚れが映り込むのなんのって。
一応窓際の照明は落としてくれているのですが、どうしても防ぎきれません。
展望室からの夜景撮影は初めてで、想像より手ごわくて困りました。
結果として着ていたパーカーをかぶせて光の入射を防いでいるのですが、30秒も肘を上げてパーカーを持ち続けるのが辛い……。
何も対策をせず撮ると、場所によっては自分の顔が映り込んで死んだ人の回想みたくなる始末。
忍者レフやレンズフードが欲しくなりましたね。
これらのアイテムを持っていなければ、
- 出来るだけ照明が写らない場所を探す
- パーカーなどで光を防ぐ
くらいしか解決方法はなさそうです。
まとめ
以上、ばかうけ展望室からの夜景撮影でした。
新潟は田んぼしかないだろ?
と思っていたことを、新潟県民の皆さまに深くお詫び申し上げます。
ふるさと納税もしてるので許してください。お米おいしいです。
さすが「本州日本海側で最も高い建物」、朱鷺メッセ。
ただビル群が並ぶだけでなく、川と橋が入ることで画面内に曲線美とメリハリが生まれ、夜景のなんたるかを知らない私でもそれっぽい写真が撮れました。
新潟に来た際には寄ってみても損はなさそうです。
ちなみに、撮影中はずっと隣にいたおじさんと話していました。
そうこのおじさんです。
最初は私より年下か同い年の兄ちゃんかと思っていたのですが、後でよく見てみたら(話すときに基本人の顔を見ない)アラフォーっぽい方でした。
なんでも、北関東くんだりからはるばる来たのだとか。
目的は翌日の片貝花火だとかで。
話しているうちにどうも目的の撮影地が同じようなので、
じゃあ明日一緒に行くか!
という流れになりました。
というか、乗せて行ってくれるらしいので、山道を1時間歩く予定だった私は、
よっしゃ助かる!!
と思い便乗しました。
こういう人間がいつか山中で遺体となって発見されるのですが、まあ生きて故郷の地を踏めたので、次回は初対面のおじさんと行く片貝花火撮影の旅です。お楽しみに!
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おじさん怖い。
最初はびっくりしましたが、変な人じゃなかったですw