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星景撮影記録2.上ノ平城跡の一本桜―星巡る旅―

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どうもこんにちは、あまぼしすずめ(@S_amaboshi)です。

月1を目途に更新しますなどと言っておいていきなり途絶えたわけですが、気温的にはまだ2月だからセーフセーフ。

2023年4月1日、長野県箕輪町にある上ノ平城跡の一本桜と星を撮ってきました。

読み方は「うえのだいら」のようです。ずっとカミノダイラだと思ってました。

高さは約15m。見事な枝ぶりで花付もよく、支柱がなくとも自立している立派なエドヒガンザクラです。

城は平安時代に築城され、戦国時代ころまで機能していたとのこと。

「こんな綺麗な花を見ながら城での暮らしか~」と当時に思いを馳せたものの、樹齢は100年ほどで城と一緒だった時代はないようです。

よく考えたら城跡の桜はどこも城がなくなってからの植樹でしたね。

エドヒガン界隈ではキッズである上ノ平城跡の一本桜、あと2,300年くらいは楽しませてくれそうです。

上ノ平城跡の一本桜

上ノ平城跡の一本桜

バック(北西側)には残雪の中央アルプスがそびえます。

今回は撮らなかったのですが、早い時間に来れば冬の星座とのコラボもいけるかもしれません。

非常に人気スポットのようで、休日だったことも相まって人がワラワラしておりました。

そのため車のライトやポジションの譲り合い等、気を遣う場所ではありますがロケーションとしては文句ありません。

一通で道は狭いが駐車場あり

上ノ平の桜は、県道19号から東側に逸れた里山に位置しています。

桜の木周辺の農道というか林道は非常に狭いため、一方通行です。

道路法によるものではなく、ご協力お願いしますねみたいなローカルルール。
ただ、無視して対向車が来た時に気まずいため守った方がよさげです。

周辺には民家や畑が点在しているものの、まあまあ山間なのでイノシシくらいなら出るかもしれません。

桜の期間中は、一本桜から100mほどの空き地が臨時駐車場になっていました。

上ノ平の一本桜駐車場

東屋付近のスペースも駐車場ですが、テールランプやブレーキランプなどの赤ライトや車体が写り込んで邪魔なので臨時駐車場に止めて欲しいというのが本音です。

上ノ平桜
上ノ平の桜トイレ

東屋横に仮設トイレもあります。
頻尿の民にはうれしい点。

田舎町とはいえ市街地に近いので、データを見ると特別好環境ではないようです。

空の明るさ

……が、東側の空はわりと暗いのか星が良く見える不思議な場所。

南側に近づくにつれて光害が強くなるので、処理がちょっと面倒ではありますね。

「西側も撮りたい」とか上で言ったものの、市街地の光が明るすぎて難しいかもしれません。

一本桜と天の川

上ノ平の一本桜と星

この時期定番の、夜半過ぎに昇ってくる天の川と桜を撮影しました。

月齢は10。やや明るすぎる気がしたものの月は完全に西へ傾いていたので、桜をいい感じに照らしてくれるんじゃないかな~という期待がありました。

そしたらびっくり。

3時過ぎに沈むはずが、1時くらいに到着したときにはすでに山の端に隠れかけているではありませんか。

近くに高い山があるとこうも月入りが変わるんですね。

それでも桜の色はそれなりに出たので結果オーライです。

桜の西側には二股になっている道があり、できれば道2本を入れた構図にしたいなーと考えていました。

上ノ平の一本桜
理想構図

けれど、道の際か道路の真ん中に三脚を立てないと2本の道を入れるのは難しそうです。

構図を探りたかったものの、気づいたら10人ほど撮影者が来ており動ける状態ではなくなってしまいました。
もっと早めに来ていればよかったと反省。

上ノ平の一本桜と星
人いっぱい!

また、桜前の道路は定期的に車が通り、長時間の三脚設置はできなさそうです。

写真右の影分身おっちゃん(?)もちょくちょく避けていました。轢かれるからね。

車が通るたび写真が白飛びしてしまうので、一通通行の方向が逆になってくれればいいのですが……。

どうせ夜間に通る人は桜を見に来る人で夜明けまでいるでしょうし。

うまいこと絞れば、テールランプも光跡として入れられるかもしれませんが難しいところ。

薄明前に半端なパノラマにも挑戦しました。

上ノ平の一本桜と星

南側には家々が連なり、この明りも真っ暗な田畑よりアクセントになっていてよい感じです。

周辺を広く撮ると桜の存在感は薄くなってしまうものの、桜が街を見下ろしている雰囲気は伝わるのではないでしょうか。

北の空で星グル

上ノ平の一本桜と星

ちょうど大ぶりな枝の先に北極星があり、星グルも撮ってみました。

右下の枯れすすき(?)が高すぎるので縮んでほしいところではありますが、おおむねよし。

西側から撮るカットと比べこちらはアオリ構図で、より桜の圧というか堂々たる姿が伝わる気がします。

なだらかな坂には車が通るとビームの軌跡ができるので、別カットで撮っておけばよかったと後悔しました。

まとめ

桜の開花が異様に早かったわりに、この夜は寒かった記憶があります。

たしか夜が明けてみると、早々に咲いた足元のムスカリに霜が降りてぐったりしていたような……。

まあ、それはさておき天の川の構図がイマイチだったのと、西側がどう撮れるのか気になるのでまた訪れてみたい場所です。

伊那方面といえば「高遠城址公園の桜」が有名ですが、周辺の有象無象(などと言えないほど素晴らしい場所がたくさんある)の方が落ち着いて見られます。

近場だと六道の堤、中曽根のエドヒガンも一緒に回れそうでしょうか。

他にも行きたいスポットは山ほどあるものの、好条件な日も開花日も限られているのが厳しいところ。

どこでもドアが欲しい。もしくは分裂したい、などと思う忙しない日々が今年も近づいてきました。

今年はどこの桜を見に行こうか……。

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