ついにJR紀勢本線に乗ることができました!
どうもこんにちは、あまぼしすずめ(@S_amaboshi)です。
車窓から海が臨める景色を見たい……と思いながらも、県外に出ないと叶わない。
そんななか9月上旬に行った青春18きっぷ一人旅では、念願の紀勢本線に乗ることができました。
以前より「海が見える車窓がきれい」と評判の紀勢本線。
和歌山県和歌山市駅から三重県亀山駅間の紀勢本線ですが、今回は新宮駅から紀伊田辺駅間に限定し、そのなかでも特にいいと思った海の見える車窓を紹介していきます。
どの区間で海の見える景色が広がるのかもまとめましたので、紀勢本線に乗る際には参考にしていただければと思います。
実際に写真を撮ることの出来た区間では、写真付きです!
Contents
紀勢本線 紀伊田辺~新宮
紀勢本線は三重県の亀山駅から、和歌山県和歌山市駅を繋ぐ鉄道路線です。
亀山駅から新宮駅(和歌山県新宮市)はJR東海道、新宮駅から和歌山市駅間はJR西日本の管轄であるため、新宮駅はふたつのJRの境界駅でもあります。
和歌山駅から新宮駅までの区間には、きのくに線という愛称も用いられています。
今回紹介するのは、紀伊田辺(和歌山県田辺市)から新宮駅にある下記の29駅。
紀伊田辺駅 ― 紀伊新庄駅 ― 朝来駅 ― 白浜駅 ― 紀伊富田駅
椿駅 ― 紀伊日置駅 ― 周参見駅 ― 見老津駅 ― 江住駅
和深駅 ― 田子駅 ― 田並駅 ― 紀伊有田駅 ― 串本駅
紀伊姫駅 ― 古座駅 ― 紀伊田原駅 ― 紀伊浦神駅 ― 下里駅
太地駅 ― 湯川駅 ― 紀伊勝浦駅 ― 紀伊天満駅 ― 那智駅
宇久井駅 ― 紀伊佐野駅 ― 三輪崎駅 ― 新宮駅
海沿いを走る区間が長いため海を臨める駅や、車窓から海が見える場所がいくつかあります。
しかしリアス式海岸が発達していることや、トンネルも多いことから、ずっと海が見えているというわけでもありません。
思った以上に山中を走ります。
串本駅から新宮駅間は明るい時間帯に訪れることができたので、実際に撮影した車窓写真も交えながら絶景の車窓を紹介していきます!
悪天候+逆光なので、爽やかな海! という感じではないです汗
紀伊田辺~新宮の絶景車窓5選
紀伊有田駅~串本駅
海が見える区間は決して長くはなく、ほとんどが内陸の山中を走行してしまいます。
しかし串本駅付近に限っては、国道42号線沿いに入り江を見渡すことができます。
こちらは串本駅方面からの車窓動画になりますが、トンネルを抜けてから広がる鬮野川(くじのがわ……漢字やべぇ)の終わりと掛かる橋、海の周り。
湾に沿うように走行する数秒間がたまりません!
古座駅~紀伊田原駅
古座駅~紀伊田原駅間では、広がる岩場と荒々しい海を眺めることができます。
古座駅の付近では、海へと流れる大きな古座川にかかる橋も見られます。
紀伊浦神(きいうらがみ)駅~下里駅
海と、そこで生きている町という風景が一番きれいだなぁ、と個人的に思ったのが紀伊浦神駅から下里駅の区間です。
海沿いの町は瓦屋根の家が多いですから、なんだか風情がありますよね。
また海岸から砂浜まで、広い範囲で海が見える車窓が続きます。
三輪崎駅~新宮駅
三輪崎駅~新宮駅の区間は、新宮駅付近以外はほとんど海に面して走っています。
そのため木々がところどころ邪魔をするものの、長い間車窓には海と砂浜だけが広がる景色が続きます。
またそびえ立つ岩場と奥に広がる海、というロケーションが一瞬だけですが楽しむことができます。まさに圧巻!
紀伊田辺~新宮間で海の見える区間一覧
地図を見てもわかるように、紀伊田辺駅から朝来(あっそ)駅間は、街中や住宅街を走るため、海は臨めません。
また以南、紀伊日置駅までも走るのは山の中になります。
ここら辺は海は見えませんが、田園風景が綺麗なためそのまま窓の外を眺めていても楽しめます。
紀伊田辺駅から新宮駅までの間で、駅が見える区間を一覧にしてみました。
少しでも見えているところは○、街中や山中を走る区間は×で区分けしてあります。
紀伊田辺駅
×
紀伊新庄駅
×
朝来駅
×
白浜駅
×
紀伊富田駅
○
椿駅
×
紀伊日置駅
×
周参見(すさみ)駅
○
見老津駅
○
江住駅
○
和深駅
○
田子駅
○
田並駅
×
紀伊有田駅
○
串本駅
○ ……①
紀伊姫駅
○
古座駅
○
紀伊田原駅
○
紀伊浦神駅
○
下里駅
×
太地(たいじ)駅
○ ……②
湯川駅
○
紀伊勝浦駅
×
紀伊天満駅
○
那智駅
○ ……③
宇久井駅
○ ……④
紀伊佐野駅
×
三輪崎駅
○
新宮駅
① 串本~紀伊姫間は、わずかな時間ではありますが、唯一車窓から橋杭岩を見ることができる区間になります。
② 太地駅~湯川駅
③ 那智駅~宇久井駅
④ 宇久井駅~紀伊佐野駅
YouTube車窓動画で見直していても、串本~新宮間の方が長く海が見られるように思います。
トンネルや木々が視界を塞いでしまうものの、やはりところどころで海が覗くので目が離せません。
紀伊田辺~新宮間で海の見える駅
紀伊田辺から新宮駅間では、車窓だけでなく駅からも海が見える駅が存在します。
それが以下の3つの駅です。
見老津(みろづ)駅
国道42号線沿いに位置している駅で、ホームを下り立つとすぐ目の前に枯木灘と呼ばれる海岸が広がります。
左手には戎島、正面や左手には大小の岩礁が散らばり、海を身近に感じることのできる駅です。
1日の乗降数は十数人程度の無人駅で、駅舎には駅ノートが設置されています。
和深(わぶか)駅
海沿いにあるわけではありませんが、高台に位置しているため見老津駅と同様に枯木灘を見下ろすことができる駅です。
駅の下には、海と山に挟まれた漁港の集落が存在しており、熊野枯木灘海岸県立公園に属しする一帯は景勝地になっています。
駅には古くからの木造駅舎がありますが、1985年に無人化されました。
湯川駅
ホームは広くしっかりとした造りをしていますが、1日の乗降数は10人程度の無人駅。
駅は湾の形にそってわずかに湾曲していて、ホームからは湯川海水浴場の広がる砂浜を臨むことができます。
まとめ
実際に車窓を見て乗車していたのは串本駅から新宮駅の1時間ほどなのですが、とても充実した時間でした。
トンネルで一旦カメラを構えるのをやめたら、「トンネルを抜けるとそこは海原であった」みたいな感じで慌ててカメラを構えたり。
車窓をは見るのも撮るのも楽しいです。
新宮駅以北もまた記事にしたいと考えているので、ぜひそちらもチェックしてみてください。
以上です。
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