No book, no life.
どうもこんにちは。
月に10冊は本を読むニート・あまぼしすずめ(@S_amaboshi)です。
……何も生かせていませんねえ。
だいぶ不安になる始まり方ですが、今回は読書術について書かれたおススメの書籍を紹介します。
本を読むなんて日本語がわかれば誰でもできるよ
と思うかもしれませんが、実はそうでもありません。
日常的に読書をする人もそうでもない人も、以下のような経験はないでしょうか?
- 読書をする時間がない
- 読み切れずに放置してしまった本がある
- 読んだ記憶はあるけれど本の内容が思い出せない
- どんな本だったのか訊かれても上手く説明できない
私も『ただ読んだだけ』という本がいくつもあります。
中でもビジネス書や自己啓発本は、書かれた内容を実践してこそ意味があるもの。
内容を覚えていないということは、当然実践もできていないものかと思われます。
それではまったく意味がありません。
というわけで今回は、
- 本を読み切る力
- 身になる読書の方法
- 本の内容を覚えておける力
の3つの力がつく読書術を紹介した書籍と、その要約を紹介していきます。
(要約は後編)
最初に言ってしまうと、10冊読んだ読書本の中でも特によいと思ったのはこの3冊。
- レバレッジ・リーディング
- 知識を操る超読書術
- 読んだら忘れない読書術
理由も含め内容を紹介していくので、なかなか本が読み切れない人や、読書の内容を覚えていられない人はぜひ参考にしてみてください。
Contents
実用書は効率的に読んでいい
以前から小説はよく読んでいたのですが、ノンフィクション系の本、つまり実用書的な本はあまり読んできませんでした。
しかし最近になりそのような本も読むようになり、
と感じるようになりました。
「文学と違い実用書は『効率』を重視してよいのではないか?」という考えから、読書術の本を何冊か読んでみるにいたったのです。
すると共通して書かれていることなどがいくつかあり、小説以外の本の読み方というのを大まかに理解することができました。
以前より読書の習慣がしっかりつき、1週間で3、4冊の本が読めています。
内容も、簡単な説明ができるくらいには覚えています。
そんなわけで、読書は『正しい方法』で行うことが大切だということがわかりました。
読書の効果についてはここでは触れませんが、正しい読書方法を身に付ければより多くの本を読み、たくさんの知識を身につけることができます。
人生における大切なスキルだと思いますので、ぜひこの機会に身に着けてみてください。
読んでみた読書術本10冊
もう少し読んでおきたいな、とは思うものの、とりあえず読んでみた読書術の本です。
サッと紹介していきましょう。
読んだのはこちらの10冊
- 本を読む本(M.Jアドラー)
- 読書について(ショーペンハウアー)
- マンガでわかる東大読書(西岡壱誠)
- 小学校では学べない 一生役立つ読書術(斎藤孝)
- 読書の技法(佐藤優)
- 20代の読書が人生を決める(本尾読)
- 読書する人だけがたどり着く場所(斎藤孝)
- レバレッジ・リーディング(本田直之)
- 知識を操る超読書術(Daigo)
- 読んだら忘れない読書術(樺沢紫苑)
おススメの3冊を早く知りたい方はコチラからどうぞ。
読書本の古典2書
読書本の古典とも呼ばれる2冊も、一応読んでみました。
M.Jアドラー氏の本を読む本。
そしてショーペンハウアー氏の読書について。
読書について (光文社古典新訳文庫)
(※ 光文社を選択したのは、たまたまAmazonアンリミテッドにあったからです。岩波文庫から出ている方は未読)
『本を読む本』は「分析読書」という技法を中心に、良書との向き合い方について書いています。
まず本がどんなジャンルなのか分類し、大筋を把握したら、キーワードなどから本の主題・および作者の意見を見抜く。
最後まで読んだあと、著者に賛成するか反論するか自分で判断を下し、その際反対であるのなら根拠を示さなくてはいけない。
というのがざっくりとした分析読書のやり方になります。
数ある読書術本がこの2冊を根幹にして書かれているといっても過言ではないので、本質を述べている本ではあるのですが……
シンプルに難しいです。
現代文の評論を読んでいる気分になります。
読んでいる途中で何度か寝ました。
これは本が悪いのではなく確実に自分の力不足なのですが、まあ古典ということもあり言葉遣いが難解なんですね。
ここに書かれていることをより噛み砕いてわかりやすくしたものが現代の著書なので、難しいと思ったらまずはさらっと読む程度にとどめておいて良い気がしました。
こういう本も難なく読めるようになりたい……。
読書に慣れていない人におすすめ
普段からあまり本を読まない人、読書に苦手意識を持っている人におススメなのが次の2冊。
マンガでわかる東大読書
ある「読書術」を身につけたおかげで、偏差値35から東大へ合格できた西岡壱誠さんの著書……の漫画版。
元になったのは、『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』
学生時代の偏差値は35。
勉強とは無縁の生活を送る23歳の東くんが、ふとしたきっかけてで書店の美人ねーちゃんに読書会に誘われるけど――という話。
東くんの前に現れた読書の神々とともに、正しい読み方を学んでいくというスタイルで、漫画なのですんなり入ってくる。
活字が苦手な人はまずこれから読んでみたらよいでしょう。
小学校では学べない 一生役立つ読書術
もう一つは『小学校では学べない 一生役立つ読書術』
「小学校では学べない」との通り、小学生向けの本。
とはいえ、内容自体はその他の読書術本でも書かれている大事なエッセンスをちゃんと詰め込んでいます。
マジで読書が苦手な人は変に小難しい本は挫折の可能性があるので、このレベルから読んでみるのもアリかもしれません。
斎藤孝さんは教育者ということもあり、人にわかってもらう・教えるという書き方を徹底していると思いました。
大人向けとしては『読書する人だけがたどり着く場所』
斎藤さんは一貫して、情報・実用としての読書というよりは、人格を磨く教養としての読書を説いている方です。
物事の本質を見極める力や、人生を豊かにするための考えはどうすれば身につくのか?
成功したい・ビジネスに役立てたい、という短期的な目線のさらに上、人生と読書を結びつけるような内容。
本当に読書が好きな人におススメの一冊になります。
ちょっとクセが強い
読んでみてクセが強いというか、著者の主張や思想が濃すぎると思ったのは次の二冊。
おすすめ度は低めです。
読書の技法
著者の佐藤優さんは、在ロシア日本国大使館や外務省での勤務を経て、鈴木宗男事件で逮捕されたいろいろな経歴をもつ人。
すごい人ではあるのですが、『読書の技法』が自らの体験エピソードを中心に書かれているため、再現性が低いのです。
読書術の本というか、もはや自叙伝的な読み方をした方がいいのかもしれません。
「まずは基本書で知識をつけてから」という読書方法には頷けました。
20代の読書が人生を決める
20代の生き方(やっておくべきこと)について100つほど説いた本。
読書を中心に、人との付き合い方、恋愛、人生観などなど幅広く書いており、読書術のほんというよりかは生き方指南本的な扱いだと考えました。
ちょくちょく右寄りなのかな……?みたいな思想を感じる記述があるのが気になるところ。
(右でも左でも、政治関連でない本に政治的思考が見え隠れするのがあまり好きではない、という個人的な意見です)
ただ、「人を幸せにする人がもっとも幸せになる」という一文はいい言葉だなと感じました。
バランスがよい3選
次の項で具体的に紹介するので、とりあえずは名前だけ。
- レバレッジ・リーディング
- 知識を操る超読書術
- 読んだら忘れない読書術
私が読書術本の中でもっともおすすめする3冊になります。
最強の読書術本おススメ3選
いくつかの本を読んで思ったことなのですが、結局のところ、
という答えに具体的な答え(読み方)を与えてくれる読書術本こそが初心者にはよいのではないかという結論にいたりました。
抽象的より具体的。
というわけで、
- 読書をあまりしない人にも薦められる
- わかりやすく具体的
- 普遍的かつ実践しやすい
という3点から選んだのが、この3冊になります。
- レバレッジ・リーディング
- 知識を操る超読書術
- 読んだら忘れない読書術
レバレッジ・リーディング
有名ブロガーのヒトデさんが紹介していたことをきっかけに読んでみました。
著者は実業家の本田直之さん。
レバレッジシリーズとして人脈術や時間術といった本も出ていますが、今のところ未読です。
レバレッジとは少ない力で大きな成果を出すこと。
本書では「本には先人の知恵が詰まっているから、『1冊の本で10倍~100倍のリターンを得ることができる」という意味で用いられています。
以下の3つを主軸にした読書方法が書かれており、これらの具体的な方法に関しては後編にてまとめます。
- 速読より多読
情報の取捨選択をし、たくさんの本を読む力をつけることが大切 - 本選びについて
自分の明日に役立つ本を読むべきである - 本を読んだら
重点をまとめ、何度も反復して自分のものにする必要がある
2006年の本なので、電子書籍については触れられていない点がちょっと残念です……。
1冊の本のうち、重要なことは20%しかない。
そのうちの8割――つまり16%をその本から得られればよい。
という話にはハッとさせられました。
知識を操る超読書術
言わずとしれたメンタリスト・Daigoさんの本。
この方の読書部屋って見たことありますか?
ニコニコとかyoutubeの撮影所として一番使われている部屋なのですが、蔵書の数がハンパないんですよね。
1日20冊とか読むようで、そんなDaigoさんが行っている読書方法をまとめた1冊になっています。
- 読書はする前から始まっている
- 理解力と記憶力が高まる読み方
- より効果的なアウトプット方法
5章編成で、主にこの3つについてわかりやすく解説してありました。(要点は後半)
図や下線、フォントの装飾などレイアウトが凝っているので、文字ばかりの本が苦手な方でもブログを読んでいる感覚ですんなり読めます。
Daigoさんはエビデンス(科学的根拠)が大好きな方なので、裏付ける実験や論文等が多数紹介されており、根性論でないところが好きです。
読んだら忘れない読書術
精神科医兼作家として活躍する樺沢紫苑さんの著書。
この方の本は『アウトプット大全』が出たときに読んでからちょくちょく目を通すようになりました。
記憶定着という点を主題に、忘れない読書の方法を読む前から読んだあとまでサポートしてくれています。
- 記憶に残るアウトプット術
- 1日最低15分、スキマ時間で読書をする方法
- 本の選択術
やや章立てが多く感じますが(全8章)、主にはこの3つが語られています。
内容はかなり具体的で再現しやすいですね。
「読んだんだけど内容をする忘れちゃう」という方にぜひ読んでいただきたい一冊です。
まとめ
今回はおススメの読書術本についてでした。
「年収が高い人の大半がたくさん読書をしている」という、私が言ってもまるで説得力のない言葉があります。
多くの成功者が「読書はいいぞ~」と口を揃えて言うので、事実そうなのでしょう。
私も本を読み、それを実践してどうにかこうにか生きていきたいものです。
さて、そんなわけで次回は、これらの本に共通して書かれていた『読書をするうえで大切なこと5点』をまとめていきたいと思います。
……まあ、実際に読んでみるのが一番なんですけどね笑
「読書術本ってどんなの?」と気になる方はとりあえずこの記事を読んでから判断してみてはいかがでしょう。
ではまた次回。
つづく
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